こんにちは、スタッフの山本です。
代表の過去記事を紹介します。
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「言っても言っても、聞いてくれないんです。」
~お子さんのしつけに際して、
お困りの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
園でも、よくいます。
伝えても、分かっていない振りをしてやんちゃをしている子。
ですが、
いけないものは、いけない。
そんな時、私はこんな風にしています。
こどもの近くへ行き、手を取って
聴こえるように、声を掛けます。
「おかしいよね。」
知らんぷり。
「やっちゃいけないことだって、分かってる?」
知らんぷり…を通そうとするものの、
こちらが腹を据え、目を合わせて意を伝え続けると
(なんだか…まずいな。)
~という気になるようです。
そこで、こういうのはNG。
「だいたいあなたは、○○の時もそうだった。
○○は△△だって言っているでしょ!(…と説教モード)」
次第に、子どもの心が閉じてきます。
私が心掛けているのは、
子どもの気持ちに共感する声掛け。
「遊びたいよね~。
そりゃ、自由気ままに走り回りたいさね。
聞こえていても、聞こえていないフリ しちゃうよね。」
~と、心の中で子どもが感じているであろうことを、言葉にします。
内容は、 「きっと自分だったらこうなんじゃないかな~。」と、
童心に戻って考えてみるのです。
ほら、大人だって昔は子どもですから☆
本心を汲み取り、共感をすることで
一つの区切りになる。
もしも駄々をこねたとしても
それは、折り合いをつけるための駄々になります。
こちらが動じずにいると、
子どもの視線が ちらっと
こちらをうかがう色に変わります。
「バレてる?」
…という感じです。
「うん。気持ちはよ~~~くわかるよ。
でもさ---そうしたら、どうなると思う?」
3・4・5歳ごろの子どもは、社会性が発達してくるので
エゴと社会的に見てアリかナシかの判断が、
なんとなくついてきます。
「人に迷惑をかけることは、やめよう。
駄目なものは、ダメだよ。」
しーん…。
と、ここで引っ込みがつかなくなるのが子どもです。
「一緒にやるからさ、○○しよう?」
次へスムーズに進めるためのステップを、一つ作ってあげましょう。
それがきっかけになり、それまでのやんちゃがウソのように
てきぱきと動き始めることもあるでしょう。
共感によって、子どもは自分の気持ちに気が付きます。
気付いて、自分で考えて、
次の行動へのきっかけを見つけます。
あれこれ言いたくなる気持ちを横に置いて、
まずは「共感」。
おすすめですよ!
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子育て中のママさんの参考になりますように。
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