1.現場から始まる保護者とのかかわり 〜 保護者対応の第1ステップ

保育者の資格を取るための勉強や実習などを通して、
「保護者支援」についての授業はありますし、
学びの中では「大切なもの」概念は知っていても・・・

実際に向き合い、対応をしていくのは
業務が始まってからではないでしょうか。

私自身、学生時代は「子どもと笑い合う自分」をイメージはできても
保護者と向き合っている自分というものを
想像することはできませんでした。

ところが、いざ担任として・職員として新学期が始まると
・登園時
・降園時
・連絡事項
・保護者面談
・保育参加
〜などなど、保護者とかかわる場面はたくさんあります。

「どうしたらいいの!?」とおろおろして
テンパってしまう人もいるかもしれませんね。

先輩を見ると、いい笑顔でさらっと対応していたりしますが
ドキドキして、ぎこちなくなってしまう…
という人も少なくないかもしれません。

ポイントは呼吸

 

こんな時・・・
「緊張しないように!」と思えば思うほどに
呼吸が浅くなってしまいます。

まずは「ああ、私は今 緊張しているな…」と自覚し、
その状態を受け入れて○をつけ、横に置く。

そして、ふぅーっとゆっくり息を吐き出して
相手(保護者)の呼吸に意識を向けて
さりげなく自分の呼吸の速さを合わせていきましょう。

自然な空気感を共有することができ、お互いが楽になります。

呼吸のコントロールは、
自分自身の意識のコントロールにもつながります。

まずは、「緊張してしまう自分」を受け入れるところから
謙虚に始めてみましょう。

必要以上に自分を責めず、
テンパってしまう自分を少し離れたところから
客観的に見て苦笑し、「自分なりにできた」ことを認めて
一つずつ階段を上っていく気持ちでいいのです。

保護者と信頼関係を築くための第1ステップ:
「緊張している自分を受け入れて、呼吸を合わせる」
〜ぜひ、心がけてみてくださいね。