こんにちは、スタッフの山本です。
これまでお伝えしてきました
保育士のための「後輩に伝わる指導の仕方」
最後になります、5つ目のポイントをご紹介していきますね。
5.叱り方(注意の仕方)
人に対して、注意をする。
これは、苦手な方も多いのではないでしょうか。
私も後輩指導がうまくいっていなかった頃は、
散々ネチネチとお小言を言っていました(苦笑)。
「ちょっと!この間、○○やってって言ったでしょ!
まだ出来ていないんだけど。
どういうこと?
一体いつになったらできるの?」
「ぼさっとしないで、少しは周りを意識しなさいよ。
みんながテキパキ動いているでしょ?
あなたが動かないから、その分他の人がフォローしているのよ」
~こんな調子です。
ああ、我ながら……こんな先輩のもとで働きたくないですね~。
後輩よ、よく耐えてくれた★
~とはいえ、
好きでお小言を言っているわけではないんです。
実は---
「○○出来るようになってほしい。」
~そんな願いから来ている。
なので、ぎすぎすしてしまう自分にも嫌気がさしたり……。
悪循環にハマっていきます。
できれば円滑にやっていきたいところ。
注意というのは、できればしたくないことかも知れません。
「気がつくまで、待つ」
~これが理想ですが、
保育の現場では子どもの安全がかかっていますので
そう悠長なことも言っていられません。
まず、気がついてもらう。
そこからどうするかを、
自分で考えてもらうことが一番です。
そのためには、 「叱る」ことが有効です。
意外かもしれませんが
『気持のよい叱り方』
というのが存在するのです。
それは、叱る方が腹が据わっている叱り方。
『あなたのためだから、良薬苦しと思って聞きなさい!』
~という気迫で、ビシッと叱るのです。
「○○のことだけど。
それは、良くない。
あなたががんばっているのを知っているよ。
だけど、こういうやり方をしていると
あなたのいいところが見えにくくなる。
それは、周りに誤解を生むよ。
せっかくがんばっているのが、台無しになる。
もったいないから、○○をするのはやめなさい。
それをするなら、こういう方法(別の提案)があるよ。」
~と、私は伝えています。
(“怒る”ではありませんので。くれぐれも。)
この伝え方のポイントは、
1.何が悪いのか
2.それをすることによって、本人にどんな弊害があるのか
3.新たな選択肢で視野を広げる
~ということです。
声色は、本人にとって効果のある言い方を選んでみるのがいいでしょう。
(強めに言った方が伝わるのか?
気にしてしまうタイプなのか?)
「叱る」 と 「怒る」 のちがいについては、またご紹介しますね。
保育士のための伝わる!後輩指導と題しまして、
5つのポイントをご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
悩んだり迷ったりした際は、お気軽にご相談くださいね。