UmehanaChildcareCommunicationsは「大人が輝く背中を子どもに見せる」をモットーに、保育者のやりがい促進・継続支援・離職防止へ向けた研修をしています

南丹市「いきいき輝く職場研修」

南丹市にて、
「いきいき輝く職場コミュニケーション研修」
を担当させていただきました。

こちらでは、一月に園長・主任研修を担当させていただきましたが
それを受けて新人・中堅・非常勤の先生たに
午前午後 で3時間ずつ、
二週間に渡り新人から非常勤までの全職員に向けて行う画期的な機会となりました。

今回、新制度への移行や、
求められる「質の高い保育」の変化に揺れる管理職と、
情報が浸透し切れず変化に戸惑う現場(中堅・新人・非常勤)の
連携やコミュニケーションがテーマとなりました。

<当日の流れは、こちらです>

1.保育を取り巻く環境の変化
 ~現場を支えるコミュニケーションの基礎

2.働きやすい職場のために
 ~多様性を受け入れる

3.心に火を灯すコミュニケーション
 ~コーチングコミュニケーション

4.新指針を実践していく保育者のスタンス
 ~多様性から生まれる知恵

これまでの「先生主導」「一斉保育」ではなく、
「子ども主体の保育」にする理由・・・。

じつは、新制度への移行の大きな理由となる
IT化が進み、
職業の様態も様変わりするであろうことが言われている
20年後・30年後の社会で最前線を歩くことになる
「未来の社会に生きる力を持った子どもの力を育む」こと。

これらは、国や市から園長先生には下りてきていますが、
正直なところ、園長先生自身も
どのように変化に対応をすると良いのか
模索をしているところも多くあります。

そんな中、保育の方向転換を踏まえて舵を切る園長先生もいれば、
なかなか研修などに参加することが難しい
非常勤やパートの先生たちには伝わりにくい側面があり、
それが現場の温度差にもつながります。

変化に混乱や戸惑いはつきものですが、
「誰かが正しさを示してくれる」のではなく、
それぞれの園の中で職員同士が語り合い、模索をしながら
「こうしていこう」と方針を見出していくことがこれからの肝となります。

ですが、これまでの『保育の正解』のようなものが
見えなくなった先生たちにしてみると戸惑いも大きく、
ワークの中でも混乱している様子が見られました。

じつは、混乱こそが、
新たなものを生み出していくための大切な過程(プロセス)になります。

「これまで」培ってきた子どもを見る細やかなまなざしとともに
あらたに「主体性を育む環境」という問いを受けて
誰もが見たいことのない
「20年後を生きる子どもたちにギフトとなる保育とは?」という、答えがない新たなチャレンジに
コミュニケーションで漕ぎ出す意識のセットアップとして、
朗らかな笑顔で会場を後にされた先生たちの姿が、印象的でした。

昨年汐見先生の新制度勉強会に参加した時にも感じましたが、
これらはこの地域だけで起こっていることではなく
全国的にも起こっている混乱=変容のプロセスであり、
全国の保育者が漕ぎ出した新たなチャレンジではないかと思います。

全職員に「落とし込み」の機会となる
研修の機会を作られた南丹市のみなさんの思いが
保育者の笑顔を支えて行きますように。

本番は、現場に戻ってから。
それぞれの文化や先生たちの大切にしていきたい価値観を踏まえ、
立ち止まり、考え、語り合う
職員間のコミュニケーションから生まれます。

新人さんも、中堅さんも、長い非常勤の先生も、
フリーで毎日クラスが変わる先生も、加配の先生も…。

みんな、それぞれの場所でベストを尽くしている。

時間に追われてしまう毎日の中で、
孤独になると不平不満の矛先がどこかへ向きがちですが
確認や相談・共有など、
お互いに声を掛け合ってコミュニケーションを図ることで
現場の知恵が生まれてきます。

教育制度の変化の中でこそ、
コミュニケーションの大切さを感じるひとときでした。

全職員に研修で足並みを揃える機会を作って下さった
南丹市のみなさんの決断に拍手です!

