昨日、お世話になっている藤枝市の主任さん・主幹教諭さん向けに
初のリモート研修を担当させていただきました。

当初、「今年は・・・延期・中止にさせていただきます」とご連絡をいただき、
オンライン開催の可能性をご紹介させていただいたところ、
皆さんで検討されたのち、
「エイッ!」とオンライン開催に踏み切ってくださったのでした。

いつもは紙で回収していただく事前アンケートも、
今回はオンラインのフォームで入力をしていただき。

(即時に送られてくるため、松原のほうで把握がしやすいのです)

事前に窓口となってくださる園長先生とオンラインで打ち合わせをさせていただく中で
つながったものの、
ミュートやビデオのオンオフ・音量の調整・音が出る出ない・・・など

慌てる場面もあり、一つ一つ解決していく中で

「これは・・・参加する先生たちも、事前に接続チェックをしないと。
 研修本体が、
“つながるか、聞こえるか”のやり取りで
終わってしまう可能性があります!」


~とドキドキながらのご提案をいただき、

前の週に、参加される主任さんたちに1時間時間を設定して
「この間で入ってみてください!」ということで、
接続チェックとマイクオンオフ・音量チェック・名前の表記変更・
ブレイクアウトルームへの移動の仕方などをみんなで習得し・・・。

ハラハラされていたのか、
事前にちょこちょこ接続してくださる方もいたようですが、
いよいよ、当日を迎えました。

研修のテーマは「チームワークを高めるために」。

 1.事前アンケートから

    2. チームとは

 3.チームワークを高めるための段階

   理想のチームへ向けて

   違いこそがチームを強くするエッセンス

 4. 共通のゴールへ向けたチーム作りへ

~という切り口から、

チャットで気付きを分かち合ったり、
ブレイクアウトルームで感想をシェアしたり
ワークをしたりしながらの二時間となりました。

無事にリモート研修を終えると、
みなさんやり遂げた感でいっぱいの笑みを浮かべて
ルームを退出するみなさんなのでした。

やってみるまではハードルが高く感じるかもしれない「オンラインでの研修」ですが、
一度こうしてオンラインの機会を体験して山を越えると
「やってみたら、大丈夫だった!」という自信につながりますし
オンラインを保育に活用していくハードルも下がります。

