会議の時に、職員から声が上がるためには
どうしたらいいんだろう…?
これは当時(2011年)施設長になった私の悩みでもありました。
土台は作っても、関係性がないと発言は出てきません。
また、心の声が様々ある時にも、表に声は出てきません。
じゃあどのような関係性を普段から築いていけると
声が上がりやすくなるのだろう?
また、提案をする側の視点と、
初めて聞いた人の目線を合わせていくためには、
どのような伝え方や、
間を埋めるコミュニケーションが必要なんだろうか。その上で、どんなゴールに向けて声を紡ぎ、
共に歩んでいけば良いのだろうか?
〜まさに、当時の私自身が壁にぶち当たりながら、
作り出したプログラムでした。
今回、10年の時を超えてご提案をいただき、
北海道から鹿児島までの園の先生たちが
同じ時間を共にしたり、
動画によってキャッチアップを図りながら
それぞれの園での実践を持ち寄ってくださいました。
「時代だから…で終わらせず、
受け止めた上で ほかの視点もあるかもしれないよ、と
別の提案をしていくと、考え方が柔軟になっていった。
こういう地道な工夫が大切なんですね。」
「これまでは、自分が話すことを考えていました。
たくさんの配慮や工夫ができることを知り、
実践することで、やっぱりこれが大事なんだ!
と手ごたえを感じたので、
これからは先生たちを後押ししていく工夫を楽しみたいです」
~といった声が印象的でした。
第一回目にはオンラインに参加するだけで精一杯、
ミュートやビデオのオン・オフに苦戦されていた
先生たち。
にこやかに画面を見つめ、
お互いの発言にさりげない合いの手を入れて
話しやすい雰囲気を作られている様子に、
これからの保育園・幼稚園・こども園の現場が
皆さんのアイディアでさらに発展していくことを
確信させて予感いただく素敵な時間となりました。
ご参加くださったみなさま
参加を検討下さったみなさま
支えてくださったみたなさま。
感慨深い機会を、どうも有難うございました!