こんにちは、スタッフの山本です。
代表・松原の記事をご紹介します。
(2014年5月17日記事)
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こんにちは。
保育育児アドバイザーの松原美里です。
・電車の中で大声を出す
・電車の中で走り回る
・電車の中で靴を履いたまま椅子に乗り、足をバタバタさせている子
~といった状況に、声は掛けるもの…子どもに上手く伝わらずに
戸惑いを感じてしまう親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
人間にとって社会性というのは、大切なもの。
社会性とは・・・人が社会でいろいろな人と一緒に暮らしていく中で
「常識」として共有しておきたい、
お互いが気持ちよく過ごすためのルールです。
場面によってさまざまあるのですが、
最近ちょこちょこ耳にするものの中で
電車の中での子どもの振る舞い
があったので、一つのアプローチとしてシェアしてみたいと思います。
私は愛児園にいた頃(児童養護施設の職員として)、
園を出る前・電車に乗る前に 子どもたち(20人くらい)に対して
こんなやりとりをしていました。
<声の大きさ>
「電車の中には、どんな人がいると思う?」
⇒いろんな人がいる、と答える子ども。
「みんなが大きな声をだしたり、キャーって言ったら、
その人たち どんな気持ちになると思う?」
⇒うんとね、いやな気持になる。うるさいって思う、と答える子ども。
「じゃあさ、どのくらいの声の大きさがいいと思う?」
⇒うんとね、このくらい・・・(少し小さめ)
「そうだね~。覚えておこうね♪」
<椅子の上で靴を脱ぐことについて>
「じゃあ、お外が見えてうれしい! もっと外が見たい!!
って思ったときに、靴のまま座席におひざから乗ったら、どうなるかな?」
⇒うんとね・・・、足の裏の土が付いちゃうから、お席が汚れちゃう・・・。
「そうだね~。もし、席が空いていて 景色が見たい時には、
お靴を脱いで から乗って外を見ようね。」
~というお話をし、
しても実際にその場面になるとウキャーとなるのが子どもなので、
「あれっ?電車の中にはどんな人がいるんだっけ?
どんなふうに過ごしたらいいんだっけ?」
とリマインドするようにしていました。
そうすると、子どもたち ハッとして思い出すんですね。
また、余談ですが 「席を譲る」体験学習という意味では
ボランティアで関わっていたY(小4から~現在:高3)には、
お出かけの時にシルバーシートの使い方・ゆずり方・配慮について
「いい?電車に乗ってきた人の中にお年寄りかなって思う人がいたら、
声を掛けるんだよ。どういう人が声かけていい人か、よく見ておきなね。」
と話をし、実際に席を譲れたら
「そう!その感じだよ♪よくやった!!」
「どんな気持ちになった?」
⇒ありがとうって言われて・・・
なんか、照れくさいような あったかい気持ち。
「そう。その気持ち、大切にしなね~♪」
~と共有をしたりしていました。
子どもなので、
頭では分かっても行動として定着するまでに時間がかかり
何度か伝える必要はあるかもしれませんが
理解すると それが基盤になり、
自分で判断をして行動が出来る様になります。
そういう社会性の基盤づくりを、保育園でも、関わる社会でも、ご家庭でも
みんなで子どもたちに声掛けしていけると、
お互いに気持ちの良い社会ルールが定着しやすくなるのではないでしょうか。
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