「子供のためにと思い、伝えたり、説明したりする場面で、
受け入れて頂くことに時間を要する事があり、伝え方の難しさを感じる。」
「気になる子どもの保護者への伝え方や話し方が、課題である」
~といった声を踏まえて、
徳島県自治研修センターにて、
「保護者との円滑なコミュニケーションを通じて信頼関係を築くポイント」
というタイトルで市町村保育士等の保護者対応研修を行ってきました。
保育者がお役目の重要性を誇りに思い、
懐の深さで多様な保護者に寄り添いながら
支援する力を引き出すファシリテーターとして。
事前アンケートで事例を募集して、
1.子育て家庭の今
2.保育士としての信頼につながる「きめ細やかなかかわり」とは
3.心に寄り添うコミュニケーション
4.発達心理学を踏まえた人生の課題
5.もどかしい場面における、気づきと変化のタイミング
6.相手に伝わる“伝え方”【事例ワークあり】
7.保育者の心の自己管理
8.難しい保護者とかかわるうえでの4つの視点
9.保護者の本当のニーズに思いを馳せる【ワークあり】
10.リクエストと捉える
11.一緒に考えるスタンス
~といった切り口から情報交換やワークを交えて
気づきを深め、実践力を高める6時間となりました。
保護者は子どもにとって、大切な存在。
子育てのパートナーとして、
ぜひともいい関係を築いていきたいですね。
事例や情報交換の時間を通して
気づきや学びを深めることができたようで
みなさんの表情が軽くなっていったのが印象的でした。
<参加者の感想を一部ご紹介します>
日々保育者対応について考えさせられることもあり、
分かりやすく事例を話されて具体的で話が聞きやすかった。
また、事例検討ワークに示がって他の園の先生方と一緒に話をしながら、
どうしていったらいいのかといろんな考えが聞けて良かった。
とても有意義な研修でした。
先生のお話もとてもい聞きやすく、現場での実例も話して下さったことが良かったです。
最初は初対面の先生と話をするのに緊張しましたが、
情報交換出来て良かったです。
保護者対応に関する研修は初めてでした。
子どもと関わる中で、保護者がまわりの保育士と良い関係を築く事が大切だと感じた。
エピソードをきいたり、グループワークを通して、自分の気付きにつながったので良い機会となった。
松原先生の研修はわかりやすく、また演習とかもあったので良かったです。
人見知りするので知らない人と話すのは苦手でしたが、いろいろな園の実態も知れてよかったです。
自分の悩み?も聞いてもらえて良かったです。
聞き手として、”聞く”ということを意識する事により、
話しても、もっと聞いて欲しいもっと話したいという気持ちになる事を感じた。
聞く姿勢の大切さを改めて実感した。
人は、誰も褒められたり、認められたりする事に心地良さを感じることから、
伝えにくい事を伝える時など、共感する事で、相手も受け止め方が違ってくること。
忘れかけていた当たり前のことを思い出すきっかけになった。
当たり前が当たり前ではくなるところであった。
うなづく事ばかり、これからの保護者、または職員と話をする事の参考になった。
寄り添う、子育て支援の中に、プロ意識を出すことの大切さがあり、
軸は子供にとって良い事を保護者と考えていくこと。
保護者からクレームがあるとただ落ちたり、腹が立ったり、自分を責めたりしていたが、
それを「リクエスト」として捉えることや、その裏にあるニーズ、気付いて欲しいこと、
かけて欲しい言葉が有るというお話には、ハッとさせられました。
保護者の側から、何が出来るのか、
何からするかを引き出していく事が大切だと感じた。