オンラインの研修、進めていくとしたらどうやって?
気になるけれども、実際のところはどうなんだろう・・・。
~そんなお声にこちらにて一例をご紹介いたします。
松原自身、2018年より手探りをしながら自分の講座の中でZOOMを取りれる中で工夫してきたこと・
今、心掛けていることなどをまとめてみました。
運営側の視点として、お役立て下さい。
オンライン研修を進めていく上での運営側の素朴な疑問
Q:on-lineの研修を受講するために必要な環境とは?
A:インターネット機器、どれかがあれば、参加が可能です
そんな中でも、
・iPad、スマートフォン等
・インターネットができる環境
~があれば、受講が可能です。
Q:ZOOMというシステムを使用するにあたり、必要な手順はありますか?
オンライン研修はZOOMで行うとのことですが、
ZOOMを使うためには設定が必要になるのではないでしょうか。
もしもそれを事前に参加者に知らせるためには、どういう手順で行えばいいのでしょうか?
手探りの中でも、「何か気になる」とアンテナを張られていることが素晴らしいと思います。当方でもご案内をしている内容を、順を追ってご紹介いたします。
A.以下の1~5の手順を参考にしてみてください
1.ZOOMダウンロード~その後の操作について
まずは、ZOOMというものをセットアップするにあたりイメージが膨らむ動画をご活用ください
<ダウンロード・セットアップの仕方動画>
こちらの「共有」ボタンをクリックするとURLが表示されます。
メールの文面にこちらを張り付け、ご案内してみてください。
2.ZOOM本体(アプリ)のダウンロード
ZOOM本体(アプリ)を、当日使用したい機器(iphone/ipad/PC)にダウンロードしていただけるよう促します
上記の動画を踏まえてこちらのURLをクリックし、セットアップを行ってください。
ログイン、ではご自身の名前または園の代表名等をご入力ください。
こちらがZOOMで当日入室した際の表示名になります。
(後日、「名前の変更」より変更は可能です)
3.当日のURLを受講者へ事前にお知らせ
研修当日へ向けて、当日開催をするZOOMのURL・パスワードを
事前にメール等で受講者にお知らせしておいてください
4.事前に接続チェックの機会を設けましょう
~事務局で主催をする際は、研修とは別日に接続フォロー・入室フォロー
当日、いきなり接続をしても
オンライン研修に不慣れな方は機器の取り扱いに戸惑い、
「つながらない!」「聞こえない!」「話せない!」と混乱される場合があります。
中には、不安な体験によりオンライン研修に対してのネガティブなイメージを持ってしまい
それ以降、受講を避ける人も出てきます。
そうならないために、遅くとも1週間前には事前の練習日と時間帯を設け
「○月○日 ○時~○時の間に、ここに接続してください」
~と当日のZOOM URL・ID・パスワードを伝えておきましょう。
電話番号をお知らせしておき、
うまくいかに場合は電話越しに一緒にやりながら入室をサポートするのがおすすめです。
接続チェックの際に注意しておきたいこと
① 入室の許可
運営側はZOOMのROOMにログインし、
「待機中」と表示された方のPCやスマホ・iphoneによる入室を許可していきます
② 表示名の変更
入室してきた人の表示名を変更するように指示を出してください
「参加者」→自分の機種の表示名を選択し、名前の変更を選択。
ここに、申込者名・園名・気になっていることなどを打ち込んでいただきます。
*会場での受付の代わりに、こちらの表示名によって、受付を行います。
③音声・映像の確認
・音声確認
○受講者側の声がこちらに聞こえるか?
○こちらの音は聞こえるか?
→うまくいかない場合は
左下のミュートボタンの横の△マークをクリックし、音声を調整しましょう
どうしても聞こえない、話せない場合は、
個人のスマホを音声用に活用する奥の手もあります。
・映像は写るか?
