ノルウェーでのお仕事の経験をもち、ウメハナの事務局を支えて下さっている「なるみさん」をゲストに迎え
多様性/ダイバーシティをテーマにコミュニケーション研修を行いました。

 

保育やお仕事をしていく上でリーダーや園長先生の意向に対して
「私の判断って、合っている? それとも間違っている・・・?」
・・・と不安になること・・

場でお話をしている中で、ふと自分の発した言葉に
「え、いまの発言って・・・この場に合ってる?」
「自分だけ浮いてしまっている?」
「寒いことになってない!?」
~と、ドキッとすることはありませんか?

じつは、意外な返答や切り口で返ってくることは豊かさを広げるギフトなのですが
「同じ」を「良し」とする暗黙の了解の中ではそんなふうに腹を決めて受け入れ合おうとすると
これまでの苦い体験が頭をよぎり難しくなってしまうのかもしれません。

とはいえ、保育や教育の流れは
「答えを求める」あり方ではなく「創り出す」方向へ向かっています。

“人だからこそ”の豊かさへと舵を切るためには、対話を通して、答えを創り出すことが出来る
チームであることが大切なのではないでしょうか。

そのためには、同じ日本語を使っていてもじつは育った背景や価値観など、
少しずつ異なる魅力を受け入れ合いおもしろがることができるちがいを受け入れる土壌があるといいですね。

~そういったお話しを園長先生としていく中で、
多様性について、対話を通して気付きを深めおもしろがる機会が持てたら・・・と。

多様性といえば、じつは ウメハナの事務局を支えて下さっている「なるみさん」は
ノルウェーで20年お仕事をされていた背景をお持ちの方。

それ踏まえて、コミュニケーション研修~多様性をおもしろがる対話の場のゲストに
なるみさんの体験をお話しいただくのはどうだろう?

・・・というわけで、今月と来月の2回研修
今月の前半では
1. 保育における「ちがい」
2.会話と対話~VUCAの時代を踏まえて
3. 世界と自分 ~なるみさんの体験談より~
4. 対話の場のためのグランドルール
5. 自分を作っている価値観 ~なるみさんの体験談より~
6.保育につながる明日への一歩
~という流れで進めていきました。

今回のゲスト:なるみさんの体験談の中で印象に残ったのは、
・ノルウェーという国の規模感・地理・白夜と北極圏ならではの自然環境。

・夜が続く時期の体内時計の整え方・国民性・文化背景・自分とは?ーーー常に問われる中で価値観と向き合うこと
・税率が31%!?ーーー教育と介護が含まれている
・食環境が限られているため 朝・昼はパンかジャガイモ、夜に少し手の掛けたものを。
・病院に予約して受診できるのが1週間後!?
・自分を受け入れてもらえたと感じた時、
 居心地の良さを感じて 気がつけば20年が経っていた
~「自分を受け入れてもらえた」と感じられる場や関係性を、私たちも大切にしていきたいですね。

ノルウェーのお話を通して見えてきた日本の「当たり前」と認識していたこととの本当の意義・
対比による “問い”の豊かさ自分を振り返ったときに生まれてきた気付き・見えてきた世界・・・
~などをグループと全体とで分かち合う中で
「知らないことを知るって、おもしろい!」
「もっと知りたい!」
「いつも仕事をしている先生の、こんな一面があるなんて」
「どうして○○しようと思ったんですか?」
・・・と、ちがっていいんだ、おもしろいな・・・と、
安心感とともにワクワク感が加速していくひとときでした。

終了後は打ち上げタイム♪
ここではノルウェーとドイツと日本のお話しで盛り上がりました。
(ドイツで過ごされた方が合流したので)

来月は、後半グループの会となります。
どんな場になるのか、楽しみですね♪
なるみさんと私とのダイバーシティわくわく研修、
ご依頼がありましたら喜んで足を運ばせて戴きます。
気軽にお声掛け下さい~。