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保育はたらき方カフェ

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2020年5月31 日(日曜日)保育はたらき方カフェ@東京ウィメンズプラザ

【保育はたらき方カフェ 保育の働き方における「壁」
  ーー自己犠牲・社会貢献・仕事としての責任・一個人として家庭を大切に生きる】

 

 

かつて、保育の業界は
・残業は当たり前(たくさんする人が、思いがある人だ)
・持ち帰りの仕事は当然のようにあり、休みの日も書類に追われる
・有給はいただけたらありがたいもの
~といったことがあったのではないでしょうか。

 

これは保育に限らず、社会全体の「働けば働くほど豊かになる社会」における
“バブルな働き方”にもつながるものがありました。

しかし、バブルは崩壊し、「たくさん」働いて心身を病んでしまう人も増え
働く人の「仕事」も「人生」も豊かになるよう、
仕事の量よりも質を、重んじるようになりました。

また、労働力の低下を食い止めるための女性活躍推進によって
保育需要が増える一方、働く人の豊かな生活のためにも
家庭との両立を踏まえた「働き方改革」が進んできました。

一方で、保育者の働き方はどうでしょうか?
子育て支援や、未来を見据えた質の高い保育などから求められるものが増え続ける一方、
社会で声高に掲げられる「働き方改革」が進むほどに
保育者の人生への負担が増えるという、社会の流れと逆行するシステムがあるのではないでしょうか。

先日の働き方カフェでも

社会でいわれている「働き方改革」を主張し、掲げる若手の保育者のロール(立場・役割)と、
これまでの“愛”による職務意識 ~ 自己犠牲・社会貢献・仕事としての責任・・・などを掲げる
従来の保育者・管理職ロールとの間に生まれた壁が膠着したのが、印象的でした。

そして、実はーーー従来の保育者の側には加わらないけれども
声を上げずに見守っている家族を持つ保育者の
「家庭が大事だといいたいけれども、言いにくい」人も実際にはいるのではないでしょうか。

 

子どもも、保育も大切なこと。
では、保育者の人生はどうなのでしょうか?

 

福祉の精神が社会を支えていること・我慢が美徳であることも大切な側面である一方で
家族や自分の人生を大切にしたいーーーという、一人の人間として当然の気持ちや
本音が言えない空気になっていることはありませんか?

「言えない」空気が無言の圧になり、
保育者が続けられなくなってしまう現実もあります。

~この機会にこういった「はたらき方の壁」に焦点を当て、
じっくりと語り合ってみませんか?

職場がよりよくなるための一歩が見つかるかもしれません。

 

 

ファシリテーター:川添香・松原美里

<川添香>

2000年 社会保険労務士試験合格、翌年開業。2004年 中小企業の人事コンサルティング・人材開発研修を事業とする有限会社人事カンパニーを友人と共同設立するも、コーアクティブコーチングに出会い、よりよい人生を送る人を増やしたいと2007年KAO Coaching Spaceを開設。プロコーチとして活動を始める。現在は「互いに関わり合い、可能性が花開く豊かな土壌を持つ組織作りに寄与する」というミッションのもと、エグゼクティブ、マネジャーのコーチング、チームに向けてのシステムコーチング®、リーダー・マネジメント研修を提供している。2016年より「保育園の笑顔」代表。未来の子どもの笑顔を増やすというミッションのもと活動している。

<松原美里>

認定こども園エクレス 保育園 前施設長・UmehanaRelations/保育コミュニケーション協会 代表。横浜女子短大 保育科にて保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。
保育園・児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングを学ぶ。米国認定コーアクティブコーチ資格取得。All About「育児の基礎知識」元ガイド。認定こども園 エクレス(保育園)施設長時代、こども園への転換時の混乱・職員の離職・育成・働きやすい職場作りの課題に直面する中で、さまざまな学びが道を切り開く助けになった体験からコミュニケーションと学びの手法を活用して、参加者それぞれの中にある答えを引き出す研修を行う。
現在は保育士キャリアアップ研修マネジメント・子育て支援を担当し、保育士コミュニケーション講座・コーチング講座子育て支援講座、監修等を行っている。

松原美里の詳細についてはコチラ

■当日の流れ

13:00 受付開始~自己紹介タイム
13:30 はたらきかたカフェとは(松原)
    「はたらき方にまつわる葛藤・壁とは」(川添香さん)
14:00 壁となっているものとは?書き出してみる
14:15 語り合い①
14:45 休憩
15:00 語り合い②
15:30 語り合い③
16:00 振り返り・ハーベストの共有・参加者の感想
16:30 終了

詳細

【日時】2020年 5 月31日(日曜) 13:00~16:30 (開場13:15)

【場所】東京ウィメンズプラザ 視聴覚室

【料金】一般:1000円 (軽食・飲み物付き)

※定員 30名

お申し込みはコチラから お支払いはコチラから

* * * 保育はたらき方カフェとは * * *

「働きたい!」「続けたい!」園と、

そうじゃない園。

ちがいはいったいなんでしょう?

 

 

 

 

 

 

子どもが好き!
保育の仕事の社会的な意義も実感している。

けれども・・・

終わらない書類仕事にどんよりしてしまったり。

持ち帰りの仕事が多くて
休日も気が休まらない感じがしていたり。

人間関係の悩みが頭を離れなかったり。

理想の保育と現実保育の中での
小さな傷付きなどが積み重なったていったり。

そんな中で、
何かの出来事が引き金になって

大切な仲間がまた一人と離職してしまうーーー

そんな悲しい現実を感じている人も
少なくないのではないでしょうか。

みんなで立ち止まって、

より身軽に、楽しくお仕事をするための
ヒントを考えてみませんか?

他園のいろいろなお話を聞かせてもらう中で、

「これならうちでもできるかも」
「これってどうしていますか?」
「…ということは、○○もできるってことですよね。」

と、明日への活力が湧いてくるかもしれません。

保育のお仕事へのモチベーションが上がるためには、

・子どもと一緒に保育を楽しめること
・制約の多い保育から、クリエイティブな保育への転換
・職場の人間関係に居場所と主体性があること
・成長し続けられる環境
 ~認めて任せてくれる、チャレンジできる環境
・本当に必要な書類の見極めや形式の工夫によって業務負担が軽減すること
・行事に追われる毎日から、大切なエッセンス(本質)を見極め、スリム化していくこと

~などが挙げられるのではないでしょうか。

じつは・・・松原自身も

・定時が過ぎても先輩の顔色を伺って”帰れない”職場
・意見を言えない空気感
・持ち帰り残業
・夜中の会議
・有給という言葉を言えない暗黙の了解の空気感
・保護者に”見せる”ための職員が疲弊する行事

〜などを体験してきて、「そういうものなのだ」と思っていた時期がありました。

けれども、有難いことに部下からの問題提起を受け
これまでの「当たり前」にメスを入れ
結果的に〝働き方改革”をすることになった経緯があります。

保育者研修の講師としてお話を聞かせていただく中で
日本各地の保育園でも同様に課題になっていることだと気が付きました。
各地で起こっていること・耳にしてきたこと・感じてきたこと…
それらには共通のものがありました。

ここには、「正しい答え」や「こうすればいい」という決まったやり方があるわけではありません。
その園の風土や背景・関係性のシステムによって
今の現実が動いています。

読み解き、親子への影響力が大きい保育者が輝いてくためのヒントは
園を超えた、利害関係のない「気づき」の中にあります。

保育者の働き方は、変化の時を迎えています。
社会的意義の大きなお役目だからこそ、
明日からの仕組みが輝くための一歩を見つけていってください。

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