UmehanaChildcareCommunicationsは「大人が輝く背中を子どもに見せる」をモットーに、保育者のやりがい促進・継続支援・離職防止へ向けた研修をしています

栃木県南部幼稚園の地区合同青年部研修会にて女性職員・保護者とのコミュニケーション

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栃木県南部幼稚園の地区合同青年部研修会にて、
女性職員・保護者とのコミュニケーション円滑化を切り口に
講師を担当させていただきました。

当日、レジュメを用意はしたものの
開始前からみなさん 積極的にご自身の悩みを打ち明けて下さり。

少人数の勉強会ということで、
レジュメは骨組みのみ握って手放し、その時々の質問にお答えしながら
ワークを織り交ぜての、あっという間の2時間でした。

今回コアとなったテーマは
「男女のコミュニケーションのちがい」。

最近私がしみじみ感じているのは、
自分が男っぽいということ。

もしかして、女性っぽいコスプレをするのが趣味なんじゃないかな?
~と考えることがあります。

そんな私は、ここの施設長になった一年目、
納得が行かない女性部下とのやり取りがあり、
時系列で出来事ややりとりを書き出して周囲に理解を求めていく中で
「先生は正しいかもしれないけど、それじゃあ人はついてこない。」
~といわれ、本人に悔しいながら土下座をし。

正しいってなんなんだろう?
自分のお役目って、いったいなんなんだろう?
と、どーーーんと落ち込んだことがあります。

そう。
女性は、感情の生き物なのです。

もともとは感情的な気質の私も、
児童養護施設を辞めてコーチングを学び
個人事業主として自分の講座や取り組みを社会に提案する中で
起業・事業づくりのプログラムを受講して、理路整然と
ニーズ・ベネフィット・ターゲットから提案を行うことを習慣づけていたのですが・・・

部下の360度フィードバックの結果からは、
「エゴが強い」「独裁的」「出世欲が強い」「自己中心的」と、まぁ
なんともひどい評価が下されました。

そんなわけで、頭で考え 正しいことを行うのではなく
共感し合い、共に考えて創り出す運営へと
保育園の施設長としては、心掛けを変えていく経緯がありました。

今では、私はうちの職員全員の彼氏くらいの気持ちでいます。

「先生、ちょっといいですか?」
「なんだい、ハニー?」

~そんな気持ちです。

そんなこともちらほらと織り交ぜながら、
楽しい勉強会&懇親会の時間を過ごさせていただきました。

<参考までに、当日のレジュメの流れ>

1.現状~本日の流れ

<保育現場でのコミュニケーション>
・男女の捉え方・コミュニケーションのちがい
・女性は感情の生き物 ~ 論より感情!
・現場のニーズは「見てほしい」~現場を、自分を認めてほしい
・聞いてほしい ~ 気持ちを聞いてほしい
・自分に分かる言葉で話してほしい
・経営者と現場の視点のちがい
・難しい話は苦手(お金・システムなど)
・お互いに「こうありたい」価値観を持っている

<保護者とのコミュニケーション>
・核家族化し、周囲に相談できる存在がいない
・HELPを出してはいけないと思っている
・コミュニケーションに慣れていない
・忙しくて心に余裕がない
・親という立場・役割が理解できていない
・不器用で人と関係性を作るのが苦手

●本日扱うテーマ●

・日常のコミュニケーションを見直す
・モチベーションUP
・伝え方(言語化する)

2.日常のコミュニケーションを見直す
・相手の意見を尊重
・感情に寄り添う
・聞いてほしい気持ちに寄り添う
・気軽に声を掛け合える関係づくり
・心に余裕を取り戻すコミュニケーション

