保育士キャリアアップ研修 【マネンジメント】
キャリアパスを見据えた保育士の研修機会の充実・体系化へ向けた研修の仕組みとして
保育園組織の中で次世代を担う中堅リーダーが自分たちに求められている役割を知り、力をつけ、
保育士が定着して成長し続けられるための研修として【マネンジメント研修】があります。
「マネジメント」という視点を通じて、15時間程度の研修によって
園に愛着と誇りを持ち、未来へ向けた課題を自分ごととして捉え
保育の質の向上のための人材育成・地域社会との連携を図りながら
自らのキャリアを築いていく視点を養います。
マネジメント研修ではミドルリーダーの視点の変化を目標として
以下のような流れで進行していきます。
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1.保育におけるリーダーシップ
・プレイヤーからリーダーへ
・リーダーの葛藤と課題・目指す姿
・ミドルリーダーとは?
2.マネジメントとは
・変化の中で子どもの未来を照らす園戦略
・あなたは園の代表選手
・園を支える資源
3.組織目標と計画の設定
・それぞれの視点と役割
・園愛の課題解決へ向けたシステムアプローチ
~悪循環と好循環ループ
・園で生きるあなた自身のキャリアを振り返る
4.人は園の宝
・人材育成 3つのアプローチ
・伝え方
・後輩指導
・ボスマネジメント
・コーチング
5.学びという投資
・学びの機会4つのアプローチ
・研修を園内の底上げとして生かすために
・実習生 ~次世代の芽を育てる視点
6.働きやすい職場作り
・人間関係の良い職場とは
・多様性を尊重し合える柔軟な組織へ
・対話
・ハラスメントのない職場
・女の職場!?どう対応する?
・メンタルへスルへの配慮
・ICTの活用とはたらき方の見直し
7.園の未来とともに歩む
・いま~未来へ園の資源を生かすための取り組み
・まとめ
<リスクマネジメント>
指定外ではありますが、2019年度保育者が気になっていることとして
リスクマネジメントについても
・事故・怪我
・アレルギー
・不審者
・災害(防災士資格あり)
~といった切り口からお話させていただいております。
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園を越えた仲間が立ち止まり、共に学び、
ワークやディスカッションを通じて
受講者それぞれの立ち位置に落とし込みながら意識の成長を支援します。
(その他、リクエストがあれば、アレンジも可能です)
<実績紹介>
松江市にて保育士キャリアアップ マネジメント研修
メイトサマースクールにて園長・主任向けマネジメントセミナー
2018年9月 東京都キャリアアップ研修 マネジメント
2018年10月 東京都キャリアアップ研修 マネジメント
最初は視点の転換に葛藤も起こるかもしれません。
ですが、学びをそれぞれに落とし込んだ後、
「いま」だけではなく園の「未来」を考えられる頼もしい人材が園に存在することになるでしょう。
<詳細はこちらより、お気軽にお問い合わせください>
なぜ、保育士にマネンジメントが必要なのか
「子どもが好きで保育士になった」
「保育だけできれば、幸せ」
~なのに、どうしてマネンジメントなんて・・・
保育と関係のないことを学ばなければならないの?
そう疑問に感じられる方も少なくないでしょう。
待機児童の解消のためにも、保育士不足を何とか良い方向へ向けていきたい。
そのためには—賃金のUPを求める声も、少なくありません。
国の会議の中でもその問題は取り上げられ、
意識の高い保育士にこれからも国の未来を掛けた子どもへの質の高い保育を行ってもらうため、
「現場の視点」から一段 園全体を見渡した上でリーダーシップを発揮できる視点へと成長を支援する
「マネンジメント研修」を受けることによって中堅層の意識を引き上げ、補助金を支援しようという動きが出てきています。
また、保育士の課題として、ある程度の保育の「スキル」としての学びを得た上で
「もう十分。ここで学ぶことは何もない」と中堅で転職をする人も少なくありません。
じつは保育者の醍醐味は、子どもとの保育だけではなく、
保育の経験を活かしたあなたの次の学びと成長を、園と園の未来が必要としているのです。
次のステージに当たる学びとは—
保育の魅力を活かすための、「マネンジメント」です。
なぜマネンジメントなのか
戦前・戦後・高度経済成長期・バブル期・近年—
時代の変化とともに、社会で起こる出来事や求められること・課題も変化してきています。
それに伴い、保育や子育ての世界でも変化が起こっていたのではないでしょうか。
それと同じように、これから先5年後・10年後・20年後—
日本の社会は少子高齢化と言われていますが、今現在は「保育園不足」。
これらは、女性の活躍を推進する社会全体の動きにも理由があります。
そう、社会と保育は密接に結びついているのです。
そんな中で、10年後には もしかすると、保育の需要が変化してくるかもしれません。
地域によっては、園の閉鎖や合併に追い込まれているところもあります。
「うちの園は、大丈夫」「何とかなる」そんな保証は、どこにもないのです。
そうするとーーー
あなたが大事にしている保育というお仕事は、
あなたの大好きな園で続けることができるのでしょうか?
