こんにちは、スタッフのヤマモトです。
本日も代表・松原の記事をご紹介します。

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(2015年11月17日記事)

こんにちは。

保育士コミュニケーション講座
講師の松原美里です。

先週の土曜日に、

「後輩が自分で動けるための指導コーチング」

終了いたしました!

 

 

 

 

 

 

当日は後輩育成を進めている方・

後輩たちをまとめている立場の方

園を統括されている立場の方などが参加され、

説明とワークを通じて

それぞれの視点から育成の壁と向き合い

きっかけを見つけていく3時間となりました。

<当日の流れをレジュメを元に一部ご紹介します>

1.後輩指導とコーチング

「まだミスが目立つ」
「どこか人任せな態度が目につく」
「失敗が自分ごとになっていないような気がする」
「責任感がうすい」
「○○と捉えることが、保育の中では大切なのに・・・
どこまで理解できているんだろう?」

<指導をする側>
「何回教えたら、分かるのよ」
「成長が見られない」
~もどかしさが、やがてストレスに・・・?!

<指導される側>
「自分は何をやってもダメなんだ・・・」 →自信を失う
「また言われてしまった・・・」     →落ち込む
「がんばったのに、結局言われてしまう・・・」

セルフイメージが下がり、本人のモチベーションが低下する
~心が折れて園に来なくなってしまう事例も

〇指導する側の目的:「仕事が前に進むこと」
~結果的に、業務が悪循環のスパイラルに陥る
保育や子どもへの影響も・・・?!

 

 

 

 

 

 

【コーチングとは】
対話によって自発性を引き出す、人材育成に有効な手法。
馬車が人を目的地まで運ぶことに由来し、
コーチングを受ける人(クライアント)を
目的達成へと導くことを指す。

大前提は、「相手の中に、答えがある」

傾聴・承認・問い掛けなどを通じて、内側にある可能性を呼び起こす
~ふだん何気なく行っていることを意識的に行うことで、効果が高くなる
現場に生かす視点として―――「職員は、園は、答えを持っている」
・・・という視点から、可能性を呼び起こす

多くのコーチングの切り口から、今回は3つに的を絞って育成に役立てる

2.自信を深める承認

・減点法から、加点法へ!視点の転換を
・正しさよりも承認が、安全安心の信頼関係を作る
・承認の上に“次なる課題設定”が意欲につながる
・心が緩んだ時にこぼれる“弱音”に寄り添い、後押しを!

3.気づきを促す行動と学習サイクル

・“気づき”を促す“問い掛け”の力
・気付きは、次の行動が変わるチャンス!
・大切なのは、見守りの姿勢
・気付きを引き出す、かかわり方
・行動から得た学びが、成長につながる
・失敗こそ、宝!

4.可能性を信じ、チャレンジを促す

・育成者がどう見るか?で伸び幅が変わる
・踏み込んだチャレンジをするための土台、“勇気づけ”

5. 育成は園全体で

・「成疲れ」を防ぐ、フォロー体制
・成長を喜び合える関係性
・園の仕組み・理想の状態

<以下、参加者の声を一部ご紹介します>

 

 

 

 

 

 

 

・受け止めてもらえることが自信や安心につながるので
相手の気持ちに寄り添いたい。

・後輩のだめな部分ばかりみていたけれど、
良いところを話しをして見かたが変わった。
承認すること、話しを聞くこと、問いかけが必要と感じた。

・具体例を出しながらの説明がよかった。
また、話を聞くだけでなく
実際にワークをしながらだったのが良かった。

・育成する機会が自分の成長の機会というのが印象に残りました。

・話す→はなす→放す 心が少し解放された気がした。

・聞き方、話し方で相手との距離は変わる。
先輩は、出来るだけフラットな気持ちで後輩に接するようにしたい。

・言葉を伝えることの大切さ。後輩に対する関わり方。

・承認すること、加点していくこと。

・自分の思いばかりを伝えるのではなく、
後輩の声、考えていることもしっかり聞いてあげたい。

・一緒の目線になる意識。

・現状をそのままにせずどうしたら改善に向かうか考えようと思います。
自分にも問いかけまくって意識させよう!

 

育成者・かかわる側の姿勢が変わると、

おのずと相手の反応も変わってきます。

まずは“自分ができること”から一歩を踏み出し、

共に成長していける関係性いて行けますように。

心より、応援しています!

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