このところちらほらとお問い合わせをいただくコンサルティングのお役目ですが・・・

先日より、ある園にじっくりとかかわらせていただくことになりました。

 

まずは皆さんが今どんなことを感じているのか事前アンケートを取らせていただいき

お一人お一人の声=園システムの声を頭の片隅に置いた上で

園さんに足を運ばせていただき、

子どもの様子・表情・保護者との関係性・保育の状況を見せていただき・・・

キーパーソンとなる皆さんに、お話を聞かせていただきました。

 

興味深かったのは、園内の関係性についてシステム図を描いていただいたときに

●現状
●理想の状態

~が、皆さん驚くほどに重なっていたこと。

課題と感じていることも、理想の状態も一緒なんだ!

…そう気が付いたときに、希望が見えました。

 

これらを踏まえつつ、園を取り巻く地域社会・これからの園の課題を鑑みたときに

「こう在るといいだろうな」、という方向性が見えてきました。

 

そして、提案書を作成する中で 通常の研修との違いを実感しました。

研修であっても、現状と理想の状態を踏まえて毎回プログラムを組ませていただくのですが

できるのは、「点」としての研修のかかわり。

コンサルティングというのは、

じっくりと、その園の課題に寄り添いながら

会議の場や日ごろのコミュニケーション・役割と認識の整理・園の在り方を変えていくための戦略・

職員間の意識を変革して保護者へと提案と見えるかを行っていくーーーということで、

『園の必要としている形』で

自分がこれまでやってきたすべてのノウハウをお役立ていただけるのだ、という

充実感に気が付きました。

 

「園の今」に耳を傾けながら、じっくりと歩みを進めていきたいですね。

<アドバイザー・コーチ> 

  ウメハナチャイルドケアコミュニケーションズ 代表 松原 美里

認定こども園エクレス 保育園部前施設長/保育コミュニケーション協会代表。保育園・児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングを学ぶ。 米国認定コーアクティブコーチ資格取得。 All About「育児の基礎知識」元ガイド。保育園から認定こども園へと運営方針を変更していく中で、保護者の反対から魂が抜けるも、園チームとして役割分担で真摯に疑問点を解消していく中で同意を得て、地域にファンが増え、園児獲得の好循環へとつながる。また、職員7名の退職を受け、お金を掛けずに知恵を生かす採用の種まき・育成体制・人に依存しない園組織作りを通じて離職ゼロ・信頼から人材を紹介いただく好循環につながる。現在は各地の保育士キャリアアップ研修(マネジメント)等を担当しながら、ファシリテーター育成・主催研修の開催・企画・オンラインサロン・園内研修・保育組織の発展を支援するコンサルティング・地域の保育者の研修会への認定講師の派遣等行う。

 

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