<参加者の感想を、一部ご紹介します>

子どもを育てる環境を良くするために、
職場内の関係性や雰囲気作りは大切だと改めて感じた。

人間関係はむずかしいと改めて感じ、
良くするための方法・やり方を考えていけたら…と思った。

座って講義を聞くだけでなく、ワークショップもあり
楽しく参加することができました。
硬苦しくなくよかったです。

自分の思っていることを口に出して共感してもらえてうれしかったし、
すこし楽になった気がする。

『言葉は一緒でも思いえがくものは一人一人違う』
行き違いを防ぎ伝える為に、
まめにコミュニケーションを取り合うことが大切。

違う保育所の先生の話を聞いて思っていることは同じなんだなと思った。
みんなが働きやすい環境にするため
1人1人が思いやりを持って行動することが大切だと思った

日々感じる人間関係の難しさ。
しかし、自分の気持ちのもって行き次第で前向きになれると感じました。

「求められる質の高い保育」の内容は時代が変わっても
今までのように大切にしたいです。

なかなか、こういう機会でないと、話せない事聞けない事があったので、
グループ内で話せてよかった。
恥ずかしさもありましたが、楽しい研修でした。

普段の保育や自分自身を見つめ直すいい機会でした。

松原先生の経験を元に様々な事を教えて下さったことで
(失敗談など、うまくいかなかったこととか…)
とっても親近感が湧きました。

私は3年目で、まだまだ経験不足もあり、
上手くいかないこと(保育も人間関係も)が沢山ありますが、
今日教えて頂いたことを少しでも活かして、
頑張って保育士を続けたいと思います。

20年後を生きていく子ども達のために今、
何ができるのかを考える良い機会になりました。
また職場での人間関係を良好にするためのペーシング等
やってみたい事がたくさんありました。

中身のこい、あっという間の時間でした。
コミュニケーションをどのようにとっていくのか、実践的に進め、
感じることができて、これからに生かしていきたいと思いました。

それぞれの違いを認め合うことの大切さを感じました。
子どもの世界にもつながっていくと思いました。

市の幼保の先生皆で研修できることは有意義だと思いました

久しぶりの研修でした(非常勤ですので)
グループワークなどを通して、人と接するとき大切にすべきポイントや、
保育の中での悩み、不満などなど
同じ立ち場の先生方と語り合えたのが良かったです

今までの自分を気づかせてもらったり、
思い考えさせられたりこれでいいのか、そうなんだと思えたり、
相手に対しての自分のあり方を学ぶことができました。

いろいろと話をすることで、人とつながっていけることを実感しました。
コミュニケーション、相手によりそうこと。

コミュニケーションの基礎は頭では理解しているつもりだったが、
実際にはどこまで自然にできているのかな…と改めて思わされました。

色々な面でしんどくて もう今年度はやめようか…と真険に考えている毎日です。
しんどくてもやっぱり子どもがかわいくて ふんばれてました。
3月までしっかり考えていきます。ちょっと前向きになりました。

目を見て、笑顔で!!
人間関係次第でどんな事もがんばろうと思えるものだなと再確認しました。
ペーシング~♪ですね。
職員みんながひとつになって同じ思いで
働きやすい職場になったらいいなと思います。
先生のお話をどの職員もきけたことで、
共通理解できていればいいなとこれからに期待します。

色んな園の情報が聞けて楽しい時間となりました。
同じ悩みや共感できることがたくさんあり、
私だけが悩んでいるんじゃないんだ…と安心することが出来ました。
保育士同士でたくさん話をして より良い保育にする為
コミュニケーションを取ることが大切だと感じました。

一人で答えが見つからないまま考えすぎて、しんどくなっていたのですが、
皆一人一人が違うのを改めて知ってコミュニケーションが上手くなるよう、
自分からの発しんも必要だなと強く感じました。

一斉指導が身につきすぎていて、
新しい事についていける気がしていなかったが、
今日の講義で考え方の幅が少しひろがった気がします。

最後はお悩み相談となったが少し楽になった。
なかなか普段は思いを伝えられないし秘めてしまうので
ストレスになっているんだなと思った。
話すことはとても気持ちが楽になった。
仲の良い友達に限らずこれから話してみようと思う。

同じ南丹市の先生方とお話できたことが今日一番楽しく心にとまりました。

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