こんにちは、スタッフの山本です。
保育士のための 「後輩に伝わる指導の仕方」
5つのポイントについて、
これから一つずつご紹介をしていきますね。
1.伝える(教え方)
一緒にクラスの中でパートナーシップを組むとき。
新人さんが入ってきて、
園内の流れや保育の仕方を教えるとき。
さまざまなことにおいて、
まずは「伝える」という場面が多くなります。
ですが、トラブルが多いのも、この
「伝える」ということなのではないでしょうか?
あんなに丁寧に伝えたのに。
昨日、教えたばかりなのに。
何回目かの指導なのに。
~そういったことが重なると、
相手に対しての不信も募ってきます。
けれども、「相手」に問題があるのでしょうか?
伝えたつもりになっていませんか?
コミュニケーションは双方向。
一方だけが悪い、ということはごく稀です。
「言った」「聞いていない」になりがちな理由は2つあります。
1.「伝えたつもり」で言葉が足りていない
2.相手に「受け取る準備ができていない」
では、トラブルを防ぎ、受け取りやすくするには
どうすればいいのでしょうか?
まずは、
●前提を共有すること。
どういういきさつ・背景があるのか。
自分は分かっていることであっても、
初めて聞く人にとっては見えないこともあるかもしれません。
「当たり前」をあえて言葉にして、
土台の部分から話をすることで 理解がしやすくなります。
●「相手にとっての意味」を理解してもらう
これをすることは、相手にとってどんな意味があるのか。
「自分ごと」になることで、物事の距離がぐっと近づきます。
すると姿勢が前のめりになり、目つきが真剣になります。
そうなったら、伝え時です!!
受け取る準備ができていますので、伝えやすくなるでしょう。
●相手が受け取りやすい伝え方をする。
どういうシチュエーションなら、受け取りやすいのか?
どういう言葉を使うと、反応が良くなるのか?
どういう話題なら、食いつきがいいのか?
相手の表情や反応を良く見て、あらゆる角度から球を投げてみることです。
「これか?!」と思うポイントがあれば、
そこにひっかけて伝えるようにする。
「○○もそうだけど、△△もそうなんだよ。こういうところは、共通。
だから、◆◆を生かしてやってみようね。」
伝えることには、実は
コーチングの「観察」のスキルと同時進行をすることが大切です。
あなたと言う人がこの世界に一人しかいないように、
あなたが指導をする人も、唯一無二の存在。
「こうすればうまくいく」というマニュアルは存在しません。
だからこそ、相手の反応を見て
臨機応変に伝え方を変えていくことが必要なのです。
いろいろ試して感覚を掴み、現場で役立てて下さいね。
メッセージはお気軽に
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