コロナ禍以前に、園内研修にてコミュニケーション研修~リーダー研修~園の歴史を振り返り、
結束力と愛着を高めてきた園さんとのやり取りの中で、
これまでの成長と新たに向き合っていくテーマを踏まえて
オンラインでコーチングの連続研修をさせていただくことになりました。

コーチングの連続研修という文脈ではこれまで他の法人さんでも

  • 各園の主任さん90名をつないでの連続研修
  • 各地の中堅さんをつないでの研修
  • 地域の有志をつないでの研修
  • 保育コミュニケーション協会での意欲の高い方たちの講座

~などを行っていましたが、同じ園内ですべての職員を対象にじっくり連続でコーチングを体験しながら深めていくのは初めてとなります。

保育のある日常の中で一度にすべての職員が受けることは難しいため、
前半チーム・後半チームに分かれてオンラインツールZOOMにて各部屋で3名ずつをつないで行うコーチング研修、第一回目となりました。

※通常は1人ずつの受講を推奨していますが、難しいことと、3人一組のワークを中心に行うため普段は
あまり話す機会がない職員さん同士でチームになって受講していただきました。

画面越しに3人一組で

【コーチ役】
【クライアント役】
【オブザーバー役】

 

を全員が体験する中で、お互いの気づき愛、響き合いでどんどん表情や表現力が豊かになる「一人一人が主役」の時間。

あらためて、贅沢なことですね!

コーチングはスキルや視点・自己成長によって周囲との関わり方によって
変化が起こるというギフトがたくさんありますが、何よりのギフトは“関係性の質”が変わることだと思っています。

今回だけでも皆さんの表情や雰囲気が意欲的に深まっていたので、
同じ園内で職員全体にコーチングの体験を連続で体得していくと、どんなことが起こってくるのだろうと、ワクワクしますね♪

大人もワクワクしているとき、成長をしています。

体験の振り返り、シェアの時間には心の動いた体験とともに
お一人お一人がお話してくださる視点や感性が素敵で、うっとりしてしまいました。

そして、そんな自分に驚きと感動を体験していた様子。

これからの会が重なっていく中で成長されていく組織が、楽しみです。

 

<参加された方の感想を一部ご紹介いたします>
(感想①)

難しいと思っていたけど、体験する事でだんだん理解することができました。
普段、どれほど自分目線の会話をしているか、と客観視することがでしました。
言葉の中にある想いを引き出すためには、自分自身が相手の気持ちや言葉を理解する必要もあり、経験や勉強も必要かな、と勉強する意欲もわきました。

(感想②)
第一回目は一人で見る参加となりましたが、マスク着用の中でも、職員の心が動く瞬間が分かりました。
「だいたい自分のことしか考えていない」「相手のことから考えていく」という言葉に自分を振り返りました。
どうしても自分に矢印が向きがちではないか、相手のことを意識して話してるようで、どれくらい自分は出来ているのだろうか???
自分ではなかなか分からないことが沢山あるけれど、学んだことを意識して出来るのではないかと勉強になりました。

(感想③)
話を聞く(コーチング)がこんなにも難しいとは思いませんでした。普段さりげなく、意識していること(話に共感する、相槌)だけでなく、どんどん引き出してみよう!この人は話のゴールがどこにあるんだろう?
と考えながら話を聞くのがとても難しかったです

(感想④)
クライアントになってみて、聞き手の自分を認めてくれる言葉や相槌、質問によって話をし易くもし難くもなることを体験し、コーチングの難しさを感じました。
コーチをやってみて、自分では全然ダメで出来てないと思っていても、オブザーバーから少しでも良かった点を伝えてもらえたことでなんとなく自信につながっていく気がしました。
認知、問い掛け、反映、観察・フィードバックを意識して対職員、対保護者、対子どもとの会話をしていけたらと思います。

(感想⑤)
【自分に矢印が向いている自分】に気が付いた時、衝撃を受けました。
【相手のことを考えて会話をする】ということを意識して話するよう心がけていたのですが、そもそもその時点で矢印が自分に向いていたのだと思うと、少し恥ずかしかったです。
すぐには変わらないかもしれませんが、心の筋トレをし、少しずつ変わっていきたいと思いました。

(感想⑥)
立場を変えて、良かったところやアドバイスをし合えたことが良かったです。
相手主体で話をしているつもりでも、出来ていないことが多く、その場で気づく経験ができたことも良かったです。
自分の話をすることは簡単に思えましたが、矢印が常に相手を向いている働き掛けが難しいと感じました。

(感想⑦)
元々、伝えたい事はあるのに、言葉が上手く出てこなくて、コミュニケーションを取ることが得意ではありませんでした。
面談なども、話していく流れや保護者の方が気になっていることなどを中心にシュミレーションをすることが多かった為、今回の、実践をしながらの研修に難しさがありました。
座学のようにこんな時にはこうやって問いかけていく、などはとても分かりやすく、これから仕事をしていく中で実践して学んでいきたいです。