いつも担当させていただいている繭の糸様主催の保護者支援・子育て支援を今月も開催させていただきました♪

1日目

保護者支援・子育て支援研修の1日目。
みなさんの育った頃の子どもと地域のつながりを聞かせていただくところから、スタート。
・地域のお祭りで、子どもたちがお互いに顔を合わせて仲間意識が醸成されていた、というお話。
・両親がいないときは、大家さんに鍵を預かっていてもらい、おやつをもらって家に帰っていたというお話
〜などなど、さり気なく地域や人の輪に支えられて育ってきた私たちの時代と、
子育てを学ぶ機会が失われつつあるいまの子育て世代にとっての保育所の意味に思いを馳せつつ…。
困り感やサインをキャッチしていくためのコミュニケーションの工夫と、保育現場でできる工夫について、ブレイクアウトルームで 熱く語っていただきました。
ある園では、一日保育体験を終えたお父さん・お母さんに、園長先生から表彰状が手渡されるそうな。
とても誇らしく、喜んでくださる…とのお話を聞かせていただき、ホッコリする一同なのでした。
参加されるみなさんからのお話が、
お互いの共感や気づきを呼び起こすエッセンスになっているとこを感じております。
明日の研修も、楽しみです!
 

2日目

本日は、オンライン保護者支援・子育て支援の2日目。
妊婦さんへのマタニティヨガの区の窓口やインターネットを通した働き掛けや 
商店街の方の見守りの関係性など、各園の地域に開いた子育て支援の取り組みに刺激をもらい、
「うちの園でも提案してみようと思います!」とワクワクが広がるみなさん。
後半では、難しい保護者のニーズや背景に想いを馳せる中で
感動的なドラマをシェアして下さり、拍手があちこちから起こる一幕も。
「園として」「ここまで」と線を引くのではなく、
一緒に考えていける関係性へ向けて、コミュニケーションのあり方を変えると、
お互いが楽になれるのかもしれませんね。
すでに「明日で最後ですね…」と名残惜しむ声が聞かれるお部屋もありましたが、
最終日も豊かな時間にしてきたいと思います。

3日目

繭の糸保育チームさんでの「保護者支援・子育て支援」3日目が終了いたしました。

虐待の捉え方・かかわり方に思いを馳せる中で、
これまでに出会ってきたさまざまなケースについで分かち合い、
身近な社会資源につなげるヒントを見出す時間となりました。

受講者同士の学び合いを大切に、全体と書き出すワークとグループシ
ェアの中で、お互いの心の深さや愛着深さに小部屋で感極まる一幕も。

気になるご家庭があったとして、
在園中、様子を見ていたけれども…かろうじて、何もなかった。

けれども小学校に上がったら---
その後、いろいろな問題が立ち上がってくるかもしれません。
そのときに どこにもつながっていないと助けられる手が見つからず
ヤングケアラーになっていくケースもあるのではないでしょうか。
そんな時、どこかで気にかけて見守ってくれる目があったとしたら、心強いですね。
~そんなふうに親子を見守り、気にかけてくれる目を作っていく近所(地域)の応援隊を、
日々の保育の中で 育んでいけるといいですね。
また、何とかしてあげたい…気になる…というケースは
何もしてあげられないもどかしさを感じることも。
~じつは、もどかしさを一番感じているのは当事者なのかもしれません。
そんな今に寄り添い、支えてくれる存在がいることが、何より心強いですね。
「もっと前に知っていたら…今までであって見送ってきた親子に、
もっとしてあげられることがあったのではないか…?」と悔やむ声も。
とはいえ、今よりも前…新人の時に聞いても、仕事でいっぱいでそこまで目がいかなかったかもしれませんね。
 
いま、がちょうどいい。
これから出会う親子に…幸せの連鎖につながるバトンを渡していけるといいですね。
学びのメモと記憶をすり合わせて行う最後のJAMBORD作成には、みなさんの今後への意欲が光っておりました。
みなさんの温かいまなざしが、地域の親子を支える光になりますように!
9月以降も、担当させていただきます。
▼詳細・お申し込みは、こちらから
https://mayunoito-hoiku.com/article/tokyo