東京都のオンラインキャリアアップ研修を担当させていただきました♪

1日目

保育者の前提を保護者との分かち合いに。
アットホームな雰囲気の中、1日目を終了いたしました。

withコロナを機に、運動会を
保護者と一緒に体験しながら子どもとのかかわり方や遊び方を知る機会に変えていこうとされているお話。

ふだん、良いことを意識的に伝えていくようにしていたところ、
伝えづらい話題で一気に引かれてしまったというお話などなど…

じっくり深めていく中で、お互いの響き合いが起こるひとときでした。

2日目

地域に貢献できる園であるために〜それぞれの取り組みに、学ばせていただく~

保護者支援・子育て支援の2日目を終了いたしました。
 
一日目の振り返りでは、「自分の伝えたいことではなく、
相手の目線から出発して考えることが大切としみじみ感じました」という声、
「噛むという行為は動物的な側面があるので、噛みつきに関する意識は、
保育者と一般の親御さんとで大きく温度感が異なるのではないか」というお話から、
「もっと親御さんの感覚に寄り添った伝え方を工夫したい」といったお話、
通りがかりに噛みつきが起こった後、どう場面を読み取り どう親御さんに伝えていけると良いか…
〜などなど、深まる一幕も。

二日目は地域に開く子育て専門機関であるために…ということで、各園の取り組みと共に
区によっては子育てコーディネーターさんとの連携がとてもいい形で行われているところもあり、
各区の取り組みをHPで確認していきました。

妊婦さんからのフォローアップの重要性というお話しから、
産前産後の保育体験で補助金が出る制度があるとこを知る機会も。

画期的ですね!
保育ママさんとの連携を積極的に進めている区のお話もあり、
フランスの保育ママ活用の取り組みをご紹介させていただいたり
(アシスタントマテルネの集まった園を見学させていただいたお話)
保護者のニーズを読み解くワークでは、「子どもがかわいいと思えない」
と打ち明けられた事例・大きな声を上げられて仕事を続ける意識が揺らいだエピソードと、
保育者の心を守るアプローチに深く納得する一幕も。それぞれの園で起きた出来事を学び合いの教材にさせていただきました。

これぞ、ファシリテーション型研修のエキサイティングなおもしろさですね!
少人数だからこそ、じっくりとお一人お一人のリソースに耳を傾け深めるほどに
持ち味が魅力的に浮かび上がるのだということを実感しました。

「うちもこれから取り組もうと話していたので、どれも勉強になります!」というキラキラした声が、
これからの可能性を感じさせてくれていました。
 

3日目

保護者支援・子育て支援の3日目、終了いたしました。
本日のメインテーマは、虐待。

どこからが虐待?
もしかして、私たちが何気なくしているこれも、虐待?

保育者の行き過ぎな保育も、虐待に該当するかもしれない・・・
もしも目にしたら、どう声を掛けますか?
~というところから、悪気はなくてしていることを指摘されると傷ついたり逆上してしまうこともあるのでは・・・?
というお話しに。

保育の中で人権について振り返ろうという動きがあり、
その観点から考えていくと
「え…これってNGなの!?と思うことが自分たちも最近ある。」
~ということで、
世田谷区の人権チェックシートを一緒に見ながら
追求したり、通報することが目的ではなく
どうとらえ、自分で気付き、行動を変えるきっかけとなるような
持ち帰りの機会をどう作れるか…?
と語り合いが深まる一幕も。

出てきたのは、
・我が子に怒りが湧いたとき、観察すると心が穏やかになった
・「子どもを褒められない」という声を受けて、リフレーミングのワークをみんなでしたら、言葉かけがスムーズになったと大好評だった
・今だけを見ると怒りやもどかしさが出てくるが、子育てを経て今、振り返ると豊かだったなぁと感じる。~解決にはならないが、ロングショットで捉えてみる提案
・自分に起きた感情を味わうことで、目の前のことを客観視することが出来、子どもとフラットにかかわりやすくなる
~などなど、良い時間となりました。

あなたと出会えたご家族が救われている。
そんな希望でいていただけたらと願います。

そのためには、子どもを真ん中に保護者とも、園内でも思いを分かち合い、
同じ景色を見つめるためのコミュニケーションを大切にしていきたいですね