「胃腸炎やインフルエンザがすごいので、
出来れば早めに病院に連れて行っていただいて
静養して戴きたいのですが・・・
お伝えしても、何気なく翌朝連れてきてしまうんです。
日中、だんだん調子が悪くなってきて・・・
やっぱり高熱が出て早退することに。
そうなると、本格的に体調が崩れた後なので
いろんなものをもらってしまうんですよね。
早めだったら、回復も早かったでしょうに・・・。」
~親御さんにも、きっと
やむにやまれる職場のご事情があるのでしょう。
とはいえ・・・保育園はいろいろな感染症が
蔓延する時期だったりもするため
このサインを早めのタイミングでキャッチできれば
体力の回復も早くなり、持ちこたえることが出来るのですが・・・。
繭の糸保育チームさんでの保護者支援・子育て支援
2日目を終了いたしました。
「ありますよね・・・。」
「分かります・・・。。」
前回 1日目の研修では、
そんなお悩みをお持ちの保育者がちらほらいらっしゃり。
分かってはいても、直視するにしんどい状況もあったり
これほどまでこじれるとは思っていないのかもしれません。
一方で、早めにいくことで回避できるリスクもある。
そこは、伝わっていないのかもしれませんね。
~私たちはつい、使命感から力んでしまい
自分たちの伝えたいことからお話をしてしまうことがありますが…。
おすすめしている黄金ルールがあります。
それはーーー
1.相手にとって意味があること
2.こちらの意図・背景
3.お伺い(聞いてみて、いかがですか?)
~の順番です。
出来事や提案は同じであっても、
「ああ、私のために言ってくれているんだな」と感じられると
お互いの心のやり取りが生まれてくるのではないでしょうか。
~というわけで、1日目には それぞれの現場で
「伝わらないなぁ…(モヤモヤ)」と感じている事例を
チャットで打ち込んで共有していただき。
それぞれの事例に対して、
黄金ルールをあてはめてて文章を作り、
グループでシェアする というワークを
「こじれると、職場も長くお休みしなくてはならなくなるので
ご家族も困ってしまいますよね。
早めの通院は親御さんのためになりますよ」
という思いを親御さんの味方になって、伝えてみませんか?
~というお話をしておりました。
数日経ってからの2日目。
「その後、現場で取り組んでみたこと・
チャレンジからの気付きはありますか?」
・・・という問いに、
「胃腸炎が流行っている中、
病院に行っていただきたいとお伝え する際に、
前回学んだことを踏まえて
相手のお役に立てるように伝えてみたところ…
保護者の反応が柔らかくなりました。
私自身も、言い辛さが減った気がします。
現場で使える実践的な内容で、嬉しかったです」
~とのお声が上がっておりました。
わぁ~、チャレンジが素晴らしい!!
一同、拍手のオンライン研修なのでした。