こんにちは、スタッフのヤマモトです。

本日も松原の記事をご紹介します。

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(2014年4月11日記事)

あさか保育士養成学校にて、

・看護士の資格をお持ちの方で、保育園勤務を検討されている方
・実際にいま、保育園で看護士として勤務している方
・保育の現場で保育補助をされている方
・職場復帰を考えている方

~などを対象に、
「保育士として働くための基礎講座」講師を担当させていただきました。

はじめは不安そうな表情をされていた皆さんですが、
心のうちで不安に思っていることを書き出していただき
回答を盛り込む形で1時間半あまり、おはなしをさせていただきました。

以下、レジュメを元にご紹介します。

1.保育園の一日の流れ

<子どもの様子引き継ぎ・親子関係の様子を見る>

2.参加者が気になっていることQ&A
<感じていること・気になっていること・聞いておきたいこと>

3.「見る」「観る」「看る」~子どもをみる視点
<保育の視点>
「見る」・・・全体を把握する・
子どもが何をしているのか、積極的に「見る」
「見る」は「動く」とセット!

「観る」・・・子どもの成長(変化・言葉・など)・
関係性(物・保護者・お友達・保護者)などを観察する

「診る」・・・身体に異変(熱・湿疹・腫れ等)はないか?視診を意識
状況によっての見極め・すぐに対応が必要な場合も

4.保護者との関係
<スタンス>
一緒に子育てをするパートナー
心を受け止めがら、プロとしての一線を意識

<日常の中で伝えること>
●子どもの体調
●変化・子ども同士のやりとり
●保育の中での成長

5.保育の中で大切なこと~心・安全・業務に関して
健康・安全・元気が当たり前?
~何事もなく過ごせているのは、じつは奇跡の連続
●命を預かる仕事の重み
●大切なのは、リスク回避
危険を認識し、対処していくこと

<室内での危険>
・SIDS ・誤飲 (だんご・もち・あめ等) ・アレルギー
・熱性けいれん・引きつけ ・噛み付き ・ひっかき ・転倒
・プールでおぼれる・骨折(遊具・遊んでいて、等) ・流血
<室外での危険>
・散歩中の事故~つまづき・転倒・脱走・ケンカ・見失い
・交通事故・不審者

6.現場とともに「動く」ために

同時進行の保育業務:子どもへの声掛け・促し・フォロー・次の保育準備

<チームワーク>
役割分担を共有し、アイコンタクトで意思の疎通を図る

<情報共有>
・声を掛け合う習慣
~常に動いている現場だからこそ~
・チームでの情報共有
~自分だけが分かっていても、現場は回らない!
・やったこと・これからやろうと思っていることを伝える
~他の人とやることがかぶってしまうと、時間がロス!

みなさんが気にされていたのは、

「どのようなリスクが起こり得るのか?」
「どう対応をするべきなのか?」
「看護士として、どこまで責任を任されるのか?」
「判断はどこで行えばいいのか?」

~といった、現場でのシビアな場面に対するかかわり方が多くあり。

施設長として、私が行っている判断・
専門機関との連携の取り方を踏まえ、
保育園で看護士をされている方から聞いたお話なども盛り込みながら
子どもとのかかわりに思いを馳せる時間となりました。

 

看護士さんがいる園・いない園があり、

看護師さんにとっては「何気ないこと」「当たり前のこと」が

専門で勉強をしていない私たちにとっては頼もしく、

「居てくれるだけ」で、十分 現場としては心強いのですが・・・。

保育園勤務に際して、こういった不安を持っていたのだということに、

今回の講座を通じて、あらためて気が付きました。

不安から解放されて、

現場に力を与えて下さる存在となる日をお待ちしております!
<参加者の感想です>

親御さんとのコミュニケーションの取り方が参考になった。

・子ども同士のトラブルの対処の仕方が良かった。

・人と会話をするときに行状にとらわれがちですが、
その奥の気持ちを受け止め、相手の心に入り込めるように
感情を動かすような会話をしていくのが大事だと思いました。

・現場の具体的な状況を例に挙げていただきながら、
子どもたちだけでなく親とのかかわりが聞けて良かった。

・子どもを「みる」視点で多くのことを知ることができた。

・先生の話し方や実際に会ったこと・
実体験を交えた内容がすごく分かりやすかった。

・保護者との関係性や自分の立ち位置を確認できた。

・看護士としてのかかわりや、保護者との関係が分かってよかったです。

・保護者・スタッフ感のコミュニケーションの取り方の大切さを
あらためて得ることができた。

・保育の現場での対応の奥深さを知りました。

・Q&Aで気になっていることなどを含め話をしていただけてよく分かりました。

・保育の面でも観察が大事なこと・
子どものことを伝えるときに伝え方が大切なことをあらためて感じました。

・他の保育園のことを知る機会がないので、参考になった。

・全体的にとても分かりやすくて楽しかったです。

・保育士には介入できないこと・NSに伝えていたことに驚きました。

・すべてが学びになるということ・成長を促す関わりが大事ということを学んだ。

・園の中での看護婦の責任の負担が大きいと思っていたのですが、
怪我・病気に対してすべての責任を負うのではないという点を聞いて、安心しました。

・保育園での就業経験はなく、全く知識もなかったが、
子ども・親への接し方が対応後肩を分かりやすく話していただき、
すごく興味がわきました。

・3つの「みる」・判断の仕方・責任の果たし方・・・
断定しすぎず、可能性を多く考えること。
助言・専門機関との連携の部分が印象に残りました。

・保護者には気持ちを汲んでコミュニケーションを図ること・
スタッフ間では言葉のやり取りを多く、
お互いにコミュニケーションを図るのが大事だと分かりました。

看護士さんがいる園・いない園があり、

看護師さんにとっては「何気ないこと」「当たり前のこと」が

専門で勉強をしていない私たちにとっては頼もしく、

「居てくれるだけ」で、十分 現場としては心強いのですが・・・。

保育園勤務に際して、こういった不安を持っていたのだということに、

今回の講座を通じて、あらためて気が付きました。

不安から解放されて、

現場に力を与えて下さる存在となる日をお待ちしております!

 

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