徳島県自治研修センターにて、
2日に分けて、保護者対応研修を担当してきました。
近年、かかわりが難しい…と
現場が頭を悩ませてしまうケースも増えてきているとのことで、
事前アンケートで上がってきた声をレジュメに散りばめながら、
・信頼関係緒を築きやすくなるワーク
・変化を受け入れるまでの混乱について
・保護者目線で受け取りやすくなる伝え方
・保育者の感情のケア
・保護者の答えに寄り添うコーチングのワーク
などを行いました。
参加者の様子を見ていて急遽加えたワークや
エピソードもあり、ボリューミーな時間となりました。
何より、保育者の心を守る感情の味わい方が印象的だったようです。
「明日からできることが見つかりました」と
終了後アンケートの声からも足取りの軽い感じが伝わってきました。
がんばっている皆さんのお役に立ててうれしいです。
<参加された方の声を一部ご紹介いたします>
“保護者の方への関わり方がよく分かり、覚えたことを実際の保育の場で実践したいと思いました。
不安に思っていることや気になっていることも事例として挙がったので、勉強になりました。”
“グループでのディスカッションがたくさんあり、はじめは苦手だなと思っていましたが、
いろんな先生方の話をきくことができたり、保護者対応に生かせることだったりして、
とてもよかったです。
また事例もとても身近なもので、こういうときどうすればよいか、よくわかり勉強になりました。”
“講師の先生が明るく話して下さるので、とても聞きやすかった。
また、パワーポイントが見やすかった。
“ペーシング”という言葉を学んだので、明日からすぐ活かせると思った。”
“まさしく現場で今、悩んで困っている私の心によりそってくれた内容でした。
嬉しかったです。”
“保護者との円滑なコミュニケーションについて学ぶ中で、
保護者の気持ちに共感してペーシングしていくことが大切だと感じることができました。
どうしても距離を感じる保護者には、こちらもみがまえてしまったり、
話しずらい雰囲気になることがありますが、会話を続けていくことがまず大切だと思うので、
明日から会話を大切にしていきたいです。”
“参加するまではクレームがくると「なぜ、わかってくれないの」と
こちらの思いばかり感じていたが、どんな理不尽なクレームでも、
その奥に「ねがい」が隠れていることがわかった。
自分の思いを伝える前に、相手の思いをじっくり聞くことがまず大事だと思った。”
“難しい保護者の対応に困っていたので、その人の背景をとらえる、
心の本音に寄り添うということの大切さを学びました。
その人が何を思っているのか、
何を必要としているのか、そこを理解してあげたいと思いました。
ペーシングが難しそうですが、やってみたいと思います。”
“グループでの実演をしてみることで、客観的に見ることもできたし、
初めて会う方と色んな情報交換や共有ができて大変よかったです。
頭をフル回転させたので、忘れないようにメモしたことを見返し、実践していけるようにしたいと思います。”
受講する前は、普段の保育や関わりのなかで自分が不十分な所を猛省することになるんだろうと
緊張していたが、受講してとても前向きになれた。
保護者との関わりが悩みで、経験が少ないこともあり、どういう切り口で話をすれば良いかや、
どんな対応をすればいいか、いつも不安でしたが、今日教えていただいた
ペーシング、コーチングをできるようにしていきたいと思いました。
“今日はありがとうございました。
批判と捉えずリクエストとして捉え直す事は、
感情がヒートアップしている時はむずかしいですが、先生に教わったように一度感情を味わい
自分の気持ちを大切にして対応していきたいと思いました。
一緒に子育てをしていくパートナーとして、一緒に物事を考え、
良い方向に導いていきたいと思います。”
“コーチングを実際にやってみることで、聞き手の役割の重要性がよく分かった。
切り込んでいくタイミングを、しっかりつかみたい。”
“子どもと同じように、保護者とも毎日関わる仕事なので、
話しの仕方やどういったアプローチの仕方をすれば良いのか、悩むことも少なくないです。
なので今回先生の話しを聞き、自分だけでまず抱えこまず、
また、すぐに答えを出そうと焦る必要はないのだと感じ、少し気持ちが軽くなりました。
またすぐに実際できる話し方も教わり、来て良かったなと思います。”
“相手の感情に揺らぐことなく、自分の感情(感情モニタリング)をし、
自分の心も守ってあげることが、一番心に残りました。
明日からできることでもあります。
若手の先生にも伝えてあげたいです。”
“先生のエピソードをまじえながらのお話は、具体的でわかりやすかったです。
理想を考えたり、聞くことをこれからしていきたいと思います。”
発達心理学を踏まえた人生の課題がよく分かりやすかった。
“ワークを間にはさみながら進めてくださったので、
より深く理解でき、実践につなげそうである。
まずペーシングでしょうか。”
“貴重なお時間をありがとうございました。事例をたくさん挙げて下さったので、
対応の仕方など、目からウロコの部分が多く、
とても勉強になりました。”
“1番の感想として、松原先生の話し方・話し声がとても心地よく、
スッと心に入ってきたように感じました。同じ席の方々と話し合ったり、
ワークショップを行うことで、とても話しやすかったし、楽しく学べた。”
“コーチングをする事で、理想やどうしていきたいかなど明確になったことが印象的でした。
保護者との会話の中から情報を集めていくことの大切さも感じました。”
“コーチングの能力は保育士にとって重要だと思いました。
どうしても、こちらの意見を押しつけがちになってしまうので…。”