一通のメッセージから始まり、
2017年度 1年を通して職員の皆さんの声を元に研修を通して
チームの変化・成長に関わらせていただいた保育法人さんより、感想をいただきました。
みなさんの意識の変化に伴い、横浜市からの必然の提案が起こったり
蒲田の園でもチーム再編成の動きが起こるなど、
導かれるように状況が変化していったのもとても印象的でした。
最後の会には、みなさんのワクワクと輝く笑顔に園への誇りと仲間への信頼、
私たちの園を良くしていこう!というポジティブな空気感が感じられました。
子どもたちともに輝く笑顔に、また会いに行きたいと思っています。
以下、代表様より感想をご紹介します。
- 相談をする前の状況と、始まってみて、4回目(最終回を経ての)の変化・感想
1年に渡る4回シリーズを終えて、
結論めいたことを申し上げるのはまだ早い気もしますが、
離職がうんと減ったことはひとつの指標になるかと思います。
また、これまで意見がしにくかった支配的な立場の者に対して、
若手がきちんと発言するようになってきたこと。
支配的だった者がこれまで以上に視野を広げようと意識し始めたこと、
などがこれまでとの違いとして感じています。
私たちは定員30数人のちいさな保育園を東京大田区と横浜青葉区で運営しています。
園長を筆頭にいずれも常勤保育士7~8名、栄養士1名、
パートスタッフが約10名といった布陣で日々の保育を行ってきましたが、
小集団における小さな人間関係はいいときはいいものの、
ほころび始めると亀裂も早く、離職の連鎖となってしまいました。
子どもや保護者に注力する一方、
そのホスピタリティが同僚や仲間への接し方には見られない。
新卒で先生と呼ばれ、1日の大半を子どもと特定の同僚のみで過ごすなど、
社会性を身につける場が限られているのではないか、
といった保育士に対して一般的に語られてきたことが
私たちの園でも散見されるようになりました。
そこで
「チームワーク(立場・世代の違いへの理解」
「園への愛着(自分のクラスと他クラス)」
を問題意識として掲げて研修を行うことにしました。
外部講師を招くことは経験がありませんでしたが、取り組むことが急務でした。
講師の松原さまとは限られた時間の中でメールにて事前打ち合わせを重ね、
準備を進めてきました。
それぞれの園で2回ずつ実施することは、互いの交流も狙いのひとつでした。
同じ「ぽれぽれ保育園」なのにやり方や雰囲気が微妙に異なっていることなど、
発見もあったことと思います。
今後いかに取り組むか模索中ですが、指針を持てたことに感謝しています。
- 4回という時間の中で得られたこと
どのように取り組むか試行錯誤しました。
予算・スペース・回数・テーマなどを議論しましたが、
松原さまから年間通しての提案をいただきました。
忘れそうな時期に次回がやってくることで効果的な前回フォローができ、
1回ごとに事前アンケートに基づいてテーマ設定してくださったので、
園が、職員たちがリアルに抱えている問題にアプローチしていただけたと感じています。
- どんな園・人にお役に立てそうか
大手さんにしかできないと思っていた講師招へいでしたが、
私たちのような最小ユニットの法人でも実施可能なのだと実感しました。
これまで外部の研修しか受けさせることができなかったのですが、
私たちが今抱えている問題についてオーダーメイドのテーマ設定で、
直接学び取ることができた貴重な機会となりました。
また講師の松原さまは保育士であり園長経験もおありで、
現場の視座をもって保育園ならではの問題点に共感を抱きながら言及してくださいました。
ぽれぽれ保育園藤が丘(横浜市青葉区)
ぽれぽれ保育園西蒲田(東京都大田区)
運営法人:株式会社ポーレ