映画「ケアニン」とは
小規模多機能型の施設での日常の中で主人公が認知症の女性と出会い、
向き合いながら成長していく物語です。
一言でいうとそうなるのですが、
じつはさまざまな登場人物の視点から
それぞれにとって気づきの多い映画だと感じています。
<主人公 大森圭の視点から>
一人の青年の成長を通じて、介護業界の現実と楽しさ・やりがいが描かれています。
ヒーローになるのではなく職業人として最後まで生き切るお手伝いをすることに目覚めていくなど
介護というお仕事の豊かな多面性を見せてくれています。
<みっちゃん 星川光彦の姿から>
母親が痴呆になったことを受け入れられず、向き合えず 葛藤する姿。
母親との思い出に思いが高まり、
残された一瞬一瞬を大切に過ごそうとする姿に、
これからの両親や祖母と向き合うであろう自分の姿を重ねました。
<敬子先生 星川敬子の姿から>
痴呆となり、「おたがいさん」で過ごす中で最後を終えていくまでの様子が描かれております。
自分の両親や祖母もこんな風になっていくのかもしれない。
その時に、どんなふうに接することができるだろうか・・・。
~そう思いを馳せるとともに、家族への接し方・心の準備を少しずつはじめていこうと感じました。
<圭の上司役 工藤博文の姿から>
実習に来た学生さんを、就職につなげるやわらかなリード。
葛藤を感じながらも成長していく部下への寄り添うまなざし。
答えを与えるのではないけれども、生き様や考え方を示す中で
「こう在れるといいな」そんな理想を描くことのできる背中でした。
<看護師 村松千尋の姿から>
介護の現場に関わる看護師は
こういう視点で見守りやかかわりを行い、役割を担うのだということが
寄り添う在り方や発言やを通して、見えてきます。
あなたはこの映画を見て、どんなことを感じるでしょうかーーー?
<お申し込みはこちらから>https://ws.formzu.net/fgen/S79602968/