保育法人Pさんにて、今年の主任向けコーチング研修をしてきました。
主任ではあるものの、役割が曖昧な中でスーパーリーダーとして
園長先生に物申してぶつかってしまう、板ばさみの葛藤があったり。
なかなか指導が伝わらない後輩に脱力したり…。
事前アンケートで上がってきた事例を元に、
Case1.
遅刻が多い後輩。
生活習慣が確立されておらず、飲み会の翌日は寝坊をすることも。
夜中にゲームをしていて起きられなかった、ということもある。
Case2.
会議の時に意見を求められることがあるが、
なかなか言いにくいと感じている。
意見がないわけではない。
今回は、〇〇式に向けてのアイディアを尋ねられている。
並び方や進行など、「こうしたほうがいいのでは」と思っているが、
余計なことを言ってたたかれるのも嫌なので。
Case3.
〇〇行事の担当を任されている。
やることがいっぱいあるのは分かっているが、
何から手を付けていいのかわからず、時間が流れてしまう・・・。
そんな中、できていないことを先輩に尋ねられ、
落ち込んでいる。
~という3つのケースについて、部下役・主任役として
ロールプレイをしながらコーチングをしていただく中で、
「後輩の話を聞いているつもりが、
途中でコーチ役とクライアント役が逆転してしまった!」
「大変そうで、つい後輩の仕事を肩代わりして
自分が大変になってしまった!」
など、事件もありましたが、お互いからの学びが糧になったようです。
最後のみなさんの表情が、輝いてました。
<当日のご感想を一部、ご紹介いたします>
初めてコーチングという言葉、内容を知りました。
実際にやってみると難しいと感じる事が多いですが、
何度も実戦をして身につけられたら、
「自分も相手もやる気がアップする‼」と思いました。
園内での悩みに当てはまる事がほとんどでしたので、
振り返りをしていきたいと思います。
2回目の参加です。
保育の現場で活かせるので、やってみようとは思っていますが、
先生のようにスムーズにはいかず…慣れもあるのでしょうか。
美しい言葉が自然に出るようになりたいと思っています。
コーチングの研修は初めてでしたが、自分の役割が明確に分かり、
ストンと身体の中に入ってきたのが印象的でした。
楽しく4時間があっという間でした。
コーチング、子どもにはできても保育者はなかなかできないな、と思いました。
意識しつつ習慣づけばいいです。
お話をきいている中で、
「職員一人ひとりを大切に」声をかけたり目を向けていくことの大切さを学びました。
研修を通しておだやかな気持ちになりました。
コーチングについての話を聞き、
改めて話の聞き方や雰囲気などを聞き手が作ってあげる大切さを感じました。
“・それぞれの視点と役割の図はとてもわかりやすかったです!
園内でも使おうと思います。
・コーチングの「相手の中に答えはある」納得でした。
(確かに自分でも思いあたるなぁ…と。)”
ケースを元に、セッションした時、
役になりきっている時には余裕なくあまり感じられませんでしたが、
オブザーバーとなった時に目線の動きに人の気持ちの表れがよく感じられました。
言葉の奥にある本当の思いに気づく、
答えは自分の中になるという言葉をきいて
相談=アドバイスをするという思いが少しうすれたのがよかったです。
自信がなく思っていることを言葉に出来ないこともあるので
そこを引き出す方法を学べた。
答えを教えたり、自分がやってあげるより、
気持ちを聞いたり、考えに気付かせてあげるコーチングのほうが、
人を育てる事につながると感じました。
実際に事例を聞きながらどういう声かけをした方がいいのか、分かりやすく伝えていただいたので、今後に生かせると思いました。
コーチングがすごく難しく、
クライアントの話を聞き出す事が上手く出来なかったが、
この研修を通してコーチングの大切さを学びました。
もっと勉強していきたいと思います。
園長と職員と間で悩んでいるということに、共感できました。
頭で考えるだけでなく、対話をして心の中を引き出し
全職員が共感できるような保育をしていきたいです。
松原先生の明るい人柄と声のトーン、楽しいお話と、
コーチング研修以外にも魅力たっぷりでした。
コーチングの内容は実践がとてもむずかしかったですが、
1つずつでも出来る事を増やしていきたいと思います。(ワーク)