中には、閉園に追い込まれて続けられなくなる可能性もあります。
現に、専門学校や大学などは少子化の影響で、教育の歴史に幕を下すところも出てきています。
これは、経営者だけが考える問題ではありません。
なぜなら、現場の魅力・保育の良さを一番よく知っているのは、
現場にいるみなさんなのですから。
保育の視点と経営の視点と合わせながら、
これから長く「選ばれる」「質の高い保育」が実践できる園であること。
そのために、
「私のクラスをどうするか」から「私たちの園をどうするか」へと
視点を転換していくことが大切なのです。
受けるとどんないいことがあるの?
「私のクラスをどうするか」から「私たちの園をどうするか」
経営の資源として、人・モノ・お金・情報・時間・・・といわれています。
たとえばですが、「人」に焦点を当ててみましょう。
首都圏では現在 保育士不足が加速しており、
一人の保育士を採用するために60万円~80万円の投資(採用費用)が必要といわれています。
もしも今年度、3人の先生が退職されるとしたら・・・
次年度には、240万円~の採用費を投入する必要があります。
しかし、せっかく新しく入った先生も
もしかすると—何らかの理由で 長く続かない可能性もあるのです。
その理由とは何か?
おそらく、何らかの園内の仕組みに隠れた理由があります。
人間関係の気まずさ・保護者対応のストレス・残業の多さ・持ち帰り仕事の多さ・有給が使えない風土・介護の問題・・・
・・・こういったことが原因となり、職場を後にする事例もじつは多いのです。
その理由を放置したままでどんどん人を採用しても、お金をかけた分が報われません(涙)
「人がいない」「人を採用しよう」「せっかく入ったのに、続かない」「また人がいない」
~そんな負のループの中にはまっていては、質の高い保育は遠いお話になってしまいます。
採用をすることに意識を向けるのと同時に、
働きやすい環境づくりに園全体で取り組むことの方が、じつは費用対効果が高いのです。
せっかくならそのお金ーーー子どもたちの保育に、回しませんか?
やってみたかった あの取り組み。
お金がないから無理と思っていた、あの遊具。
人件費の流出を抑えることで、叶うかもしれないのです。
そのことが分かれば、必然的に園内の人間関係や育成・
リーダーシップなど人としての資源のお手入れを大切に行うようになるでしょう。
それによって園全体の協力体制が生まれ、保育の質も高まり。
それが口コミや評判につながり、たしかな人気として地域に広がった時に、
「入りたい園」としての経営基盤が安定していくでしょう。
ただ、これらは「私のクラスだけよければ、それでいい」という発想の保育士さんには見えない・考えることのできない視点です。
自分だけの視点から、「私たち」の視点へ。
チームで園を、子どもたちの未来を照らすための意識の高い保育人材が、今 必要とされているのです。
園の未来のためにも マネンジメントの視点を持つミドルリーダーが必要なのです。
マネンジメント研修への、松原の思い
コーチングの学びを通じて、他業種の人事担当の仲間から
育成の仕組みやリーダーシップ研修などの存在があることを知り、驚きました。
保育業界においては、リーダーという役割につく際に
まとめていく側の心構えや、
知っておいた方がいいことなどを
体得していく研修があまり見当たりません。
私自身も施設長をする中で葛藤として感じた時に、
その存在を思い出して必死こいて検索をし、
本を読み漁ったり研修に投資したりして
業界を越えたリーダー・マネンジメント研修から
「こういうことだったのか!」と学ばせていただきました。
現場で大切なのは、「自分は、どう感じるのか?」ということと
「どう捉え、考え、リーダーシップを発揮していくのか?」です。
「こういう観点から見ると、あなたが今できることはどんなことですか?」
~といったことを、参加いただくみなさんと一緒に語り合いながら
それぞれの園の明日からに役立つヒントを見つける15時間になるよう
日々改良を加えております。
人で成り立つ保育のお仕事。
主任や園長と現場をつなぐ大切なハブとなるミドルリーダーにこそ、
リーダーとして輝く背中を見せてもらい
職場に希望をもたらす存在となって行ってくれることを願っております。
●お問い合わせはこちらから
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