UmehanaChildcareCommunicationsは「大人が輝く背中を子どもに見せる」をモットーに、保育者のやりがい促進・継続支援・離職防止へ向けた研修をしています

保育士コミュニケーション講座「保護者と信頼関係を築くコミュニケーション」

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保育士コミュニケーション講座
「保護者から信頼されるコミュニケーション」
~保育の様々な場面に生かせるペーシング~
を開催いたしました。

当日は4月から働き始めた方が
保護者とのかかわりを学びにいらしたり。

ベテランの先生がふだんのかかわりや
指導の視点を見直しにいらしたり。

これから働く方が心構えと学びのためにと参加され。

私自身の失敗体験を踏まえ、
保護者と信頼関係を築く上で大切と感じていること・
実際に戸惑う場面について
心理学やコーチングのワークを織り交ぜて展開する
2時間半となりました。

以下、レジュメからご紹介します。

1.保護者対応、保育士としての信頼につながるきめ細やかなかかわりとは?
   新しい子どもたちとともに、新たな保護者との関係性づくりもスタート!

 ・子どもを介して保護者と共有する情報
 ~子どもの状態、お家での出来事、食事の状況

 ・家庭との連携が、子どもの育ちに大きな影響としてつながっている
 ~信頼関係が結ばれている大人の背中から、子どもは信頼を学ぶ。

 ・普段の信頼関係が、
  いざという時に声が掛け合える安全ベルトになる。

 ・・・とはいえ、
 「先生として受け入れられていないのではないか・・・?」
 「何を言っても軽く聞こえてしまうのではないか?」
 ~といった不安から、ぎこちなさが出てしまうことも・・・。

 <保護者対応で戸惑いを感じる場面>

 EX1.何気ない雑談で、どう話をしていいのかわからない
 ・雑談はふだんのかかわりの中で子どもの様子を知ってもらう絶好の機会
  ~とはいえ、保育士としてきちんとした対応ができているのか、不安・・・。
  ~どう返していいのか、わからない・・・。

 EX2.質問をされたときに、上手く対応が出来ず戸惑ってしまう
 ・分かることは「一つの絵を一緒に眺めるように」説明する
 ・分からないこと・曖昧なことは「確認をしてからお伝えします」
  ~きちんと伝わったか?納得できたか、心配・・・。
  ~上手く対応できず、結局先輩に頼ってしまう・・・。

 <講座の最後に目指す状態>
 ◆リラックスして、保護者に寄り添うことができる力が身に付く
 ◆相手の本心をくみ取り、
  一緒に解決策を見出すコミュニケーションが図れるようになる
 ◆子どものために大切なことを
  相手が受け取りやすい言葉で伝えていく力が身に付く

 保護者対応で感じていること・講座の最後に目標とする状態

2.本音を引き出すコミュニケーション
・どこに意識が向いているか?
 「(自分は)どう思われているんだろう?」
 「(自分は)どうしたらいいのだろう?」
 ~と、内的対話(自分の中で起こってくる対話)で終始してしまう場合
            ↓
 目の前の保護者は、置いてけぼりの状態。
 *保護者の心の中では、何が起こっているのか?

・いいことを言わなきゃ、と思っていないか?
 相手が求めているのは「いいこと」ではない

・相手が本当に望んでいることは?
 表面的な会話のやりとりから相手側に寄り添い、少しだけ踏み込む。

 【ワーク】
  ●保護者役:
 A「子どもがなかなか寝てくれなくて…。寝不足なんですよね」
  ~と、雑談を持ちかけられた場合

 B「パートから正社員になったんですが、新制度になって、
  変更の仕方がかわるんですか?」~と声を掛けられた場合

  ●保育士役
  1.自分に意識を向けながら、聞く
  2.きちんと聞く
  3.本音を汲み取る 「~と思っていらっしゃるんですね」

 【感じたこと】

 *ペーシング
  無意識に行っている行動を相手に合わせていくことで、
  相手は自分に近いと感じて安心する。
  信頼関係によって心を開き相手の存在・言葉を受け入れやすくなる。

 【ペーシングを活用したワーク】
 「保護者対応で感じていること」について、ペーシングを意識して

3.保護者の本当のニーズを引き出す
 ・不安を解消したい?
 ・子育ての知恵を必要としている?
 ・子どもに関する情報が欲しい?

【本音を汲み取り、理想の状態を質問で引き出す】
 ・どうなるといいでしょう?(理想の状態を引き出す)
  ~漠然としていたところから、考えるきっかけとなる
 ・そのために、どうしていきましょうか?(そのためのアクションを引き出す)
  ~一緒に考えていく態勢ができる

【大切なのは、担任・現場間での共有】
  ~今後の協力体制の土台を作るため、現場で共有していく

4.伝え方
 ・まずは、相手の気持ちに寄り添う
 ・園としてお役にたてそうなこと・提案を伝える
  ●黄金ルール (      ) + (     )+(       )

 EX:持ち物になかなか名前を書いてこない保護者に対して、
   名前を書いてくるよう伝える場面

【伝える内容】

5.本日のまとめ・振り返り

 <話し手>
  ここまでを振り返り、保護者とのコミュニケーションについて感じたこと・
  これからやっていきたいことについて話す
 <聞き手>
  ・どうなりたいですか?
  ・何をしていきますか?
    ~といった問いを投げ掛け、寄り添いながら話を聞く

 保護者との風通しの良い関係性が、充実した保育を支える力となる。
 まずは笑顔からはじめてみましょう!

<参加者の感想を一部ご紹介します>

・保護者に寄り添う、真意を聞くことが人間関係を築くのに本当に大切で、
 良好な関係でお互いがwinwinですね!
 コミュニケーションのコツを教えていただきこれから失敗しながら?
 でも実践できそうな前向きな気持ちになりました。

・2時間半という長さが丁度良かった。
 自分が今まで行ってきた保護者への気持ちを体感出来、
 感じることが多かった。

・ワークショップを行う事で、実体験ができた。
 その中で良かった点悪かった点が見えて、
 すぐに現場で実践できているのが良かった。

・先生の経験をふまえた、楽しいお話に時間を忘れました。

・ぺーシングは難しいものだと思っていたけれども、
 自分が気付かないうちに行っていたことが多かった。
 意識することで、気持ちを自分から相手に向けられ、
 呼吸を合わせて、気持ちを寄り添わせて、本音とニーズを聞き取れる事を学べた。

・ぺーシングと伝え方にある黄金ルールについて、
 大変ためになりました。

・あわてないで、意識を相手に向けて、
 学んだことをいかして気持ちをくみとれるような対応を心掛けたい。

・ペーシングゥが印象的でした。
 あとは、保育の現場でもまれることですね!

・まずは、笑顔で関わり、
 保護者の気持ちに寄り添って保育をしていきたい、
 またチームワークの情報共有を大切にしていきたいと思います。

参加された方の、
「信頼関係は、うす~い毎日の積み重ね。」
~といった言葉が印象的でした。

そうなんです。
だからこそ、毎日が大切。

日々、目の前の子どもと保護者に、丁寧にかかわっていきたいですね。

講座実績

お気軽にお問い合わせください TEL 050-5604-7408 10:00-17:00

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