【いただいた質問にお答えしますシリーズ】

Q:
ごみを捨てていないのに「捨てました」という小さな嘘から、
研修後の懇親会に出席していないのに
「出席しました」「他の人とラインを交換して楽しかった」
~など、笑顔で話す職員がいます。

嘘が発覚しても謝らず、自分から嘘をついたとも言いません。

こういった場合、もしコーチングをしたとしても嘘を話しそうで不安です。
嘘をついているのではないかと思うと、心から笑顔を向けられません。
どうしたらいいのでしょうか?

A:
嘘をついているかどうか、ということは一旦横に置いて
“その人”をありのままに受け入れ、
最悪の事態のリスク管理をしてみてはいかがでしょうか。

こういう方、時々いらっしゃいますね。

逆に、疑い始めると「真実を言わせること」が目的になり、
関係性が膠着してしまう感覚もあるのではないでしょうか。

私自身も部下でそのようなことがあり、
どこまでを信じていいのか分からなくなってしまったり…。

いいように解釈しすぎて
後々大変なことになってしまったことがあり、
そこから学ばせていただきました。

これは、私からの一つのご提案ですが・・・

嘘をついているかどうか、ということは一旦横に置いて
“その人”をありのままに受け入れてみてはいかがでしょうか。

深いところで何かの理由や背景があるのかもしれませんし、
ご本人も気づいていなかったり、無意識の場合もあります。

そこを掘り下げていくと果てしない旅になっていきますし
専門家の領域になります。

---では、私たちが現場で出来ることはなんでしょう?

嘘か本当かにとらわれず、目指したい未来へ向けて

「いま、ここ」のやりとりを楽しみ、
「一緒にどんな未来を創りたいのか?」
というところに焦点を当てててはいかがでしょうか。

・理想としては?
・そうなったらどうなるでしょう?

・そのために、今何が必要でしょう。
・まず、できることは?
・○○したら、教えてくださいね。

~と、コミュニケーションを重ね
それぞれの立ち位置から、子どもにとって大切なことを
コツコツと積み重ねていくのです。

とはいえ、きれいごとで終わらせるのではありません。
ここでリスク管理も必要になります。

「最悪の事態」を想定し、
そうならないための根回しは進めておきましょう。

たとえば、ある業務を「やる」といい、
事実確認をするとやっていないのに
「進んでいます」と言っているとします。

嘘をついたかどうかはともかくとして
現状をフィードバックし(こういう状況になっています)と。
サポート部隊を始動してチームで進めていくのです。

この時、恩着せがましくするでもなく
淡々と、現状と課題を本人と共有しながら
次に進めていきます。

それらの一連の行動から、
その方が得意なことや苦手なことの
傾向が見えてくるのではないでしょうか。

表面で起こっていることにとらわれず、全体を見て
チームがうまく進んでいくように舵を取っていきましょう。

縁あって一緒に働いている保育者同士が
お互いに無用なストレスを溜めず、
気持よく働くことができるためにもさまざまなアプローチをしてみてくださいね。