オンライン研修は、一緒の会場にいられるわけではなく、物理的にも距離が離れているため、
画面で双方の表情を見ながら、受講者が腑に落ちるよう配慮を重ねて進行していく必要があります。
もしもカメラが写らない場合には、家電量販店やネット通販で外付けできる「PCカメラ」を購入し、
接続してみる必要があります。
当日いきなり接続をして写らなくても、誰も助けることができません。
必ず1週間前には確認をし、当日へ向けて使えるかどうかのお試しをしましょう。
・ミュートにすることはできるか?
こちらの音声や音が、ネット越しに
オンライン上で集まっているメンバーに聞こえてしまうことがあります。
自分では気づかなくとも、意外とがさがさ大きな音が入ったり
自分の笑い声が響き、講師の声が聞こえなくなる
(オンライン上の音声は、その時々で音がしている人にフォーカスが当たるようになっています)
基本的には、講師が話すときは自分の機材は「ミュート」に。
反応や声を求められたときには「ミュートを解除」をしてお話しするようにしましょう。
そのためにも、事前にミュートボタンの操作ができるようになっておく必要があります。
~等の確認をしていきます
5.当日:受講開始 ~ 参加者フォロー
(ブレイクアウトルームへの誘導等、リクエストがあれば応じる必要はありますが)
あとは途中で接続が途切れてしまった人への入室フォローに気を配りましょう。
受講者のモチベーションの低下~オンライン研修へのネガティブな印象につながりかねません。
オンラインだからこそ、丁寧なフォローが大切です。
Q:ZOOMを使用するに当たり、料金はかかりますか?
A:利用料(比較的安価)・通信費が必要となります。
研修費の中に込める形にさせていただきますので、
もしも研修のためにZOOMを検討されている場合は、無料でZOOMを使用できるのは40分までとなっております。
月ごとの料金体系もありますので、こちらを契約なさっても
コスト的にはさほど負担にならないのではないかと思われます。
Q.やむを得ずの途中退席も可能ですか?
A.事前に伝えておいていただければ安心です
園の状況など、諸事情がおありかと思われます。
何かあった際はその時にチャットやメールでその旨を伝えていただ
Q.会員限定研修の場合、ID, パスワードの発行はどうすれば?
A.UmehanaRelations・保育コミュニケーション協会にご依頼いただいた場合は
当方で設定・発行をしたものをお知らせいたしますのでご安心ください。
ご自身で主催される場合は、ご自身でこちらを参考に発行することができます。
会員内の底上げを目的にしている中で、
安全に受講をしたいという思いがあるのではないでしょうか。
あとは接続していただくだけとなります。
ご自身で設定をするにも、わかりやすい操作ですのですぐにできるかと思います。
Q.on- line研修の場合の講師料はいかほどになりますか?
A.もろもろの手順を踏まえると、リアルな研修と同様の価格帯となります
オンラインの場合、講師も場所の移動が要らないので交通費がかからない。
会場を取る手間も省けて、もろもろ安価に済ませることができるのではないか・・・?
~たしかに一理あります。
●交通費・会場費(手配の手間も含めて)
~と、じつは運営側は少しラクになるかもしれません。
会場費に代わるものはZOOMの通信費と考えることができますが、
これは講師側・運営側 どちらの環境が整っているのかによって 応相談となるのではないでしょうか。
一方、見えないところで実は講師側には準備用の経費が掛かっております。
講師側に必要な設備
・カメラに写ってもいい環境づくり
~受講者から見ると講師の背景がごちゃごちゃしていると、抗議に集中ができません。
背景となる壁はどこがいいのか、別で部屋を用意する場合もあるでしょう。
松原の場合はグリーンバックの用意も、2種類目となります。
・音が聞き取りやすく、長時間に耐えうるマイク
~ヘッドセット・イヤホン等試しましたが、結局マイクは不良品も含めて3つ目となります。
・音声にストレスのない環境
~ワイヤレススピーカー・PC用のスピーカー等、
・カメラ
~PCについているカメラは画素数が低く、粗い画質になるため 長時間受講者が目にするには疲れを伴います。
諸々試していく中で、現在 4つ目のHDカメラを使用しております。
