こんにちは、松原です。

先日、様々な業種の支援をされている方とお話をする中で
様々な業種が残るか残れないか…という瀬戸際で事業の見直しを迫られているというお話、
中でも「お客様のニーズをとらえているところは売り上げが落ちていない」
というお話を聞かせていただきました。

ニーズとは、人が心の中で求めているもの。

数か月前までの豊かな社会でのニーズとしては、
「もっと便利に」
「もっと贅沢に」
「もっとオシャレに」
「もっと快適に」
といったものがあったと思うのですが、
そこからコロナの影響で人は生存の危機を感じるようになりました。

そうすると、マズローの五段階欲求説でいうところの
一番下の生理的欲求のニーズに立ち戻ります。

特に、これまでの「つながり」「ふれあい」といった社会的欲求が封じ込められ、
新型コロナウィルスの影響に怯える:安全欲求が脅かされる状態です。
外出自粛ということで
まずは家の中で、なるべく買い物に行かずに生活ができるようにーーーとなり、
生活必需品を、どう確保するのか?という生理的欲求の部分が問われている状態でもあります。

「自己実現」はいったん横に置いて・・・という状態になったこと、
外出を自粛することで感染症の蔓延を食い止めようとする社会全体の動きを踏まえると
・外出して購入・消費をするビジネスモデル
・素敵な場所・土地で過ごす体験
~といったことが複合的な要素となるハイエンドな商品は
いったん見送りになる可能性が高くなります。

逆に、「おうち需要」に特化した形で見せ方を変えることで
ハイエンドな商品を個人消費で手に届きやすい形に置き換えることもできます。

<ご参考までに>
これまでニューオータニなどに仕入れを行ってきた、友人の経営している魚かね屋さんの
北海道の漁師から市場を通さず直接買い付けであなたのお家に届く
ウニホタテ・知床の干物セット

〇外には出られないけれど、家族みんなでちょっぴり豪華なお誕生日のお祝いに・・・
〇自粛が続く中、時々自分へのご褒美に
〇日々、買いだめをしながら節約をして生活をしているからこそ
 その中に一品豪華主義で冷凍をして少しずつ日常の潤いを得ていく
~など、注文をする目的は様々なようです。

そこを前提として考えたときに、
どんなニーズを人は抱いているでしょうか?

そこに対して、私たちはどんな形でお役に立つことができるでしょうか?

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