<頂いた質問にお答えしますシリーズ>

園長先生と主任の先生の意見が対立する時があるため
板ばさみになる事もあり困っています。
そんな時の対処法などありますか?

A.共通のゴールへ向けて、身近な1歩を見つけて行く

園長先生はAという。 主任はBという。
そうすると、
現場や板挟みになっているリーダーや職員は困ってしまいますね。

でもちょっと待って。

立ち止まって視野を広げてみると・・・
保育の主役は誰でしょう?

“子ども”です。

A/Bというのは「手段」であり、大切なのは
「目標=子どもにとってどんな環境・未来なのか」
ということではないでしょうか。

園長先生のAという方法を通して得られる理想の状態は、
どんな未来でしょうか?

主任のBという方法を通して得られる理想の状態は
どんな未来でしょうか?

ここで大切なのは、
A・Bのもたらす未来・職員の願う未来がぶつかる大きな“理想”へと視野を引き上げ、
そこへ向けて一緒に歩みを踏み出せる具体的な1歩を見つけて行くことです。

そのためには、まず
園長先生のAという方法を通して実現したいと願っている
理想の状態を聞かせていただきましょう。

この時、「相手は答えを持っている」と信じて思いを引き出す
コーチングコミュニケーションがとても役立ちます。

園長先生の思いや未来、その時に子どもたちがどんな様子でいるのか?
そこにいる保護者はどんな表情をしているのか?
~そう言ったことを聞かせてもらううちに、
園長先生が大切にしている「価値観」が見えてくるでしょう。
この「価値観」を尊重しながら 共通の一歩を見つけて行くことが大切です。

園長先生の理想~価値観が引き出せたら、次は主任です。

同様にコーチングコミュニケーションで理想の状態・価値観を引き出し、
園長・主任・職員の視点がクロスする「理想の未来」を見つけるのです。

私たちは完ぺきではありません。
園長だからこそ見える園全体の経営の課題があります。
主任だからこそ見える、職員や子どもの状態を踏まえた理想や課題があります。
現場の職員だからこそ見える、子どもたちの「いま」やサインがあります。

どれか一つに偏ってしまうのではなく、
それぞれの視点を尊重した上で、
「園のより良い未来(共通の理想の状態)」
へ向けた一歩を一緒に見つけて行きたいですね。

そのためにも引き出すコーチングコミュニケーションや
共に考える対話の時間、
思いを伝え合うコミュニケーションを大切にしていきましょう。

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