・ライト
~Youtuberライト・女優ライトと呼ばれるものです。
その他、講師側の準備(松原の場合)
・オンラインファシリテーションの研修への参加・プログラムの改善
~リアルでやっていた内容をそのままオンラインに持ってくると、温度感や伝わり具合など
独特の距離感と脳の疲れ・時差が生じるため違和感をぬぐい切れません。
そこで、オンラインとしての良さを生かすためには講師側にも学び直しの機会が必要です。
実際のところ、松原も3~4月で学びの機会に投資をしております。
・オンラインアシスタントの依頼・雇用
受講者が8名までであれば講師一人でも可能ですが、
ブレイクアウトルームを作成する・接続が落ちてしまった人のフォローを
研修中に行うとなると、講師一人ですべては行うことができません。
そのため、オンライン研修のサポートができる特別なスキルをお持ちの方に
アシスタントとしてサポートを依頼する必要が出てきます。
この方にも無償でお手伝いいただくことはできないため、特別スキルへのお礼として人件費が発生します。
・事前アンケートフォームの作成・記入の依頼
~より現場の現状にフィットした学びの時間にしたいので、
・事前アンケートの声を踏まえて、プログラムの作成・講義資料作成
~声を反映できるように組み換えます
・オンライン環境のセッティング
~ZOOMが込み合うことがあるため、あらかじめ接続をしておきます。
運営側の配慮
・オンライン入退室フォロー
オンライン空間を一つのお部屋だとイメージしてみてください。
本人はそのつもりはなくとも、突然 回線の調子が悪くなることがあります。
そうすると、突然 蚊帳の外に放り出されてしまったような取り残され感と困り感が芽生えます。
そうなると学びに集中をすることができなくなります。
また、途中入室の人への対応に研修中の講師が向き合ってしまうと、
当人以外のたくさんの参加者が待たされる状態となり、ストレスが生じます。
~そのためオンライン環境のフォローを別の人がする必要があります
・開始前後に、受講生の接続サポート・終了後の質問タイムの確保
リアルな研修だと、その日の感想や質問など 前後でおしゃべりをすることができますが
オンラインの場合、退室を押すとあっさりその空間は終了となります。
余韻や気づき愛を大切にする中では、終了後の30分を「放課後タイム」としています。
(その間、ZOOMを開けておきますので、
・終了後アンケートの作成・返答をフィードバック
終了後アンケートの作成・受講者に記入送信してもらい、
その声をまとめて、
・希望があれば当日の動画をシェア(割引適用の場合は、手間と時間を要するため見送りとなります)
研修内容についてZOOMでは同時に録画ができるため、
希望があれば参加者の振り返り・
リアルな研修とはまた違った可能性がある
ここまでお読みいただき、いかがだったでしょうか?
これらを踏まえると、これまでのリアルな研修とはまた違った視点で
利便性や活用の伸びしろなど、オンライン研修の可能性が感じられるのではないでしょうか。
オンライン研修のハードルを下げるべく、以下のような取り組みもしております。
気軽にご活用ください。
受講者体験
まずは、参加してみる。
オープン講座にご自身が参加することで受講者としての感覚を知ることができます。
「始めはドキドキしていたけれどーーー終わってみると、楽しかった!」
「意外と普段のセミナーと変わらず、身になる時間だった!」
~そんなご感想をちらほらいただいております。
百聞は一見に如かず。
まずは興味の沸いたものをご活用ください。
●保育コミュニケーション協会 オープン講座
●事務局として運営していく上で、オンライン研修ついての目線を合わせたい方へ
「私は、オンラインをどんどん取り入れていったらいいと思う。
けれども・・・中には不安を感じている人もいるんですよね。
そういう人の心のハードルを下げるにはどうしたらいいんでしょう?」
~そんなときは、一度体験していただくのが一番ですね!
ご都合が合わせられる日時をいくつかご提案いただき、
「なんだ、ワクワクするじゃない!」と感じていただけると前に進めやすくなると思います。
研修業界のハードルを下げることに貢献したい思いと、
私自身も皆さんがどんなことを不安に感じているのかなど教えていただきたいので
よろしければこういった場もご活用ください。