*いただいた質問にお答えしますシリーズ*
今回は、「年上の方の育成に
気を付けたほうがいいことはなんですか?」
~というテーマでお届けします。
担任・リーダーをしていて、
中途で入ってきた自分よりも年上の後輩
(他園で経験がある方)と一緒にお仕事をする、
というシチュエーションを、最近よく耳にします。
他園で経験があるとは言っても、
園によって、やり方はさまざま。
園の文化や価値観を共有するまでの過程や
タイミングなど、
「知っておいていただきたい」
「足並みをそろえていきたい」
「ここではもうちょっと、待っていただきたい」
~など、もどかしく感じる場面もあるのではないでしょうか。
とはいえ、そんな時・・・言いにくいんですよねぇ。
「あっ、、」
~と思いつつも、なんと声を掛けていいのかわからず、
言葉を飲み込んでしまう・・・
そんなもやもやした経験があるのではないでしょうか。
言うと、角が立つ。
けれども、伝えないと—
このまま、モヤッとすることが続いてく—!
~そんな時、やはり
少しずつ足並みを揃えていくコミュニケーションが大切です。
ポイントは・・・
1.尊重
2.感謝
3.段階を追って導いていく
4.一緒に喜ぶ
~といったことがあげられます。
まずは、1.尊重 について。
相手のこれまでの人生・人格を尊重し、
かかわっていく(プライドを立てる)ということです。
・リクエスト
-私からのリクエストなんですが
-お願いできますか?
-していただけるとありがたいのですが
・年上の方への指導の場合
-力を貸していただきたいのですが
-釈迦に説法かもしれませんが
-ご理解・ご協力いただけるとありがたいです
~などなど、役立ててみてください。
2.感謝
もどかしいとつい、うまくいっていないところに目が行きますが
初めから見てやりやすくなったところ・
助かっているところなどを見つけ、感謝を伝えていくと
相手が「こうしてほしい」という要望を
受け止めてくれやすくなります。
3.段階を追って導いていく
最初から「できる」を求めるのは、難しいもの。
求めていることを段階に分けて、
一つずつできることを増やしていっていただくと
本人も達成感が自信になり、輝きながら成長して下さります。
4.一緒に喜ぶ
階段を上った、うまくいったこと、子どもの嬉しいエピソードなど
ぜひ、一緒に喜び合う時間を大切にして下さい。
「あ、この人と一緒にやっていくといいことがある」
~そう思ってくださったら、足並みが揃いやすくなります。
いかがでしょうか?
「年上なのに・・・!」
「経験があるはずなのに・・・!」
~といった葛藤も湧いてくるでしょう。
ですがむしろ、期待を手放して
ご自身の修行だと思って試行錯誤をしながら
向き合わせていただくのが、ご自身の成長にもつながります。
応援しております!