沖縄県 保育の質を考える会にて、
リーダーのためのコーチング研修を担当しました。
こちら、昨年度初めてコーチング研修を担当させていただて
二回目の発展形としての受講をされる方と
初めて受講される方とがいらっしゃり、
事前アンケートを取らせていただいて
初めての人には分かりやすく
二回目の方には、
「研修後、やってみて上手くいったこと・
難しいと思ったこと」
~を、踏まえて、
復習になり、さらに理解が深まり 実践力が高まる
~そんな構成を組んでみました。
今回の講座では、
リーダーにとっての課題として
1.リーダーシップ
・保育の最前線に立つ
・園の方針を現場へ伝える
・情報収集と保護者へ・地域への発信
~多くの業務と、板ばさみの葛藤
2.育成の課題~「見て盗め!」は通用しない
・体験の質・量がアンテナにつながる
・ティーチング→コーチング→メンタリング
・可能性を信じて根気よくかかわる
3.保護者とのかかわり
・日々のやり取りの中で育む信頼関係
・子育てのパートナーとして、育ち合う
~とあることを踏まえて、
より良い保育環境のためには・・・?
…ということで、あらためて大切なもの。
・力を発揮できる、主体的な職員集団
⇒ コーチングコミュニケーション
・価値観の違う人同士がお互いの力を合わせる
⇒ 意図的な共同関係
・人の叡智を合わせ、未来を作る
⇒ ダイアローグ
~といったことを重点に置いて
「みなさ~ん!
コミュニケーションの講座なので、
すべて実践型ですよ♪」
…ということで。
一つ一つの項目にワークやかかわりを織り交ぜた形で
4時間、担当させていただきました。
最初はドキドキした表情だったみなさんも、
ワークをやるうちにほぐれてきたようで
にこにこしながら、場の空気が次第に和らぎ。
ほのぼのとしたところで、
リーダーとして大切な
表にある出来事ではなく、
軸となる価値観をする合わせていくこと。
一人で頑張って疲弊するのではなく、
人が力を発揮しやすい環境を
どう配慮して、作っていくか?
~といったところに入って行き。
結果的に、ふだん行っているかかわりかたや
自分の取りがちな性格のくせ・言動のくせなどを振り返り
今後、どう生かしていったらいいのかを考え直す
イタイ気付きの時間滝汗には、
しーーーんとした雰囲気が会場に沁み渡っていました。
人に言われても「私は違うわよ」と思うことでも、
自分で気づいてしまうと、
もう目を背けるわけにはいかないんですよね。
気付いた時が、変化のチャンス。
ここから、みなさん 地に足のついた学びを
ポツリポツリと共有してくれました。
それらも良い効果となり、その後のダイアローグでは、
導火線に着いた火がじわじわと心の中で燃えているのを感じました。
それぞれ 地域で活躍しているリーダーとして、
これを機に情報共有や支え合いのネットワークへと
つながっていくといいですね!
応援しております。
<参加者の感想を一部ご紹介します>
・去年に引き続き、たいへんためになる内容でした。
現場に生かせるポイントも多々あり、参考になりました。
ペーシング…相手に合わせる。
特に他園の先生と対話ができたことが多くの気づきをもらえて、
学びの場となりました!
