UmehanaChildcareCommunicationsは「大人が輝く背中を子どもに見せる」をモットーに、保育者のやりがい促進・継続支援・離職防止へ向けた研修をしています

児童養護施設について

児童養護施設とは

私が6年弱勤めていた児童養護施設。
一般的には、
あまり知られていないかもしれません。

児童養護施設とは、親に事情があって、
一緒に生活ができない家庭のお子さんが
児童相談所から措置されてきて
集団で生活をするところです。

全国に575箇所あり、30,100人あまりの子どもが
親と離れて生活をしています。(2017年1月現在)

そこには2歳から18歳までの子ども達が生活をしています。

朝起きて、ご飯を食べて、ここから幼稚園に行く子。
小学校に行く子。
中学校に行く子。
高校へ行く子。
帰ってきたら、彼氏に会いに行く子。

具合が悪くなったら、職員が病院に連れて行きます。
参観日にも、親の替わりに職員が参加します。

ここに、親御さんが会いにくる子もいれば、会いにこない子もいます。

そこで出会った子どもたちが、私は
可愛くて、愛しくて。

「子どもの笑顔のために、大人に元気になってもらいたい」

…そう思い、保育士を辞めた現在も
ボランティアとして、月に一度一緒にご飯を作ったり
イベントにお邪魔して子どもと戯れたりしています。

親の事情とは?

入所している子の事情には、
こういったことが挙げられます。

・親が虐待をしてしまった。
(虐待には、傷をつけてしまう虐待と、
ほったらかしにして育児を放棄してしまう虐待があります。)

・借金を背負ってしまい、生活ができない。

・母子家庭になってしまったので、
働かなければならない。

・父子家庭になってしまったので、
働いている間、子どもを見ることができない。

・親が精神病になってしまったので、
子どもを見ることができない。

・親が犯罪を犯してしまったので、
子どもと一緒に生活をすることができない。

・両親がいない。

~こんな親御さん、ダメダメだ、って思いますか?

じつは、親御さんにもちゃんと事情があります。

そして、ほとんどの人が、
自分でも自分のことを責めています。

なのに、なかなか上手くいかない・・。

事情はどうあれ、子どもたちはやっぱり親が大好きで、
親の事情に振り回されます。
見ていて、とってももどかしいです。

「こんな風になる前に、サポートができたらよかったのにな・・・。」

・・・そんな想いから、私は
コーチングを通じて社会を元気にしようと思いました。

児童養護施設の子どもについて

「どんな子どもがいるの?」

~そんなふうに疑問に思うかもしれません。

2歳~18歳までの子ども達が、ここで生活をしています。
甘えたい盛りの子どももいれば、
虐待を受けて、試し行動をせずにはいられない子ども、
親の顔を知らない子ども。

子ども達に問題はありません。
普通の子ども達です。

他人の子、自分の子、という垣根をとっぱらって、
一緒に生活をしていると、とにかく可愛いです。

でも、この子達が一番求めているもの・・・。

それは、「親の愛」です。

それを求めて、時には必死ですがったり、ウソをついたり、
期待を裏切られて泣いたり・・。

親の愛情が欠けていると、
子どもの成長が少し遅れたりします。

言葉が遅くなったり、
おしゃぶりが外せなかったり、
勉強に身が入らなかったり・・。

こういったことは、愛情と各種機関とのやりとりによって、
ゆっくりですが取り戻すこともできます。

お気軽にお問い合わせください TEL 050-5604-7408 10:00-17:00

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