こんにちは、スタッフの山本です。
本日も松原の記事をご紹介します。
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(2014年11月14日記事)
こんにちは。
保育士コミュニケーション講座 講師の松原美里です。
今回は、「可能性を信じ、チャレンジを落とし込む指導 」をお届けします。
あらためて、“後輩指導”。
私たち いったいどこで教わったでしょうか?
いつの間にか後輩ができ、「教えなきゃ!!」という意識になり
「育つこと」を目標に、手探りで声掛けや指導を行います。
けれども・・・
人間、知らないことはなかなかできません。
自力で知恵を生み出すことも可能ですが、時間が掛かります。
私自身、コーチングの養成校で学んだ後に
他の流派や本などを通じて学んだ
ありとあらゆるコーチングや心理学など、全ての合わせ技を
「あの手この手」で現場に活用しています。
現場でがんばっているみなさんには、
これを機会に、役立つアプローチを活用し
現場での育成がラクになってほしいと、願っております。
<可能性を信じてくれる人の存在が、勇気になる>
成長の途中にいる方は、自分を客観的に見ることができず、
「これでいいのかな?」と不安を感じていることと思います。
そういった中で、
自分の可能性を信じてくれる人は、心強い存在です。
「承認」のところでも
●いいところ・上手くいっているところ
●成長したところ
~を伝えましょう、とお話をしましたが、
さらに踏み込んだチャレンジをするための“勇気づけ”として
●さらに可能性があるところ
●それができると、どうなるのか
~といったことを具体的に言葉にして伝えましょう。
たとえば、
「あなたは人を和ませる才能がある。
もっと余裕ができて 視野が広がると
目の前の子どもだけではなく クラス全体の空気感を和ませる
頼もしい先生に成長してくれると信じているよ。」
・・・といったように。
自分では気が付かない自分の可能性を知ることが、
次なるチャレンジへの勇気につながります。
そういった土台ができた上で、こちらに入りましょう。
<地に足の着いたチャレンジを促す>
課題はたくさんあることと思いますが、
ここは、取り組む内容を本人から引き出し、
自発的な行動につなげましょう。
私自身が行っている流れは、以下の通りです。
1.まず、やってみることを話し合う
~何なら、できるのか?棚卸をしましょう。
いきなり大きなチャレンジはできずとも、
小さな一歩は踏み出せるかもしれません。
「具体的に、何からはじめようか?」
・・・と、本人の中から“やる気”を引き出します。
2.それができたらどうなるのか?
~成功イメージを明確にしましょう。
やってみることが出てきたら、
成功したらどうなるかをイメージしてもらうのです。
イメージしたことは、脳が「できる」と認識をするため
行動がスムーズになるそうです。
3.日時・期日を明確にする
~いつやる?いつまでに?という
具体的な時期を設定しましょう。
本人の意思で期日を決めること。
(あんまりマイペースな時には、
「それだと○○で困るよね。どうする?」と落とし込みます)
それによって、フワッとしていたイメージが
より現実的に落とし込まれます。
人に決められた期限ではなく、
自分で決めたことなので あとはやるだけです。
「やってみよう」と背中を押してあげましょう。
4.結果を報告共有・検証する
~「できたら、知らせてね。」と任務完了が分かるアクションを組みこみ、
行動からの振り返りをしましょう。
ときどき声掛けをして、進捗状況を確認することも大切です。
そして、大切なのは、実行した後の、振り返り。
やってみたことから、
気づきや成長・難しかったことなどが浮かび上がってきます。
話をしながら、承認・問い掛けを織り交ぜて
次の行動へとつなげていきましょう。
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以上となります。
松原美里への講演のご依頼は、
「お問い合わせ」より、承っております。