新潟県自治会館別館にて、
「保育士・幼稚園教諭のためのコミュニケーション力向上研修」
を担当してきました。
ここ4年ほど担当させていただいており、
受講者の口コミで人数も少しずつ増えてコミュニケーションの良い循環が連鎖しつつあります。
とはいえ、年々保育者を取り囲む状況は少しずつ変化し、課題もさまざま。
「電話口で保護者にクレームを延々と言われ、保護者対応が怖くなってしまった。
電話越しの場合、どう対応をすればよかったのか?」
~といった質問もあり、
まずは本音を掘り下げ、胸に抱えている思いをすっきりしてもらうためにも
コーチングのアプローチが有効であること。
ちなみに・・・コーチングのセッションは通常、電話で行うことが多いため
電話対応の時こそ、相手の息遣いや心に耳を傾けることに集中できること。
本心を受け止めたその上で、
園としてどうして行くのかをみんなで話し合うことが大切であることなどをお話させていただきました。
その他にも、さまざまなグループ間でリアルに抱えているお悩みについて
みんなで共感をしたり、疑問を共有したり、質問をしたりする中で
日常への気づきが広がる時間になったようです。
最前線で頑張っているみなさんの心が軽くなり、
園内のチームワークへの心強さが増していくことを
心より願っております!
<参加者の声を一部ご紹介します>
コミュニケーション力向上なので、堅い感じかなと思ったのですが、
実習もあり、また、人との関わりで一方的にいうのではなく、
受け入れて、どう相手が答えを引き出せるか手助けする
ぺシチングを学ぶことが出来、とても良い講座でした。
一日有難うございました。
松原先生の落ちついた語り口、ユーモアもまじえたお話、
私達の声を肯定的に聞いて下さる雰囲気や姿勢に、
とてもリラックスして楽しく学びの時間を過ごすことができました。
知識だけでなく、実践する事で
より現場でのイメージを持って吸収する事が出来たと思います。
最近何年かぶりに、保護者(祖母- 一応保護者)からの迫力ある言葉をもらったばかりだったが、
そのまま感情を受け入れ、決して自分を責めないという言葉に救われた。
ロールプレイやコーチングなど最初はいやだなぁと感じていたが、
実際にやってみると得るものが大きく、自分の事が客観的に見えてきたり、
相手の思いも伝わりやすかった。
自分がこれまでいってきた現場での対応の見通しと今後の課題が具体的に見え、
とても良かった。すぐにでも現場で使える内容でとても有難かった。
職場の職員間や保護者対応のエピソード、その対処を話してもらえ、
周りの状況や対応を知ることができて良かったです。
自分一人で悩まなくていいこと。皆で考えることで違った答えも生まれることなど、
肩の力を抜いていこうと思いました。
ペーシング~!!”でしょうか、普段何気なくやっていた事かもしれませんが、
これについても意識をもって相手と会話したいと思います。忘れません。
色んな方と現場の話がたくさんできて楽しかったです。
最近、保護者との関係で悩んでいましたが、今日の研修会でお話を聞いて
少しスッキリした所がありました。
「必要以上に傷つかない」今日学んだ事を活かしてそう思えるよう仕事をしていきたいです。”
・他の市町村も同じ現状でいることが分かりました。
なかなか話し合う事のない方々と話すことができて良かったです。
・松原先生の体験談も沢山聞くことができて良かったです。
保育の中で、保護者とのやりとり、園長等、職員とのやりとりがとても苦手です。
今日実践してやってみたことなど少しずつ、自分の物にして、
信頼関係を気付けるように見直していこうと思いました。