日本中の保育園は、主任のがんばりによって支えられています!
主任の抱える悩み・葛藤とは?
主任保育士の抱える役割としては、
・園長の意向を現場に伝える
・園内保育スキルの向上・マネンジメント・モチベーションUP
・園内の仕組みを整える
・後輩育成
・現場の保育士からの相談に対するアドバイス
・途中退職を予防するフォロー
~といったものがあるのではないでしょうか。
とはいえ、これらの業務を円滑に進めていく道のりには、
いくつかのハードルがあるのも現実です。
たとえば・・・
現場と園長との間で、板ばさみになってしまう
園長の思い・意見を現場に伝える役割ではありますが…。
現場と全く一緒でもなく、園長の意見に完全に同意見というわけでもない。そういった中で、どこまでを自分の意見として表現・指導をしていくのか?
現場の士気を落とすわけにもいかず、自分の気持ちを持て余す中で 言葉にならないストレスを感じる方も少なくないのではないでしょうか。
「どう振る舞えばいいのか、わからない」
「自分の考えとの葛藤で出口を失い、仕事への意欲が停滞する」
~といった声もときどき聞かれます。
たくさんの業務をかかえており、ストレスフルである
たくさんの業務の中で、どう優先順位をつけ 進めていけばいいのか教えてくれる人はいない。
だれに相談に乗ってもらえばいいのかもわからない。
そういった中で、見えにくい主任業務に対して、部下からの要望や相談が押し寄せ、身動きが取れなくなる方もいるのではないでしょうか。なかなか理解されず、時に誤解されてしまうこともあるようです。
「主任は、孤独。」
~そんな寂しそうな声も、耳にします。
主任としての明確な役割・求められるリーダーシップが曖昧である
「主任の仕事はこれですよ。」
~といった明確なものが分かる線引きはなく、
園によって 求められる範囲や 園長先生・現場との距離感・関係性は異なります。
とはいえ、大きな枠組みでいうと
現場をまとめて導いていく、リーダーシップが求められるのではないでしょうか。
保育業界の専門知識は果てしなく、
研修に行けばいくほど学びの奥深さを感じ、新たな知識を吸収することが出来ます。
ですが、知識を持っているだけでは、主任として機能しないのです。
大切なのは、知識を持った頼りになる主任による「リーダーシップ」。
さて、このリーダーシップとは一体なんでしょう?
保育の現場において “各クラスのリーダー”というのは分かりやすい一方で、
主任としてのリーダーシップというのは分かりにくいものかもしれません。
自分が一体どこまでをすればいいのか?
どう振る舞えば、現場にとってより良いのか?
そのために、どのように物事を捉え、考え、
アプローチをすればいいのか?
「これでいいのかな?」
「私でいいのかな?」
~と、手探りのまま、不安を感じながら
主任業を行っている方が多いのも事実ではないでしょうか。
主任に求められている“力”とは?
・園内に意識を向け、状況を把握する能力
・的確なアドバイス・フォローを入れる能力
・主任ならではの書類・外部とのやり取りを行う能力
・後輩の力を引出し、後押しする育成能力
・時に叱り、時に指示を出すリーダーシップ
・部下の相談…という名のコーチングを行う能力
・上と下とをつなぐコミュニケーション能力
・園内のトラブルを俯瞰し、偏らずに調整する能力
・相手が受け取りやすい伝え方で園内を円滑にするコミュニケーション能力
・来客時に園の代表としておもてなしをする能力
・地域や子どもを取り巻く環境にアンテナを立て、橋渡し提案を行う能力
~などなど、多岐にわたります。
これらは、「ただ主任になっただけ」では、身につきません。
・・・目の前で起こっていることだけに意識を向けるのではなく、
*「今、何が起こっているのか?」~事実を多面的に把握する力
*「理想の状態は、どのような状態か?」~全体を鳥の目から眺め、マネンジメントしていく視点
*「何が求められているのか?」~主任としてできることはどのようなことなのかを考える力
*「どうかかわればいいのか?」~職員を導き、行動していく力
・・・といったことを行っていくことが必要です。
それぞれの現場の課題に対して立ち止まり、考え、
個性を生かした主任としてのリーダーシップを発揮していきましょう。
さて、「そのやり方は?」
ーーーここが、皆さんが一番知りたいところなのではないでしょうか。
主任が力を発揮するためにお役に立てること
「私が上手くやれていないから」
~と、自分を責めてしまうことが多いのですが、人の資質の問題ではなく、
園という仕組みの中で起こる問題やの共通課題は、どの園にも共通点があります。
自園だけで過ごしていると上手くできない自分を責めてしまう気持ちが募り、
ストレスが溜まってしまいますが、同じ立場で、同じ気持ちの人が他にもいる…
そのことに気が付くだけで、肩の荷が下りる人も少なくありません。
まずは同じ立場同士、葛藤や目指す理想の状態について共感し合い、
抱えている現状課題を一旦、客観的に見ることからスタートしましょう。
そのうえで、対応の選択肢を考えて行くこと。
課題としてアンテナが立った時に初めて知恵を吸収する力が湧き上がってくるのです。
主任保育士研修とは
こうして普段頑張っている主任さんが肩の荷を下し、
同じ立場同士で共感しあいながら
・職員と心が通いやすくなるコミュニケーションワーク
・行き違いを防ぐ伝え方の工夫についてのワーク
・思いを引き出し、共に歩むためのコーチングワーク
・リーダーシップを発揮していくためのディスカッション
・育成の考え方と、目標設定
・キャリアアップ マネンジメント研修の中で主任にとって大切な部分を盛り込んだ研修
~などについて、明日からの現場で生かせる実践ワークを用意しています。
<主任研修 感想の一部をご紹介します>
“体が軽くなりました。
回りの人のやりかたを見よう見真似しながら
遠回りをして今までやって来たように思います。
自分の気持ちを抑えて作っていたのだと先生のお話を聞いて実感しました。
結果良い方向ではない事に気付かされました。
もっと自分を褒めてあげたいと思います。”
“主任としての役割りがよくわかり、大変大きな学びでした。
毎年年度の始まりに聞きたいと思います。”
“とてもさわやかな先生のトークで話に引きつけられました。
自分の身におきている具体的な事が事例を通して再認識出来、
大変勉強になりました。”
“”リーダーのための勉強会”に参加させて頂き、
お話は聞かせて頂きましたが、改めて感じつことが沢山ありました。
先生の研修内容を伝えたくても、上手く伝えられないこともあるので、
今日はしないの主任の先生たちと共有する事が出来て大変良かったです。”
日頃思っていたこと、感じていた事をずばりお話をしてくださり、
うなずくことが多く、また、よし!明日からやってみよう、
頑張ってみようという気持ちになりました。
“主任の役割、バスケでいうと”監督”であるということを知り明確になった気がします。
中堅、ベテランに助けてもらえる関係作りが、園全体の関係作りにもつながるので、
自分なりに働きかけていきたいです。
感情のモニタリング、難しそうですが、少しやってみたいと思います。”
主任というと、とても責任重大だという思いが有りますが、
先生のお話を伺って、自分もチームの一員で、
そのチームの皆でいろいろなことを成し達成していけばいいんだな、
もっと自分(素)をさらけ出して、皆に向かっていったらいいんだなと思いました。
それにはまず、それぞれの立場を理解し、なんでも言えるチーム作りを目指していきたいです。
信頼しあっていきたいなと思いました。
主任のためのマネジメント研修
保育コミュニケーション協会にて開催しております。
こちらより、ご参加下さい
動画研修もお役立て下さい。