繭の糸保育チームさん主催 保育士等キャリアアップ研修を開催いたしました。
<1日目>
WITHコロナの子育て事情…ということで、
休園明けの方も率直なコミュニケーションを分かち合ってくださり、うなづき合う一同。
各園の保護者の困り感に耳を傾けつつ、
どんなサポートを必要かとしているのか?
私たちにできることはなんだろうか、と語り合ったり
チャットで分かち合う中で「うちだけじゃないんだ」と親近感からグッと心の距離が近づき…
心が開く体験をワークで体感していただく中で、みんなで反省モードに入りこれからへの意識を新たにするのでした。
心の柔らかいみなさんとの次回が楽しみです。
<2日目>
園に務めていると、つい 自園のことだけを考えてしまいがちですが…
じつは、地域の中の公共施設に務める専門家集団なんですよね。
地域にはどんな機関や事業・役割があるのかについて思いを馳せる中で、
葬儀屋さんの亀に会いに行く子どもたちのお話しにほっこりさせていただいたり。
園は違えど、保護者支援に関する園内の足並みをそろえる難しさに悩みを抱えていて情報共有の仕方を分かち合う小部屋があったり。
WITHコロナで休園中に参加くださっている方や、
感染症とのはざまで様々な声にもどかしさを感じているという声も聞かれたり
今日も、あっという間の 実質5時間なのでした
<3日目>
今回は「虐待」がメインテーマということで、
それぞれがこれまで触れてきた事例・
出会ったニュースなどで印象的だったことを
チャットで共有して戴き・・・イメージが広がったところから、
4つの種類(身体的・性的・ネグレクト・心理的)について学びを深めていきました。
皆さんから出てきたのは、
「気にはなっても、通報には勇気が要る・・・」
「関係性もあるし・・・」
「様子を見よう、という雰囲気になるとそれ以上踏み込めない」
といった戸惑い。たしかに、難しいですよね・・・。
とはいえ、何より大切なのは予防になる 日々のかかわり。
「つみびと」(大阪二児置き去り事件をテーマにした小説)
を入り口に支援計画を考える中で、
「どこかで気がついて、
だれかが行動できていたら違ったのでは・・・。」
「やっぱり、私たちが日頃から声を掛けたりちょっとした変化をキャッチすることが大切。」
という声がでていました。
日頃園内外で出会う親子の様子にアンテナを立て、背景にある困り感に寄り沿いながら、日々の中でのコミュニケーションや提案をしていける関係性を大切にしていきたいですね。