UmehanaChildcareCommunicationsは「大人が輝く背中を子どもに見せる」をモットーに、保育者のやりがい促進・継続支援・離職防止へ向けた研修をしています

映画「ケアニン」から学ぶ 仕事と介護の両立を考える会 ご報告

昨日、大原学園 東京校にて
映画「ケアニン」から学ぶ 仕事と介護の両立を考える会を開催させていただきました。
みなさまの思いに支えていただいて、とても感慨深い場になりました。

 

 

 

 

 

 

 

当日は

第1部: トークショー(13:00~13:45)
テーマ:映画「ケアニン」で伝えたいこと

第2部: 映画「ケアニン」上映(14:00~15:50)

第3部: シェア会「介護と仕事を両立するために」

~という構成で進めていきました。

 

 

 

 

 

 

第一部トークショーでは、
エピローグ~この会のきっかけとなる
人と人とのご縁が織りなすエピソードから始まり・・・

山国プロデューサーより、
【介護の現状と問題提起】というテーマで
・介護に焦点を当てたいきさつ
・取材を進める中で気づいたこと
・映画「ケアニン」への思いについてお話をいただき。

 

 

 

 

 

 

上田 比呂志 さんより
【家族と介護と仕事の葛藤 について】という切り口から、
・認めたくない、向き合うのがしんどい介護の現状について
・仕事をしていた時の葛藤
・決断・選択について
・当事者として感じたことについてお話をいただき。

 

 

 

 

 

石原孝之さんより、
【介護に直面した際のケース】について
・戸惑いを感じる、最初の場面
・家族間の葛藤
・どうしたらいいのか?
✔長者の森で働くスタッフが
親の介護が必要になったケース。
✔家族会議後、苦渋の決断の末、
在宅生活から施設暮らし(グループホームに入居)したケース
✔施設入居を姥捨山と捉えてるネガティブなイメージから払拭。
ケアマネとして関わったケース。
~などをお話しいただき。

 

 

 

 

 

 

知らないよりは、様々な知識があった方がいい。
けれども、専門職としての経験があるから大丈夫かというと・・・
~ということで、

八木裕子先生より、
【知識と葛藤 介護の現実 】について
・楽になる方法など、介護の知識は大切
・介護職とはいえ、当事者ならではの葛藤もある
・支え・助けになったもの
~といったテーマでお話をいただき。

 

 

 

 

 

 

上田比呂志さんより、
【仕事と家族・介護両立のための工夫】
というところで、
犬の散歩をしながら涙が止まらなくなった体験から--- 、

介護と向き合う上で仕事の知恵・役立ったこと
・チームとしてとらえ、抱え込まない
・自分がやっていることを棚卸し、シフト票を組んでみる
・平等になるための工夫
~etc,マネンジメントの視点についてお話をいただきました。

 

 

 

 

 

 

とはいえ、チームを組めたのはじつは
「いいケアマネさん」であったことが大きいのでは…
という八木先生の言葉から、

介護のカギを握る
【ケアマネとの付き合い方】というテーマで
ケアマネージャーにも、人間力の差がある
ケアマネとの付き合い方・見極め方
育てる視点(伝え合い、関係性を築いていく)
~といった内容をお話しいただき、会場一同、う~ん!と唸らされる場面も。

 

 

 

 

 

 

そこから、山国プロデューサーより
【ケアニンのなかで描きたかったこと】というテーマで
映画ケアニンの舞台となる
「みなさん」が小規模多機能施設であることを踏まえて、
山国プロデューサーがここを基盤として物語を展開していった意図・
現場の一人一人の生の体験・声から創られている物語であること・
思いが込められていることをお話しいただいた後、

そこから登壇者を代表して、そして
開場で聞いていたお一人お一人にとっても
ご自身のこととして映画をみながら
ご家族に思いを馳せていただけるよう

石原孝之さんに
【ひとりひとりの物語のはじまり】というテーマで
・自分の人生の視点から
・介護と仕事の両立について感じていることについて
お話をしていただき、1部を終えていきました。

第二部は、映画ケアニンの上映会を行い、
みなさんそれぞれの家族に思いを馳せては
感涙が止まらないひとときでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

第三部のシェア会では、
・仕事と介護の両立について
・要介護のご両親と向き合う中で
・遠方からの介護 ~どんなことができるのか~
・介護に携わる仕事を通じて感じてること
・「ケアニン」を通して感じたこと

~という5つの分科会に分かれて、
それぞれが今感じていること・気になっていることなど
語り合う時間を持ちました。

みなさん、これまでの時間で心の中に高まってきたものが
場の中で言霊としてお互いに響き合い、
心に沁み、新たな気付きを持ち帰るひとときとなったようです。

終了後のアンケートからは。
「一人で抱え込まず、チームで」
「自分を潤してもいい」
「介護は親の最後の子育て」
「プロのケアニンの力を借りる」
「介護の仕事の素晴らしさを実感」
「敬子先生の姿に自分の親が重なって見えた。
優しい気持ちで接することができそうだ」
「地域資源を活用する」

~といった言葉が印象に残ったというお声が
多くありました。

八木先生のお話にもありましたが、
言葉には、人を支えていく力がありますね。

この場が一人お一人の人生の中で一つの点となり、
さらに豊かさを深めていくきっかけとなれば幸いです。

お越し下さったみなさま。
忙しい中、顔を出して部分参加下さったみなさま。
心を分けて応援してくださったみなさま。

運営者一同、感謝を申し上げます。

これからの皆さんの人生が、
豊かなチームにに輝いてきますように。

≪映画ケアニンから学ぶ 仕事と介護の両立を考える会≫

 

 

 

 

 

 

●山国秀幸氏 ワンダーラボラトリー

●八木裕子氏 東洋大学
【介護時のブログ】
親が子供にする最後の子育てについてのブログ

●上田比呂志氏 大人の寺子屋 縁かいな

●石原孝之氏 長者の森

●松原美里 Umehanarelations

<当日の様子は、こちらからご覧いただけます>

事業内容

お気軽にお問い合わせください TEL 050-8893-3682 10:00-17:00

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+

取り組みやお知らせをご希望の方は、こちらから

動画研修を取り入れませんか

マネジメントだけではなく、リーダーシップ・職員の育成方法・働きやすい職場づくりの方法を学ぶことができます。

効果的な園内研修の方法、心構え、学んだことをどのように自園に活かしていくのかを学んでいきます。

事業内容