白峰学園保育センターにて、
「保護者から信頼されるコミュニケーション」
というテーマでお昼をはさんで2時間ずつ、
研修を担当させていただきました。
当日は
1.保育士としての信頼につながる
「きめ細やかなかかわり」とは?
2.本音に寄り添うコミュニケーション
3.相手に伝わる“伝え方”
4.保護者との葛藤において起きていることとは?
5.保育士の心の自己管理
6.保護者の本当のニーズを引き出す
7.難しい保護者とかかわるうえでの4つの視点
8.一緒に考えるスタンス
9.リクエストとして捉え直す
10.まとめ
~という流れで、午前中は信頼関係を築くことを中心に。
午後からは少し難しいと感じる保護者とのかかわりを
どう受け止め、関わっていくと子育てパートナーとしての絆が深まるのか?
レクチャーの後にワーク実践を組み合わせる形で
中堅としてがんばっている先生たちの底上げになる時間として
構成をさせていただきました。
以下、参加者の感想を一部 ご紹介させていただきます。
<参加者の感想>
・話し方に工夫したり、一言添えるだけで、
お互いに気持ちがよくなるのだと感じました。
・あまり深く考えずに会話をしていたが、
気にかけて話してみるととても面白いと感じた。
・ワークが多く、考えることでより深い学びになったと思います。
エピソードを交えて分かりやすかったです。
・園の方針を伝えるだけでなく、
父母の背景にあることも見ていくということの大切さをあらためて感じた。
・押し付けはダメ・・・自分のかかわりを見直そうと思いました。
・保護者とのコミュニケーションは園の中で日々大切なこととなってきている。
その対応の仕方についてどうすればよいかわからなくなっていたため、
実践を交えてやってもらえて分かりやすかった。
・どのエピソードも今働いている園で起こりうることのため、勉強になった。
・これからの保育、考えすぎずに自分の思いを伝えながら保護者だけでなく
先生同士でコミュニケーションをとり、良い環境を作っていきたい。
・保護者とのかかわりはとても難しい部分もあり、
時々構えて対応してしまうことがありましたが
ペーシングや一次・二次の仕組みを知ることで
保護者の中での気持ちの変化を理解することができ、良かったです。
・内容は重い…と感じるテーマでしたが、
ユーモアあり、自分自身が保護者・保育者の立場を演じることで
気づきもたくさんありました。
・クレームではなくニーズと捉えると嫌な気持ちにならない。
理不尽な要求も…批判と捉えず、
リクエストであり相手が感じたこととして
客観的に受け止めると良いということが印象に残りました。
・保育者のねがいと保護者のねがいのギャップ、
伝わらないではなく・・・まだ理解していないのだなと思いました。
段階を下げ、関係を作っていくと同時に
伝えていくことが大切だと感じました。
・「保育に正解はないけれど、良い絆を作ることはできる」
印象に残りました。
・ご自身の反省を盛り込んでお話しくださっていたことが、
ぐっと心をつかまれました。
・保育士の自己管理については本当に難しく、
なかなかできないところですが意識してやっていくことを続けていきたいです。
・なかなか保護者と密に話す時間は少ないですが、
その時間の中でのコミュニケーションの仕方を学ぶ良い機会だったと思います。
・子どもよりも保護者の方がかかわりが難しいと
保護者になってから10年間ずっと思っていました。
どうすればいい関係が築けるのか、勉強になりました。
・保護者対応について悩んでいたので、
学んだことを生かして保護者と信頼関係を築いていきたいと思います。
・子どもの育ちの場として、
子どものことだけでなく親に対するケアや寄り添い・
関係性を築いていけるようにしていきたい。
・保護者に対して一歩引いていた自分に気が付きました。
一度言われたことを気にして、怖いと思っていたようです。
意識して関わりたいと思います。
私の講座はコーチングや心理学の考え方を元に、
現場で耳にする事例を切り口に
「捉え方」「考え方」「言葉の奥にあるニーズ」を捉え、
保護者とパートナーシップを築いていくための
ヒントを見出していく時間となります。
すでにみなさんが無意識に行っていたことを
再発見した側面もあったことと思いますが、
意識的に行うことによって、ゆとりが生まれたり。
安心感から保護者を包み込む包容力につながることもあります。
今回、園同士の情報共有や事例・
気付きを元にしたディスカッションなどのリクエストも
多くいただきました。
今後のご依頼の際にはそれらを構成の中に盛り込んだ形で
より豊かな時間にしていきたいと思います。
子どもたちを取り巻くみなさんに、
信頼と笑顔の花畑が広がりますように!