【地域のみなさんにかわいがっていただける子どもたちへ】
園内で保育をしていると…
つい、在園児のことで頭がいっぱいになってしまったり
なかなか地域の方へ意識が回らない…という現状もあるのではないでしょうか。
私自身、現場にいるときはあまり意識をしたことがなく
自然にやり取りができていると思っておりました。
が、児童養護施設を退職した後、じつは
地域の方の理解を得られていなかったことが分かり
「親御さんに事情があるご家庭だからこそ、
地域といっしょに温かく育んでいただきたいのに…。」
と、とても悲しい思いをしたことがあります。
とはいえ、自分も地域とつながろうという努力をしていなかった。
この反省から、地域と大人と子どもーーーというところで
勉強会に参加するようになり。
施設長をさせていただいていた時期には
周囲にご挨拶に行っては園だよりを配らせていただく先を増やし
子どもたちがお散歩がてら、お手紙を渡すのを
温かいまなざしで見守ってくださる関係性が少しずつできていきました。
地域に自分たちから開いていくと…
地域からも、愛を返していただけて
卒園後、園の手が届かないところでも
子どもたちを見守ってくださるあたたかいネットワークがつながっていく。
そこを目指していきたいですね。
~本日は、繭の糸保育チームさんでの保育士等キャリアアップ研修
保護者支援・子育て支援 12月の2日目。
そんな私のエピソードを入り口に
みなさんと一緒に、それぞれの園の周りの
地域資源について考えていきました。
お隣のケーキ屋さんが声を掛けて下さったり
コインランドリーのお年寄りがかわいがってくださる園もあれば
魚に会いに行く園・電車を園内から見られる園・
サンシャインシティにお散歩に行く園も。
「園によって、環境によって資源もさまざまなんですねぇ。」
「こんなにたくさん、豊かな資源や人がいるのだから、
もっともっと子どもたちをかわいがってもらえるように、私たちから開いていきたいです」
~といったキラキラした表情が素敵なみなさんでした。