<日ごろ感じていることを、書き出してみましょう!>

<ワーク>
話し手:書いてみて感じたことを話す
聞き手: 3つの聞き方
オブザーバー:観察・気づいたことを後で共有

●ペーシング
無意識の部分を相手に合わせることで、相手が心を開く
(信頼関係のベースを整えること)
・笑顔(あなたの存在を受け入れていますよ、のサイン)
・呼吸・言葉・場・仕草・声の大きさ/高さ・視線・ペース)
・あいづち・うなずき
(「あなたの話を聞いています」「理解しています」)
~を相手に合わせること
*ペーシング体験・感想・活用できそうな場面

●観察・フィードバック
<観察>
相手は、自分の状態になかなか気が付かない。
客観的に様子・気持ちの変化・表情の変化を観察すること。

<フィードバック>
観察によって感じたことを伝えること。
発しているサインを受け止め、伝えることで、
相手に気づきや変化が起こる。

3.モチベーションUP
・見てほしい、認めてほしいという気持ちを満たす
・安心感から、心を開きやすくなる
・Helpを出しやすい関係性づくり
・メンタルトラブルを未然に防ぐコミュニケーション

●承認
相手の存在を認めること
承認は、心の栄養になる。心が温かくなるような承認の言葉かけを!
→自信が付き、モチベーションが高まる

2つの承認:「無条件の承認」と「条件付けの承認」

4.伝え方(言語化する)
・現場に分かる言葉で伝えるには?
・お金の話やシステムの話をどう伝える?
・相手と自分の共通の“理想の状態”とは?

<黄金ルール>

<話してみた感想>

5.最後に
~ふだんからのコミュニケーションを大切に!

【き】季節 「桜の花がきれいに咲きましたね。」
【ど】道楽 「カメラがお好きなんですね。最近はどんなものを?」
【に】ニュース 「いま話題になっている○○、行きました?」
【た】旅 「最近、どこか出かけましたか?」
【て】天気 「天気が下り坂で、帰り道が心配ですね」
【か】家庭 「お姉ちゃん、いくつになりました?」
【け】健康 「最近、早寝早起きを心掛けているんですよ。何か意識してますか?」
【し】仕事 「最近、○○組は どんな感じですか?」
【衣】衣服 「そろそろTシャツの季節ですね!」
【食】食べ物 「駅前の○○おいしいんですよ。行ったことあります?」
【住】住居 「○○にお住まいなんですね。いいところですよね。」

いつものコミュニケーションに少しだけ配慮をプラスして、
笑顔の循環を創っていきましょう!

<参加者の声を一部、ご紹介します>

期待以上の内容でとても参考になった。
日々の生活・業務のため、実践してみたいと思うことが合った。
女心が少し分かった。

ペーシングのワークで
いつもの接し方がいかに雑であったかが理解できました。

ふだんから何気なく使っていながら、
いざという時にはすぐに出ないコミュニケーションも
承認を織り交ぜながら行えば
上手に女性職員と付き合っていけそうな気がしてきました。

コーチング等の様々なテクニックや技術、実際に職員と話した時の経験等、
とても参考になりました。
また各自の細かい質問にも丁寧に対応いただき、ありがとうございました。

嫌な態度で話しを聞かれた時の辛さは想像以上でした。
無意識にそのような態度をとらないよう、気をつけたいと思った。

女の先生から目線の話を単刀直入に聞くことができて、
非常に勉強になりました。

色々と印象に残ったフレーズ・言葉がたくさんありました。
「しゃべって出させてあげる⇒本当はどうしたいの?
(自分で出した答えに責任を持つようになる)=コーチング」
「愚痴⇒願いに転換・翻訳」
「言い方はどうでもいい、愛が伝われば。」

誰かに相談を受けた時、意見されたときには
なんらかの「リクエスト」があるということが印象に残りました。
相手の気持ちに寄り添って、しっかりと相手の気持ちを汲みとらなければ
そのリクエストにこたえることはできないだけでなく、
相手が本当に伝えたいことは聞き出せないと考えさせられました。

テクニックはもちろん必要なことですが、
まずは人と人が関係を築くことが重要だと感じました。

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