こんにちは、松原です。
研修の中でコーチングのパートを入れた際、後でいただく感想が
「もっと詳しくコーチングを学んでみたい」
「もっとじっくりワークをやってみたい」
~といった声です。
そんなわけで、今回は
コーチングを一日みっちりと筋トレできる実践講座を企画致しました。
そこで、あらためてコーチングに焦点を当ててみましょう。
コーチングとは
~職員・保護者・子ども・家族・友達と豊かな関係を創る、気付きの技術
対話によって自発性を引き出す手法のこと。
馬車が人を目的地まで運ぶことに由来し、相手を目的達成へと導く。
大前提は、「相手の中に、答えがある」です。
People are Naturally Creative, Resourceful and Whole
人はもともと創造力と才知にあふれ、
欠けるところのない存在である)‐CTI Japanより-
【CTI JAPAN コーチング・バイブル 参照】
認知・問い掛け・反映・フィードバックなどを通じて、
内側にある可能性を呼び起こすコミュニケーションのアプローチです。
私はこれまでにも、
部下育成や面談・子どもとのかかわり・
地域のキーパーソンとのかかわり・
研修や場作りの中で参加者と対話をする楽しさを
コーチングから教えてもらいました。
私のコーチングとの出会いは、児童養護施設時代のこと。
当時の私は
「子どものために、保護者に家族の幸せへ向けて尽力してほしい」
と、強く願っていました。
とはいえ、保護者は
虐待・疾病・母子家庭・父子家庭・借金などが重なることもある、事情のあるご家庭。
子どものために使命感に燃え、「愛という名のもとに」
正しい持論を展開する私との間でに
なかなか家庭環境の改善につながりにくいケースもありました。
それはそうですよね。
頭ではわかっていても、それができないから困っているんです。
おそらく一番自分自身を責めているのも、ご自身なのです。
どうしてだろう?
幸せになりたくないの?
どうしてらせん階段を描くように不幸に向かっていくのか・・・。
何もできない自分へのもどかしさが募りました。
そこで様々な学びや情報を模索していた私が出会ったのが
「相手に寄り添う」コーチングでした。
今なら分かります。
人は「やらされ」や「押しつけ」ではなく、
「自分で決めたい」のです。
それぞれの中に、いまは見えなくなっていても「答え」があり
自分でさえも、見失っている。
必要なのは、
暗中を模索する中でも
自分の可能性を信じてくれる人の存在であり、
「自分の中の答え」に寄り添い、現実的な一歩を重ねていく
伴走者となり得る人です。
~そう確信を持って言えるのは、
コーチングの資格コースを終了し、
有料セッション150時間あまりを経て
私自身もコーチと一緒に答えを見つけながら
迷いながら、自分の確信に沿って歩いてきた体験があるからです。
たくさんの学びや刺激をいただいても、
決めていくのは自分です。
逆に言えば、どんなに学びや刺激があっても
自分の中の声(答え)に耳を傾けられないと苦しいのです。
ここをサポートしていくと、人はどんどん輝き出します。
それが、コーチングコミュニケーションのおもしろいところ。
ぜひ、みなさんにも
その喜びを味わっていただきたいと感じています。
本格的にコーチングの奥深さを学びたい・・・!
~という方には、CTIのコーチングWSをおすすめします。
次回は、コーチングの具体的なアプローチについて
ご紹介をしていきましょう。
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