これから、地域の勉強会や研修・保育・保護者とのやり取り・地域の情報共有などに
オンラインの機会を気軽に活用していっていただけるといいですね♪

< 参加された方の声を一部ご紹介します >

リモート研修ということで、とても緊張していました。文章作りの際、ドキドキしながらも自分の考えたものを発表した際、うなずいて聞いてくださったり、笑顔を見せ笑ってくださったりと、緊張が一瞬でとけました。「みんな違ってみんないいよね。」と自分の思いを共感してもらってとても嬉しかったです。その時に、今日の研修の大切なことってこのことだなと感じました。自分の思いを言葉で発信する事、それをまず受け入れ認めてもらえる環境があること。こういった対話を積み重ねていくことで、共感したり、皆が同じ意識で同じ方向に進んでいけるのかなと思いました。
みんな違ってみんな良い。と言う事はわかっているが、違う考えの先生方にこちらの考えに沿ってもらいたい、という思いが強く、そこをどうにかしなくてはならない。と思って参加していた。ヒントになるところがあれば…と思って…。みんな違ってみんな良いのだけれど、園の理念、方針という土台部分に賛同していて、初めてみんな違ってみんな良いのでは?と考えが変わった。理念がゴールでもあると思う。目指すゴールが違っていては、すれ違うことが多くなると思う。根本的な所をあえて、口にしていきたいと感じた。また、賛同するときは心からの賛同をするよう心掛けたい。
各々の違いを受け止め共有していくこと。まずは自分が変わっていくように努力する。
とても楽しい時間でした。本当にみんな、ちがうんだな・・・と実感できました。実るほど、こうべを垂れる稲穂かな・・・こうありたいと常にこころがけています。リモート研修、ドキドキしましたが、「案ずるより産むがやすし」でした。ありがとうございました。
リモート研修の中でグループに分かれて話をするなど、初めての経験で自分がパソコンを上手く操作出来ず、少し手間取りました。研修では、職員それぞれの違いの良さを見つけていきたいと感じました。
みんな違ってみんないい!一人一人違いがあるから、園が豊かになる。出してくれた考え方に対しては、それも良いね!とまずは受け止めていく事をしてから、他の考え方もある事を伝えていきたい。Yes and ワークは良いチーム作りには有効だと感じた。
個性、良さを伸ばしていけるようにもっと一人ひとりをよく見て、話を聞いて、たくさん認めてあげたいと思いました。また、私がまず率先して行っていくことで、みんなで互いを認め合えるチームになっていったらいいなと思いました。
 ZOOMでのリモート練習を行っていたのでスムーズに参加できました。 レジュメが手元にあったことでより研修内容が入りやすかったです。また、チャットを利用しながら松原先生が共感し、アドバイスを下さったことで今後のステップのきっかけとなりました。しかしチャットを書き込みに集中してしまうと松原先生のお話を聞き逃してしまうことがあり残念でした。 ブレイクアウトルームで対話することができ、一方的な研修ではなく参加型の研修となり楽しめました。園のチームワークを高めていくために日々悩みや葛藤の連続ですが、『理想とする状態』を図でイメージしたことで漠然としていた事が再確認できました。「温度差があるのも当たり前。」になるほど!!と思いました。
人は変化を嫌う。まさしく実感中です。コロナで様々な行事のやり方を模索していく中で、「保護者もチーム」という言葉にいろいろな可能性があると思いました。
コロナウイルス禍の中で、今まで通りにいろいろな事が出来なくなってしまいましたが、今の状況だからこその気づきや今後へ活かしていける時間でもあるという事をお聞きし、前向きな気持ちになりました。
・初めてのオンライン研修でしたが、良い経験でした。・印象に残ったことは、違うからこそ発展できるという言葉で色々な事を見直して行くと良いというお話がとても心に残りました。どうしても同じ目標でやっていかなければと思うほど、まとめなければと思いがちで、引っ張りがちになりますが、それぞれの考えがあっていいと考えると少し楽になるように思いました。
不安を口にしても良いことや「違い」についての受け止め方が印象的でとても学びになりました。
・チームとは、職員で成り立っていると考えがちだが、保護者や地域の人も含めて「チーム」であるという事。今後、コロナに関連して行事や生活を変えなくてはいけないことがたくさんあるので、職員だけで決めるのではなく、保護者も一緒に考えていきたい。・「違いこそがチームを強くするエッセンス」自分と同じ考え、やり方の人が多いと安心する、でも、変えていくことの大切さも最近とても感じているので、自分の考えを変えていくこともしたい。
今のチームワークから理想とするチームワークの状態を考えた時、そこには工夫が必要となること。松原先生が話されていたコーヒーの抽出の例がとても分かりやすかったです。思い切って手離せるものは何か?残していきたいものは何か?負担を減らしつつ同じ保育観を創っていきたいです。
リモート研修会という初の試みで大変かと思いましたが、今回の経験を、また違った側面でも活用していけたらと思いました。聞いているだけではなく、自分の思いを文章で打ちこんだり(慣れない事で精一杯な感じでしたが)、少人数で話し合う時間があることで、少し緊張感があるものの、自分の気持ちと向き合えたり、他の方と共感したり、気付かされたりして有意義な研修となりました。ありがとうございました。
・今のコロナの現状の中で、不安に思っている事がたくさんあり、その中で先生達が保育していることに感謝しなければと思いました。不安な時に今まで通りの保育はできない事を、頭におきたいと思います。・チームワークは「ちがい」を受け入れることから、ちがいを面白がる、先入観より好奇心と言う言葉が響きました。色々な考え方を出し合い、そこから何ができるのかを話し合っていきたいです。まずは、相手を認めることを職員で共有していきたいと思います。
『保育観が異なる先生との関わり』が一つの大きな課題だったので、先生のお話を聞き、違いを楽しむこと、みんながいるからプラスになるということを意識出来たことで先生たちを見る目が変わったように思います。若い先生だけでなく、ベテランの先生方にもみんなで意識してもらい、風通しのいい職場にしていきたいと思いました。