こんにちは、松原美里です。
4月から就職、新しい職場で活躍するために
研修やアルバイト、または実際に
勤務が始まっている先生もいらっしゃることと思います。
慣れるまでは体力的にも帰ってバタンキューになったり、
気持ちの面でも緊張の連続だったりと
大変なこともあるかと思いますが、
ぜひ乗り越えて素敵な笑顔を現場で見せてくださいね!
応援しております。
そのために何か力になればということで、今回は
先日の新卒社員(職員)研修でも声の上がっていた
「保育初心者に求められている姿勢~○○○な姿勢から、○○○な動きへ」
~というテーマでお話をしてみましょう。
<ケース1>
これまで、実習や見学できたときには、
試行錯誤をしている中でも先輩たちは優しく
「がんばってるわね。」と声を掛けてくれた。
けれども・・・
研修やアルバイトが始まってみると、あれっ?
今までと同じようにやっているつもりなのに、
なんだか先輩たちは不満そう---どうして?
<ケース2>
資格を取って、初めての保育園。
初めてのことばかりで緊張していた私に
最初のうちはいろいろ教えてくれた先輩。
けれども、最近は聞いてもなんだか微妙な雰囲気を感じてしまう。
はじめは優しかったのに、どうして---?
~そんな風に感じている人はいないでしょうか?
それはもしかしたら・・・
○○○な姿勢のせいかもしれません。
さて、○○○に当てはまる言葉はなんでしょう。
頭の片隅に置きながら、読み進めてみてくださいね。
これは、先輩が意地悪であるとか、
教えるのを出し惜しみしている、ということではないのです。
基本的に保育の現場は、子どもが主役。
子どもを見ながら、最初のうちは先輩たちもあなたに
自分で「覚えて」自分で「動ける」ようになってほしくて
保育の合間を縫って、教えてくれていたのではないでしょうか。
教えてもらったら今度は、
「自分で考えて、自分で判断をしながら動いていく」段階です。
つまり、「お客様」ではなく
「一職員」として期待されているということです。
~ということで、ここで最初の○○○の中に入る言葉の回答を。
答えは、「受け身」です。
受け身とは、教えてもらうのを待つ。
指示してもらうのを待つ。
言われるまでは何もしない。
~といった状態です。
ドキッとしたあなた。
大丈夫、あなただけではありません☆
新人の頃の私も、何を求められているのかが分からずに
まさに“受け身”で、ぼーっとしておりました。
気が付いたら、修正していけばいいのです。
「受け身」から、「主体的」に
保育者として動いていくことを意識していきましょう。
たとえば、こんなイメージです。
鳥の巣があるとしましょう。
巣の中で「お腹が空いたよ~。」と口を開けて、
お母さんからご飯をもらえるのを待っているのが、受け身な状態。
そこから育ってくる中で、自分で巣の外の様子を見ながら、
餌を探しに行くのが、主体的な状態です。
「えっ!すべてを自分で判断して動くんですか?」
「そんなの無理です、自信がないです。」
~そう感じることもあるでしょう。
大丈夫です。
最初から完璧にできる人はいませんし、
先輩たちも数々の伝説(失敗談)を残してきているはずです。
まずは、「やってみる」というチャレンジの姿勢
=次なる一歩を、先輩たちは待ち望んでいるのです。
もちろん、上手くいかないこともあるでしょう。
失敗は、成長のチャンスです。
「こうしたら、うまくいかなかった。どうしたらよかったんだろう?」
~ということについて、
自分で考えたり、先輩にアドバイスをもらうことで
あなた自身の保育者としての筋肉がついていきます。
他にも、応用が必要なことで、
どうしたらいいんだろう?と考えてしまうことはぜひ、
事前に先輩に相談してみてください。
自分の中で完結してしまう心の声を先輩たちに伝えたり、
アドバイスをいただきながらチャレンジを重ねて
ご自身が成長できる環境を作っていってくださいね。
応援しております!
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楽しい保育のための子どもへの声掛けとかかわり方
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<参考リンク>
子どもに嫌われる保育士から脱出するには?
https://ameblo.jp/u-me-ha-na/entry-12149748057.html
子どもが動きやすい声掛けの仕方とは?
https://umehanarelations.com/call-out-to-children/
保育士として子どもに寄り添うための感情・在り方・意識とは?
https://ameblo.jp/u-me-ha-na/entry-12167636572.html