こんにちは、松原です。
・・・その習慣に改めて気がついたのは、
施設長として保育園に働き始めてからでした。
私自身は施設長になったばかりで、
何をどこまですると良いのか手探りで仕事をしているうちに
「終わらない」感覚になり、
気がつけば、帰りが夜遅くなっていることもありました。
けれども、そんな私の仕事ぶりも
部下にある影響を与えていた一因だったことに、後に気が付きます。
園内でアクシデントが続出し、TLC(ザ・リーダーシップ・サークルに依頼をして
360℃フィードバックを受けた際、職員から
「施設長が帰らないから、帰りにくい」
というコメントが上がってきたのです。
愕然としました。
ああ、私もかと。
私自信が、無意識のうちに
「先輩や上の人が帰らないと帰りにくい」
~そう職員に思わせてしまうような行動を取り、
この風土に悪い雰囲気をもたらす一因であったのです。
ここから、私自身の在り方を見直し
18時には事務長に託して園を出ることにしました。
(かつては、ダラダラと22時ごろまでやっていました)
その分、外部の勉強会に参加することができるようになり
さまざまな人との交流を通じて視野が広がり、
学びや情報収集によって気持ちが楽になっていきました。
その様子を
朝の「Good & New」の中でお話をすることで
現場にも空気感をおすそ分けすることにつながってもいました。
「18時には帰る!」と決めているので、
職員からの報告連絡を受けられるように13時~15時の時間を空け
それ以外の時間は
「今日はどこまで仕事を終わらせよう」
~とやることをリスト化し、工夫・調整するようになりました。
また、
「帰る前に現場に安心してもらうため、
17:30には声を掛けに行き、何かあったら話が聴ける状態にしよう」
~と事前に顔を見に行くようにしたところ、これがことのほか好評。
何にもない中での他愛無い話が、職員の安心感につながっていったようでした。
今、「働き方改革」ということで保育のさまざまな職場では
無駄を省き、効率よく働く働き方を模索しています。
まずは、
影響力をもたらすパワーの大きな立ち位置にいる管理職が
自分自身の行動を振り返ることから、
はたらき方改革は始まるのかもしれません。
(これを読んでいるあなたが 主任さんやリーダーさんだったら、
今いる場所でできることを、見つけて行きましょう!
~こちらはまた別の記事でご紹介しますね。)