こんにちは、スタッフの山本です。

本日も松原の記事をご紹介します。

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(2014年11月29日記事)

こんにちは、保育士コミュニケーション講座

講師の松原美里です。

今回は

「急がば、まわれ!伝わりやすい話し方のコツは“相手の視点を知る”こと」

~をお伝えします。

 

 

 

 

【園の仕組みとそれぞれの役割、視点のちがいを知る】

かつて私は、園長先生に

「先生は現場のことを分かってません!

お金と子どもと、どっちが大事なんですか?!」

~と、言いに行ったことがあります。

いま、自分が施設長という立場になって、分かります。

お金と子ども、

〝どちらが大事〝ということではなく、

子どもに良い保育をするためには、

国や市からの補助金が必要なのです。

けれども当時、

現場の保育士として働いていた自分の目線からは

園長先生の視点に気付くことが出来ず。

自分の一方的な思いをぶつけるのに終始していました。

結果、思いをぶつける部下

はっはっは、と笑って流す園長先生

勇気を出した割には、何も変化はありませんでした

【相手の視点を知ることが、伝わるための第一歩】

こういった、立場による背景のちがい・感じ方のちがい。

これが、分かり合えないコミュニケーションの

“すれちがい”になります。

「言ってやった!」

「自分の意見をぶつけた」

~ということがゴールではなく、大切なのは

「納得のいく結果を得ること」

この場合で言うと、

現場にとっても良い状況であり、

園長先生の運営の面でも問題のない状況を

いかに、見つけ出していくかが、大切です。

それを理解した上で、

“どちらが正しい!?”ということではなく、

「どちらにも事情があるのかもしれない」

というスタンスでかかわることが、解決の鍵になります。

コーチング(人の力を引き出す対話術)の基本的な考え方として、

「誰一人間違っている人はいない」

~というものがあります。

(CTI Japanより)

だれもが、その人の人生の中では“事情”があり、

“正論”があります。

まずは立ち止まって、相手の立場からの視点を知ること。

思いがある人こそ、“急がば回れ”

意識的に相手の視点を味わってみましょう。

あふれる思いそのままに

自分への批判をぶつけられるのと、

自分を理解しようとする人・

自分の味方と感じられる人からの一言、

あなたなら、どちらに耳を傾けますか?

そこに、

「相手が受け入れやすい言葉の秘密」

があるのです。

新人・中堅・ベテラン・園長(施設長)・・・

それぞれの立場によって、

見えている視点や世界がちがいます。

ベル新人であれば、

目の前の業務を覚えることに一生懸命でしょう。

先輩の目線も気になるかもしれません。

ベル中堅であれば、

目の前の業務を覚え、園全体に視野が向き始めるでしょう。

園内の空気感や育成の課題・

自分と仕事の距離感にも目が向き始めるかもしれません。

ベルベテランになってくると、

保育や行事はある程度めどが立ち、

後輩の成長とともに今後の人生や園の運営方針の中で

考えることが出てくるかもしれません。

ベル園長(施設長)であれば、

予算や関係機関との連携・長い目で見た運営・

危機管理や人材採用・育成やマネンジメントといった

課題が出てくるかもしれません。

具体的な研修で言えば、代表的な何人かの役をゲーム形式で体験し、

それを元に「相手が受け入れやすい言葉」を考えて

現場で「相手に伝える力」を鍛える2時間です。

“伝えること”“話をすること”

アンテナが立っている方、ぜひ役立ててくださいね。

 

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以上となります。

本内容の実践ワークをご希望の方、

松原美里への講演のご依頼は、

お問い合わせ」より、承っております。