1月12日(金)に「保育リーダーのための成長し続けるチームを作る勉強会」

第5回目を終了いたしました。

2017年5月末よりスタートしたこちらの会も今回が最後。

これまでを振り返り、園のこれからのビジョンへ向けて
リーダーとして職員を導いていくための在り方を
ワークや語り合いを通して体得していく時間となりました。

以下、レジュメに沿って当日の様子をご紹介します

 

1.すべてはチームの成長の機会

・チームビルディング

・リーダーとしての在り方

・育成の視点

・任せていくこと

・群集心理

・伝え方

・場を意識し、活用する

・コーチング

 

~これまでの会で学んできた内容を振り返り、

これらが土台となって今回:最終回が意味を成すことを確認しました。

 

2.園全体を導いていく視点

視野が広がったところで、

リーダーとしての自分の立場だけではなく、

園全体を客観的に見据えた上で現在の状態・理想の状態について

二人一組でのコーチングセッションを行いました。

 

真剣に思いを馳せる人、思わず笑顔がこぼれる人―――

それぞれの園での具体的な取り組みが見えてきたようです。

 

そして、こういった〝引き出す”スタンスは

リーダーとしてほかの職員さんへかかわるときにもとても有効なんですね。

熱い思いを整理することでやる気を後押ししたり、

会議で意見が活発に出るように

場をプロデュースするかかわりにもとても有効。

 

ぜひ、園に持ち帰っていただきたいというお話をしたところ

納得している方が多くいらっしゃいました。

 

3.園づくりは人づくり

そしてーーー

現在の状態から理想の状態へと現実を作り上げていくのは

「ある日、突然魔法使いがあらわれて・・・」ということはなく、

まぎれもなく、園を支えている〝人“なんですね。

では、その「人」は、待っていれば、自発的に動いてくれるのでしょうか。

~忙殺される毎日の中で、みんな自分のことに必死であり、

待っているだけで 変化が起こるわけではないことは

現場で葛藤されているリーダーさんが

一番よくわかっていることと思います。

 

あなたが思い描いているような素敵な展開をもたらすためには・・・

やはり「意図をもってかかわっていく」ことと、

そのための計画となる「軸」が必要となります。

 

こちらでは、それぞれの人の理想とする変化を思い描いた後、

中でもキーパーソンとなる人の

成長に必要な段階を書き出してもらいました。

 

それによって「いま、これが必要なのだ」ということが、

明確に見えてきたようです。

 

4.アクシデントをチャンスに変える力

人が活躍するチャンスというのは、

実は日常の中では思いがけない機会としてやってきます。

 

そんな時に、うろたえてその場しのぎの対応をするのか?

はたまた、「それはちょうどよかった!」と切り替えて

機転を生かす対応をすることができるのか?

ここでは、

思いがけない境遇の中で視点を変えてメンバーを導くゲームを通じて

みなさんの底力を楽しんでいただきました。

 

思いがけない展開に、あちこちで爆笑が起こっていました。

 

5.あなたの宝を受け継ぐ

理想の状態を思い描いた。

課題とアプローチが見えてきた。

~とはいえ、自分と同じ人間はいません。

どんなに思いがあっても、

自分が一生懸命に作ってきた道があっても・・・。

あなたが歩んできた道と、

これからメンバーが辿っていく道はちがいます。

今までのやり方や今の形にとらわれず、

「本質」を握って 次世代が作っていけるように

信じて委ねる次世代育成の軸を持つことが大切だということを

みんなで確認しました。

 

6.リーダーとしての成長

最後に、一緒に継続勉強会の機会を過ごしてきた仲間からの、
うれしいメッセージを送り合いました。

自分の成長や良いところは、自分ではよくわからないもの。

けれども、人から見ると客観的に見えやすいものだったりします。

みなさんは園やチームのリーダーとして活躍される方ですので、

ぜひこのフィードバックを

自園のチームメンバーにしていっていただけるといいですね。

自分が心の支えにしているリーダーから

気が付かなかった自分自身の成長をフィードバックしてもらうことで

「この人は見ていてくれる」

「この人の期待に応えたい」

~と感じ、一人一人の気持ちが高まっていったとき、

チーム全体ののやる気がどんどん上がっていきます。

 

みなさんのこれからのご活躍、心より応援しております!

 

<参加者の感想を一部ご紹介します>

・今日も、とにかく楽しかった!

自分の思いを話し合えること、楽しく聞ける雰囲気のこの会が大好きでした!

本当に働くにあたって大切な現場づくりの方法を聞くことができ、

今少しずつ実践しています。

 

・他園の先生とのかかわりの中で、

自分のコミュニケーション力がアップしていることも感じることができ、

嬉しいと思いました。

 

・今自分がもやもやしていたところ・落ち込んでいたところが

スーッと解決していく道筋が見えた気がしました。

これから発信し、成長し合える仲間づくりを目指していきたいです。

 

・今日で最後なんだな~としみじみ思いました。

園の理想を離していて、たしかに答えは自分の中にあるなと実感しました。

 

・解決社長をすることで、仕事に対しても「どんと来い」と思えるようになった。

 

・「ありのままを受け入れる」この言葉が残りました。

一人一人の可能性を見ていけるように、自分自身も前に進んでいけたらと思います。

 

・相手をよく見て理解すること・変化に気づくことは大切だと思った。

 

・ファシリテーターになることの大切さを改めて感じたことと、

メンバーへの配慮がとても重要であることを感じることができ、良かったです。

 

*  *  *  *  *

 

終了時にはみなさんで、集合写真を撮りました。

その後の懇親会では、一人ずつのコメントともに

マグロの解体ショーが催され、大いに盛り上がりました!

「リーダーのための成長し続けるチームを創る育成勉強会」

30年度も静岡県藤枝市にて開催を予定しております。

ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

https://umehanarelations.com/schedule/2018_shizuoka_leader-team-growingup/

(他地域での開催は、ご相談ください)