先日、昨年一年間保育研修・園長リーダーシップ研修を担当させていただき、
今年に入って
・新人リアル研修(園長は場をホールドする役に入る)
・園長オンラインファシリテーション
・リーダー研修
~開催をしてきた法人さんにて、園長・リーダー向けのファシリテーション研修Vol.1を
ZOOMにて開催させていただきました。

昨年から、中身やリーダーの型について気づきを深めてきて
今年度は法人全体の大きな動きや保育者のコロナ疲れが起こり始めている時期ということもあり
「中身」よりも、職員さんたちをささえ気づきを引き出す「器」を整えていくアプローチの重要性に着目しました。

今回、以下のような流れにて
認定ファシリテーター講師育成講座 受講者にオンラインアシスタントに入ってもらいながら

●なぜ、いまファシリテーションなのか?
~ファシリテーションとリーダーシップの違い

●自園のゴールとは
~地図の全体像を広げる中で、現在地を知る

●職員一人一人の心がどこにあるのか、個人のニーズに寄り添いながら
園全体の向かう方向へ向けての働きかけを行う重要性

●自分らしくいられる園内の場への配慮

●相手に伝わるための工夫とは
~インストラクションワークからの気づき

~といった内容について、気づきを深めていきました。

次回は、「気づきを深める」ためのコーチングアプローチに焦点を当てていく予定です。

< 受講された方の感想を一部ご紹介します >

序章で松原先生がお話された、現場は常に新しい課題が発生する。
目に見えないところで課題は進行する。
お互いの気づきを出し合って、結果的にみんなでやったと思えること。
ここ数ヶ月に起きていたことに当てはまり、どんどんお話に引き込まれていきました。

人の真意はすぐに引き出せるものではなく、深くまでは語らないという先生の言葉に、そうだなと納得。
相手が本当に求めているものは何か、欲求は何か。
会話の中から、糸口を見つけて真意を探り出すことが大事であること。
ファシリテーターの奥深さを感じました。

安心な場作りについて深く考えさせられました。
松原先生の「場は色々ある」という話をきき、
昼食の場や更衣室など色々な場の雰囲気は本当に職員が入りやすい安全な場だったのかと考えました。
うまくいっていたように見えても個々のニーズに寄り添うことが足りず、
上面だけみていたのかも知れないと思いました。

ワークを通して言葉のトーンや説明や伝える癖と
伝える難しさに気づけたことが印象的でした。

・本当のゴールに向けて我々はどうしたらいいのか….。
日々、予想外、想定外のことが起こる。意見を詰めながら道のりの案内役になる。コンパスになる。

・一人一人の心を置き去りに園づくりはできない。

・立場のある人の思いは、その場に大きな影響をもたらしてしまう。フラットな気持ちでいようと意識をすることが大切。

・他人事ではなく、自分事になるような場づくりが大切。「私はここにいていいんだ」と思ってもらえるようなアプローチ。

・相手に受け入れてもらえない時、相手を責めるのではなく、自分自身が受け入れてもらえるように工夫をする。
~というのが、印象的でした。