・「相手の考えていることを知りたい」と思う心が大切で、
主観的にならず 共同性を持っていくというのが印象的でした。
・今回の研修は、グループでの話し合いが
多く取り入れられた内容になっていて、
その中で一人一人の意見を共感し、
あわせたりすることの大切さをあらためて知りました。
・自分の意見を相手に押し付けるのではなく、
一つのアドバイスとして相手に伝え、
その提案を受け入れるかは相手が決めること。
決定権は相手にあることに気づかされた。
・コミュニケーションの大切さをあらためて感じました。
保護者との関係を深めながら、いい保育をしていきたいです。
後輩の育成にも取り入れていきたいです。
・批判ではなく、提案として話す
相手の中に答えがある、ということが印象的でした。
・コーチングは一度ではなく、
何度も何度も再確認・学びが大事ですね。
・声にならない声こそ、大事な意見
・去年の研修より、さらに身に染みて
頭にスーッと入ってきたように感じる。
・旅行プランを立てたことが楽しめた。
こういったものがあると良いと感じた。
・初めてのコーチングの講座だったので、戸惑いましたが
気づくことあ多くあり、良かったと思いました。
・ペーシングを意図して使っていきたい。
・ワークがあることで実際に考えて学ぶことができたし、分かりやすかった。
・人との関係の深まりは、少しずつ作り上げられるので、深い話ができるように
まずは第一歩から近づけるようにしていきたい。信頼関係は、やっぱり大事。
・保育や保護者とのかかわり方につなげられる、とてもいい研修でした。
・グループワークが楽しかったです!!
・恥ずかしい気持ちもありましたが、
どんどん楽しくなってきました。
まだまだ難しいと思いますが、
できることからやっていきたいと思います。
・意見の引き出し方、良かったです。
・コーチングのワークをすることで、
相手の内なる思いに気づき、
近くで感じることができた。
また、クライアントでは自分の内なる思いに向き合い、
「どうすれば?」「どうしよう」と
具体的に見えてくる面もあった。
客観的に考える難しさも感じた。
・あえて、園の職員と離れた席に付き、
新しいコミュニケーションができ、
共に頑張ろうと思った。
・悩んだり困ったりしたら、
ペーシングに戻ろうと思いました。
・去年も受けたが、忘れていることもあり、
また学ぶことでまた気づかされるより深まった。
・コーチングでは、相手の想いを引き出すので、
自分の意見を横に置いておくということ。
私は応えを押し付けていたのかなぁと、
日頃の自分を振り返って 反省・・・。
・デモコーチングすることで、すごく分かりやすかった。
・否定・批判せず、人の話を聞き、
また質問の大切さ!?を知った。
・保護者と子どもの関係性が、一番大事。
そのために保護者支援が大事。
その保護者とのコミュニケーションの中での
大切なコーチングが学べてよかった。
・“質問”のところで、いろいろ共感できることがありました。
今までの質問では、相手に説教だけだったように感じる
・とてもドキドキの多い研修でしたが、
頭を使って話し合うことで、
自分の課題も見えてきた。
・育成・保護者との関係性づくりといった、
今 本当に、悩みや課題がある中での内容だったと思います。
まずはできるところから、一つずつ。
・対話によって、内に秘めている言葉や気持ちを引出す方法を
たくさん知ることができました。
ワークが楽しかったです。
・「人と人との間にあるもの」
共通の基盤を見出し、一緒にゴールを目指すこと!
大事ですよね!!
・人の話を聞く・承認することの大切さに気付かされました。
また、“こんな意見”と思った意見が、
話し合いの内容を深めていったことがあったので、良かったです。
・コーチングのスキルを収穫できたことに感謝します。
・主体的な職員集団を作るための方法が、印象的でした。
・相手の想いに寄り添う、深く理解していくための手法、
答えを相手が見つけていくための手立ての言葉かけ、少しは学べたのかな。
・とても楽しかったです。
松原先生の話し方もとても勉強になりました。
・今ぶつかっている自分の姿と照らし合わせることができました。
グループワークで、自分が思っていることを引出していく中で
みんなが思っていることが同じという気づきもあり、
安心感や自信になったと思います。
・自分自身の現場での育成の振り返りができた。
主観で話を聞いていた自分に気が付いたので、
客観的に話を聞くことを意識したい。
・相手を「承認する」ことで、自分を振り返ることにつながって、
自分自身の行動をあらためたりするんだなーとも思った。
あれ?共感か?印象に残ったことか・・・
・“相手の中に答えがある”ということを忘れず、
引き出すようにしたい。