4月15日土曜日に貴重な機会をいただき、
桜の花びら舞い散る中、
歴史と学びと「魔法の手遊び」の時間を過ごしてきました。
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第19回市民公開講座
日 時 : 平成29年4月15日(土)13:30~1
(受付13:0
場 所 : 国立ハンセン病資料館映像ホール
東村山市青葉町4-1-13
次 第 :
13:30~ 開 会
13:30~13:40(10分)
テーマ:「ハンセン病研究センターと全生園の歴史」
講 師:国立感染症研究所 ハンセン病研究センター長
石 井 則 久(いしい のりひさ)先生
内 容
・全生園地区の歴史として、
1909年(明治42年
2012年(平成24年)花さき保育園開園までについて。
・全生園入所者、特に年少入所者の日常生活として、
その他包帯洗い等看護補助作業)、寺子屋授業、入所時
13:40~14:05(25分)
テーマ:「全生園の昔–考古学調査からわかったこと-
講 師:国立ハンセン病資料館 学芸部長(館長代理)
黒 尾 和 久(くろお かずひさ)先生
内 容
・国立ハンセン病資料館では、多磨全生園内の全生学園跡
全生病院(現多磨全生園)を囲んでいた土塁・堀
2016年11月中旬から進めている。
・草創期の全生病院では、「患者地区」を囲む「土
外部との行来を阻む「隔離」を象徴する施設であ
大正後期に入所者増に伴う敷地拡張により埋め立
忘れ去られたものとなった。
・今回の発掘調査においては、土塁の痕跡は確認で
堀はほぼ当時の状況のまま遺存していたので、
この考古学調査の成果について報告する。
14:05~14:30(25分)
テーマ:「親子で学ぼう!『健康と病気のエトセトラ』」
講 師:国立感染症研究所 感染症疫学センター 第二室
砂 川 富 正(すながわ とみまさ)先生
内 容
・病気の中には、一度かかると体の中に「抗体」がで
同じ病気に二度とかからないか、かかっても軽い症
予防接種とは、このしくみを利用したもの。
お子様に正しい時期にきちんと受けさせておくと安
・本講座では予防接種は何のため?予防接種にはどん
受けておきたい予防接種の種類と時期は?等の疑問
子供のかかりやすい病気について最近の状況をお話
14:30~14:35(5分)
休 憩
14:35~15:00(25分)
テーマ:「家庭でできる小児の応急処置」
講 師:国立療養所多磨全生園 看護部長
石 嶋 みやこ(いしじま みやこ)先生
内 容
・小児はいろいろな病気にかかり、発熱、けいれん、
嘔吐、腹痛、頭痛など様々な症状が出る。その中に
ご両親や保護者に不安をまきおこす症状が多々ある
・それらの症状に関して、見かた、考え方、
対処の仕方を少しでも知っておくと安心であり、役
それは、けがや事故についても同様となっている。
・本講座では家庭で出来る小児の応急処置について実
15:00~15:25(25分)こくりつ
テーマ:「笑顔をつなぐ魔法の手遊び」
講 師:保育・育児アドバイザー
松 原 美 里(まつばら みさと)先生
・手遊びってなぁに?
・手遊びの効果~子ども・大人にとって
・みんなでやってみよう!
・一緒に楽しむ気持ちが心をつなげる
15:25~15:30(5分)
質 疑 ・ 閉 会
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公開講座の内容としても、
様々な切り口から健康や予防・対策について
学ばせていただく良い機会だったのですが、
個人的には 開始前にご案内いただいた
ハンセン病資料館が印象的でした。
こういった機会があることで、
日本におけるハンセン病の歴史~
その昔“穢れ”と呼ばれてきたことや
歴史の会でも見聞きしてきたさまざまな情景が
病の歴史・日本の中における偏見・隔離の歴史としてもつながってきて
光と影:今の日本を構成する一部である
たくさんの方たちの人生が垣間見れた気がしました。
そうしていたら、なんだか感謝のような思いが湧いてきて
「魔法の手遊び」では清々しい気持ちで、
みなさんと歌って楽しむことができました。
迎えてくださった皆様、
機会を下さった網走~女満別つながりの三好さんに感謝です。