コロナの時期に、人と人とのベースとなる
関係性を育む時間や体験が難しかったともあり、
お互いの人柄を知り合う前に
日常の業務を進めていく必要があり…。
知らず知らずに
「○○ができるから、OK」
「○○さんは○○だから…。」
~と、どこかで立場や役割を果たせるかどうか、
こちらの期待に応えるかどうか…といった視点から
相手を見てしまうところがあるのではないでしょうか。

とはいえ、人は子どもも保護者も保育者も
それぞれ違った背景や体験・育ち・
価値観を持って生きてきた存在。
自分の物差しだけで判断をしてしまうと、
その奥に広がる豊かな世界に耳を傾けるチャンスを失ってしまうかもしれません。

今回、事前のアンケートにて
若手の先生たちからは
「何を話していいのか、分からない」
「考えがまとまらない」といったもどかしさが。
ベテランの先生たちからは
「若い人にどうかかわったらいいのか、どう感じているのかわからない」
~といった声とともに
リアルな研修ならではの心の交流ができる場を求めている
というリクエストをいただき。

祝日ではありましたが、島田市の公立保育園の先生たちと
子どもを真ん中に手をつなぐ大人たちの
コミュニケーションが円滑になるきっかけとなる場を担当させていただきました。

最初のワークで一気に場が和み、
お互いの目線や挙げられた手に気が付き、
笑顔でお話をされる皆さんの内側から
人とかかわる喜びや願い・エネルギーが沸き上がってきているのを感じました。

その後の多様性を楽しむワークでは、
お互いの内側に広がる世界観に驚きと面白さを感じて
ぐっと相手の世界に引き込まれていくみなさん。

子どもへの思いを分かち合う中で、
グループになったそれぞれのお話にうっとり惚れこみ、
時に涙する一幕もありました。

相手のお人柄 そのものに惚れこみ、
お互いを尊敬し合う関係性ができると
その上に、お仕事が乗ってくる。
うまくいくときもあれば、成長途中の時もある。

いずれにせよ、支え合っていく 私たちは保育園というチームの一員なんですね。
「Helpがあったら、勇気がいるだろうけど 目線や手を挙げてね」
「その勇気、受け止めに行くからね!」
「一緒に乗りきっていこう」

~子どもたちを真ん中に、そんな温かくも頼もしい
大人たちの笑顔が広がる保育園でありますように。

1人、群衆の画像のようです