こんにちは、保育士コミュニケーション講座
講師の松原美里です。


「動ける」「動けない」とは

最近、保育の現場では

保育士養成校を卒業して、新人として現場に入る人の他に

「勉強をして、保育士資格を取得しました!」

「資格を取って、一般企業に勤めたけれども
やっぱり保育の現場で働きたいと思い、転職しました」

「子育てがひと段落したので、保育士としてもう一度頑張ってみようと思いました」

~と、さまざまな経緯を経て就業される方が増えてきています。
ぜひ、がんばってほしいですね。

さて、そういったさまざまな方が現場に入った時に、
一様に立ちはだかる壁---

それは・・・「動けない」ということなのではないでしょうか。

私自身は養成校から保育園に就職をした経緯がありますが、
晴れて保育の現場に立ち、子どもたちと楽しい毎日!~と思いきや、
まず最初に困ってしまったのが
「何をしたらいいのか、分からない・・・。」ということでした。

実習生として現場に入った時には、
先生たちの動きを観察しながら必死でいわれたことをやり、
日誌を書くことでヒーヒー言っているうちに毎日が過ぎていきましたが・・・

保育の現場に入り、右も左も分からない中での研修期間が終わると
そんな私でも「一人の保育士」として現場で動くことを求めらるのです。

「先生、ほんとに動けないわね」
「いま、何が必要なのか考えて。」
「私がどうしようとしているのか、言われなくても気づいて。」
~何度、この言葉を聞いたことでしょう。

正直、いま何をする場面なのか見て考えているうちにも、現場は動いていきます。
つねに子どもは活動をしており、見ているだけでも精一杯でした。
そして先輩の目も気になります。

そんな中で、自分は今何をする必要があるのかを考え、必要な判断をして行動する。
~これのなんと難しいことか・・・。

それまで接客などさまざまなアルバイトを経験し、実践に根拠のない自信を持っていた私は
一年目、海の底深く---落ち込みました

「ああ、私って使えない人間なんだな」---と。

そんな私も保育士人生10年以上になり、一通りの動きが身に付き。
後輩・部下育成に携わるようになる中で新しく入ってきた先生たちの動きを見ていて
気づくことがありました。

それは、動く際の「視点」です。

求められていることを“知る”ことがスタート!

思えば、「動けない」と言われていた頃の私は
「言われるのを待つ」指示待ち状態であり、
「先輩に怒られないように、自分がやるべきことを探す」
・・・といった本末転倒な状態でした。

けれども、実際に一通りの動きを覚えて任されるようになる中で、
行動を起こす時のポイントが変わってきました。

「今、何をする時間なのか。」
「どうなるのが理想の状態なのか」
「それをするために、なに(準備・配慮)が必要なのか」
~といったことが見える様になってきたのです。

それを踏まえた上で、
「誰がやるのか」「うまく回るために、どうチームで動けばいいのか」
~を考えて、先生たちと
「こっち、やっておきますね。」・・・と声を掛け合い、準備を進めたり。

子どもに声を掛けて促すなど、その場に合った“求められている動き”が出来る様になってきたのでした。

まずは、その状況の中で求められていることを“知る”ことがスタートとなるのです。

動けるようになるための道のり

さて、ここで 保育の現場に入った人が

実際に動けるようになるまでの道のりについて、

考えてみましょう。

このような道のりがあるのではないでしょうか?

① 子どもの状況をイメージする
      ↓
② 自分のすること(求められていること)を理解する
      ↓
③ 体が動く(必要な行動が取れる)
      ↓
④ 子どもを促す・声掛けする
      ↓
⑤ 寄り添いながら、次の動作につなげることができる

また、保育士間での立ち位置や役割・

誰がどの役割をするのかなど、迷いどころもあるかもしれません。

 

こちらの動画講座では、実際の保育の場面をひも解きながら

「動ける」イメージレッスンをしてみましょう。

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