今回の里帰りでは、釧路から網走まで
両親に送ってもらい、途中で
「サケがのぼっているかもしれない」ということで、
久しぶりに父と魚を待つ時間を過ごしてきました。

懐かしいですね、こういう時間。
保育者の愛する、センス・オブ・ワンダーという本があります。
最近、読み直していて…あっ、と気が付いたことがありました。

私にとっては、父や家族との時間がそれであったということに。

今年の3月で仕事をたたんだ父親が、現役の時代…
毎週末、網走や転勤先の青森・留萌・釧路・北見・山梨にて
川を求めて川釣りに行き父が魚を釣っている間、
母は車で本を読み、
私と妹は川辺の土手や水辺を探検をしていました。
(探検好き。)
転んで大変怖い思いをしたこともありましたし
擦り傷や切り傷もあり。
いろんなところに落ちたりハマったり。
車のタイヤでゴトンと蛇を轢いた時の、
あの鈍い感触なども覚えています。

先日、センス・オブ・ワンダーを父に手渡しながら
「私のセンスオブワンダーって、川で探検しているときから始まっている気がする」
…という話をしたところ、大変喜び。
一読した後で、イタドリムシのお話をしてくれました。

そう、かつて 父の釣りの餌はイタドリムシ。
私と父は、イタドリムシが住んでいる木
(枝のようなもの)を探しに行き、バリっバリっと枝を折って、
虫さんを集めて その後の釣りのお楽しみにしていたのでした。
あの、もにょっとした感触。
動きなど、記憶とともによみがえってきました。
(今は触りたくないですが♨)

また、子どもながらに
「美里はどう思う?」と尋ねられて
自分の意見を伝える機会がちょこちょこあったことも
覚えていました。
それは、父も意識をしていたそう。
私と妹、最後まで話を聞いたうえで母に話を振っていたそうな。

そんなわけで、仕事も遊びも
「こう思う。」
「おもしろそう!やってみよう!!」
「えっ、それってどんな感じ?
 まず、やってみよう!!」
~という気質はそのころに育まれたのかもしれません。

子どもたちの意見に耳を傾けたいですし
(あの人たち、おもしろいですからね~。)
いろんな体験に触れさせてあげたいですね。

P.S サケは写らず…!
水量が多かったのと、タイミングがあったようです。