園内ファシリテーター育成講座 実践第3講を行いました。
実践3では、それぞれの園での実践や気づきを分かち合いつつ、
第一講:場の設定 第二講:伝える・インストラクション ~を受けて
「場に起こる気づきや思いに耳を傾ける」というテーマで じっくりと一日、
ワークからの振り返りを味わいました。
ファシリテーションとリーダーシップのちがいというところでは、
・ファシリテーション:場を作る
・リーダーシップ:旗を掲げ、導く
~というように取る役割が変わってきます。
現場でリーダーの方は、
「ここはリーダーシップをとる場面かな?」
「ここはファシリテーターとして場をホールドする場面かな?」
~と、理想の状態へ向けて在り方を選んでいくことも必要です。
また、実際に現場に戻り、 アクションを起こしたからこそ出てくる様々な声や、
そんなつもりで伝えたわけではないけれども生じてしまった行き違いなど、
戸惑いを感じた場面についても率直な声が聞かれました。
言葉を言い直すことも大切ですが、一方で
相手の中にに起こっている気持や気づきに十分に耳を傾けることも 大切なことです。
また、みんなが納得がいく「合意形成」とは?
――というテーマも上がってきました。
みんなが納得がいくゴールがあるのではなく、
それぞれの思いや意見を受け止め、
汲み上げてられたという実感があった上で
トータルで検討をした結果、同じ方向を向いていくーーー。
そんな合意形成の最後のプロセスには
リーダーシップも必要であるというお話も印象的でした。
私たちはふだん、話をしながら「情報」に耳が行きがちですが
それはもちろんでありつつも
じつは受け止めてもらいたいのは言葉の裏にある思いであり、感情です。
じつは、園内の立場や思いがあるからこそ 「共感」というのはなかなか難しいこと。
そこを実際にワークでやってみて、 意識的に場や気持ちにかかわっていく中で
「同調」「共感」「同意」 ~といったこともテーマに上がってきました。
また、さまざまな人の集まる「場」に耳を傾けていく
「聴き方」の3つのアプローチについても 自分ごととして
聞く・相手にフォーカスをして聴く・全方位的に聴く・・・といったことで
出てくる話題の展開も、場も変わってくることが実感できたのではないでしょうか。
最後は「場の声を引き出す、コーチングアプローチ」として
一人が2分ずつファシリテーターとなり、
リレー方式で一日の気づきと理想の状態を引き出し合いました。
体感・気づき・シェアーーー
このプロセスを場と分かち合う中で、お互いの気づきが深まっていく。
~これを、ぜひ職場や様々な場で、チャレンジしてみていただきたいですね。
関連講座
2019年2019年12月8日 『信頼を生む言葉の引き出しを増やすために~EFカードワークショップ~』&『意見を出しやすい会議のポイント 会議ファシリテーション』
<関連記事>
園内ファシリテーター育成講座
場を作るための、捉え方~園内ファシリテーター育成講座 第2期 スタート!
【園内ファシリテーター育成講座】第1期終了!~それぞれの現場へ~